1.猫のいる家に発生しがちな臭いとは
1-1.猫のトイレ関係
1-2.フード類
1-3.猫自身の発する臭い
2.猫に関する臭いを消臭するには?
2-1.掃除
2-2.換気
2-3.消臭剤
3.猫に関する臭いを消臭するときに気をつけること
3-1.洗剤などの拭き残し
3-2.ドアや窓からの脱走
3-3.芳香剤より消臭剤
猫のいる家に発生しがちな臭いとは
猫のいるご家庭では、どうしても気になるのは、猫が発生源の臭いですよね。
猫だけでなく、ペットのいるご家庭では、飼い主さんが常に気にかけないといけない部分でもあるだけに、臭いに敏感になってしまっている飼い主さんも多いことでしょう。
たとえ自身がそこまで気にならなかったとしても、他の家族や来客者に指摘されたら、すぐに消臭に対しての対策を心掛けるべきだとも言えますよね。
そもそも猫がいるご家庭では、どんなペット臭が発生していると考えられるのでしょうか?
◆猫のトイレ関係
一番はやはり、猫のトイレ関係が挙げられますよね!
猫のトイレは人間のトイレと違い、用を足したあとに水で流すようなことをしないので、たとえ排泄物の掃除をしたとしても、猫砂に染みついてしまった臭いまで取り除くことは出来ません。
そして猫砂は頻繁に全部変えることはほぼありませんので、猫砂によっては猫のオシッコがかかり、その臭いが染みついて部屋に拡散されていると考えられます。
猫のトイレ自体もこまめに洗うことは少なく、猫砂の全取り換えをするときに一緒に掃除するご家庭が多いことかと思います。
なので部屋の中が猫のトイレ関係で臭いが発生してしまうのは、ある意味仕方がないとも言えますよね。
それに猫はオシッコの回数が少ないので、凝縮されたオシッコを出します。
その臭い自身も強烈なので、しっかりとした消臭を心掛けないと家の中で臭いが気になってしまうことでしょう。
猫は排泄をしたあと、砂をかける習性があるので、その際に手足や体に排泄物の一部に触れてしまうこともあれば、トイレやトイレの外の床に付着してしまうことも。
そのような場合も気付かないままになってしまえば、臭いの原因となりますので、家の中で臭いが気になってしまうようになってしまうのかもしれません。
◆フード類
家の中に置いている猫用品として、猫のフード類も臭いを発生することがあります。
猫は嗜好性の高い動物なので、猫用のフードは香りが強い商品が多いです。
なので愛猫にご飯をあげただけである程度の臭いがしますし、食べ終わったあともすぐに片付けられれば問題ありませんが、すべての飼い主さんがすぐに片付けることが出来るとは限りませんよね。
どうしても食べ残しを放置する時間は、生まれてしまうことでしょう。
とくに夏は暑さがありますので、食べ残しは腐りやすくなってきます。
猫の唾液を含んだフードは菌が繁殖しやすくなりますし、そこから嫌な臭いが発生して部屋に拡散されていると思うと、とても不衛生ですよね。
なるべく部屋に臭いが残らないような工夫が必要となってきますが、食べ残しに対しての意識を高めることも重要であると言えますよね。
◆猫自身の発する臭い
猫はキレイ好きな動物として認識されていますが、肉食の獣であること間違いはありません。
全身を毛で覆われているのにも関わらず、毎日お風呂に入ることもないので、ある程度の体臭があっても不思議ではありませんよね。
それに飼い主さんが強制的に歯磨きをする訳ではないので、フードの種類によっては口臭が気になることもあります。
だからこそ猫は毎日グルーミングを行って、キレイを保っている訳ですが、高齢の猫や病気の猫などはそうはいきませんよね。
グルーミングが出来ない状態であれば、やはりある程度の臭いは感じますし、内臓系の病気を患っている場合は、口臭が気になることもあります。
家の中で一緒にいる分には臭いが気にならなかったとしても、外出先から帰宅した際に玄関を開けて臭いを感じるようなら、猫に関する臭いを疑った方がいいでしょう。
病気の早期発見にも繋がることがありますので、常に部屋の消臭に心掛けておくことも、必要になってくるのではないでしょうか。
猫に関する臭いを消臭するには?
猫に関する臭いを消臭するためには、どのような方法を使うか、ということが課題となってきますよね!
猫の臭いの消臭には、どんな対策が有効となってくるのでしょうか?
◆掃除
一番は何よりも、掃除が大切であると言えますよね。
ここで言う掃除は、気付いたときに掃除するというよりも、その都度汚れる前に掃除しておくという、意識の向上を図った掃除です。
愛猫がトイレで排泄したらすぐに掃除をする、食べ残しがあればすぐに処分を心掛けるなど、毎日の生活でのサイクルに、必ず掃除を組み込むことによって、ある程度の気になる臭いは消臭可能となってくることでしょう。
しかし忙しい現代社会で、なかなかそのような掃除の仕方が難しいのも事実です。
なのでトイレの掃除は何時と何時にすると決めておくとか、愛猫がご飯を食べ終わったあとはすぐに片付けるなどの心掛けこそが、大切となってきますよね。
他にも猫がいるご家庭では、生活空間の掃除も重要です。
猫は毎日グルーミングをして自身を清潔に保っていますので、家の中が汚れていれば菌やホコリなども一緒に体の中に取り込んでしまうこととなります。
そうなってしまうと様々な病気のリスクも出て来てしまいますので、こまめに掃除を行うようにするようにしましょう。
◆換気
猫の臭いの消臭には、換気も重要と言えますよね。
空気の循環が上手に出来ていないと、部屋にどんよりとした空気がこもってしまいますし、猫の体調にも悪影響を及ぼす可能性も出てきます。
春から秋にかけては頻繁に窓を開けて換気をすることが出来ますが、冬はなかなかそうもいきませんよね。
ですが天気の良い日などには、寒さを少し我慢して空気の入れ替えを心掛けて、定期的な空気の入れ替えをおすすめいたします。
猫は外の空気を吸うことも、景色を眺めるのも好きなので、多少寒くても窓を開けての換気は喜んでくれるはずですよ!
◆消臭剤
掃除や換気もある程度しか出来ない場合には、消臭剤を使用してみるのもおすすめです。
ですが消臭剤は猫にとって危険な商品もありますので、必ずペット用品の消臭剤か、猫の臭いに特化した猫用の消臭剤を選ぶようにしましょう。
消臭剤にもスプレータイプや置き型タイプ、拭き取りタイプなど色々な商品が販売されているので、用途に合わせて選んでみると良いかもしれませんよね。
出来れば天然の成分で作られている、猫に無害な商品を選び、安全に使用出来る商品を選ぶようにしましょう。
猫に関する臭いを消臭するときに気をつけること
猫に関する臭いを消臭する方法を実行する際に、気を付けなくてはいけないこともいくつかあります。
消臭だけを目的にするのではなく、愛猫を守ることにも重点をおいて、生活環境の消臭に励むようにしましょう。
◆洗剤などの拭き残し
お部屋の消臭のために、掃除をしていたとしても洗剤などの拭き残しがあっては大変です。
猫は毎日グルーミングをしますので、拭き残しの洗剤がいつの間にか体に付着し、舐め取って体内に取り入れてしまう可能性があるからです。
出来ればお部屋の拭き掃除をする際の洗剤も猫の体に無害な商品を選び、飼い主さん自身が安心して掃除が出来るような心掛けが必要となってきますよね。
◆ドアや窓からの脱走
消臭目的で空気の入れ替えを行っているときにも、ドアや窓を開けっぱなしにすることによって、猫が脱走してしまう可能性も否めません。
窓での換気はしっかりと網戸が付いている窓で換気をするようにし、玄関などの網戸がない場所では、猫が脱走しないようにケージを使用するなどの工夫が必要となってきます。
猫に関する臭いの消臭目的で空気の入れ替えをするのに、猫が脱走してしまっては意味がありませんので、愛猫が脱走しないように様子を見ながら、換気を行うようにしましょう。
◆芳香剤より消臭剤
消臭のために消臭剤を購入する際、芳香剤と書かれた商品も同じように目にすることがあるかと思います。
芳香剤という商品は消臭剤と異なり、香りで元の臭いを誤魔化すタイプの商品が多いです。
香りで誤魔化しているので、猫関連の臭いを消臭するには、効果が薄いと言えますよね。
それに猫は鼻が利きますので、強い香りのする芳香剤は使用しない方が良いと言えるでしょう。
消臭のために消臭剤などの購入を検討されているのなら、必ずペット用品の消臭剤化、猫用の消臭剤を購入するようにしてくださいね。
まとめ
猫と一緒に暮らしていると、どうしても気になってしまうのがペット特有の臭いですよね。
一緒に暮らしている側としては愛する家族なので、そこまで気にならないことも多いですが、猫が苦手な人や来客者などに迷惑をかけてしまう恐れがありますので、普段の身だしなみとして、意識しておくことも必要であると言えるでしょう。
猫に関係する臭いというのは、トイレや猫の食事、そして猫自身が発する臭いまで様々です。
それらの臭いは放っておくとどんどん悪臭を放つようになりますので、こまめな掃除や換気、消臭剤などを用いて消臭することが重要ですよね。
毎日の生活の限られた時間の中で、消臭を心掛けることは大変ではありますが、愛猫の健康のためにも飼い主さんがしっかりと生活環境を整えなければいけません。
部屋が臭くなければ気分も良くなり、気持ちもリフレッシュ出来ますので、よどんだ空気はしっかりと消臭するようにしていきましょう!
– おすすめ記事 –
・猫がいる部屋は臭い!?トイレ臭の消臭のためにすべき対策3つ! |
・簡単楽ちん!猫トイレの掃除方法、理想の頻度は? |
・猫のシステムトイレの使い方、掃除方法は?メリット・デメリットも紹介 |
・猫が冷蔵庫の上に乗るのはなぜ?乗りたがる心理とやめさせたほうが良い理由を解説 |