子猫のためのキャットタワー選び!ポイントや注意点とおすすめ3選

2020.03.04

子猫のためのキャットタワー選び!ポイントや注意点とおすすめ3選

猫を飼い始めると欲しくなるのが、キャットタワーです。本能的に高いところを好む猫にとっても、あると嬉しい猫用品の一つです。しかし、キャットタワーは高さがあるので、子猫に与えていいかどうか悩む飼い主さんも多いでしょう。今回は、子猫のためのキャットタワー選びのポイントや注意点、いつから使うのがいいかなどについてまとめ、併せて子猫にもおすすめのキャットタワーをご紹介します。

【目次】

キャットタワーはいつから使うのがベスト?

キャットタワーに乗った子猫

猫は、本能的に高いところを好みます。また、平面運動より上下運動を好むので、高さのある家具やカーテンレールに登ってしまうこともあります。しかし、猫は高い所に登るのは得意ですが、降りるのは意外と苦手です。

キャットタワーは、安全に高い所に登り下りできるので、ぜひ猫との暮らしに取り入れたい用品です。また、登ってほしくない場所に登らないようにしつけるためにも、キャットタワーを活用するとよいでしょう。

◆生後2~4ヶ月頃からがおすすめ

猫を飼い始める時には、子猫を迎える方が多いでしょう。猫のためには、生後2ヶ月ほどは親猫やきょうだいと一緒に過ごすことが望ましく、ペットショップや保護団体から迎える場合には、生後2ヶ月以降の子猫を迎えることになります。

生後2ヶ月ごろになると、子猫の行動範囲は広がります。柵などをよじ登ったり、ベッドやソファに上がろうとしたりするようになります。

上下運動をすることで、筋肉を発達させたり、バランス感覚を養ったりできるので、子猫用のキャットタワーを用意してあげてもよいでしょう。

ただし、安全を考えると、背の高いキャットタワーは、生後4ヶ月程度になってからにした方が無難です。生後2ヶ月に満たない子猫を拾ったりした場合には、キャットタワーはまだ必要ないでしょう。

◆コスパを考えると?

子猫の成長につれて、キャットタワーも体格や身体能力に見合ったものが必要になります。

キャットタワーは価格の安いものではないので、何度も買い替えるのはコスパがよくありません。経済的な面を考えると、成長が落ち着いて成猫の体格に近くなる生後7ヶ月程度になってから、キャットタワーを用意してあげても遅くはありません。


子猫のキャットタワーの選び方は?

キャットタワーで寝る子猫

1歳~7歳程度の成猫であれば、個体差や好みはありますが、おおむねどんなキャットタワーでも安全に利用することができます。

しかし、子猫は、まだ身体が出来上がっておらず、身体能力も発達途上です。そこで、子猫のためのキャットタワーを選ぶ時に気をつけたいポイントについて、まとめます。

◆安定性は最重要項目

子猫用に限らず、キャットタワーを選ぶ時には、安定性を重視しましょう。

成猫であれば、万一キャットタワーが倒れても、上手に身をかわすことができる可能性もありますが、子猫はまず無理でしょう。倒れれば下敷きになり、大ケガをするかもしれません。

子猫には、安定性の高い据え置き型のキャットタワーがおすすめです。

◆高さは100cm未満で段差は小さいもの

キャットタワーには、200cmほどの背の高いものから70cm程度の背の低いものまで、様々な商品があります。

子猫は、高いところから落下した時に、成猫のように上手く体を回転させて着地できない恐れがあります。万一落下してもケガにつながらないように、高さは100cm程度までのものを選びましょう。

また、子猫はジャンプする能力も未熟です。ステップ間の距離が広かったり、段差が大きかったりすると、飛び移れずに落下してしまうことがあります。

段差が小さい商品やスロープや階段がついている商品を選ぶとよいでしょう。

◆縁が高いもの

キャットタワーの多くは、てっぺんにベッドやカップがついていて、猫がくつろげるようになっています。

猫は、くつろいでいる時、ごろごろとよく寝返りを打ちます。子猫がごろごろと転がって遊んでも落下しないように、ベッドなどの縁に高さのあるものがよいでしょう。

◆滑りにくい素材でパーツの角が丸いもの

キャットタワーは、飛び乗ったり飛び移ったり、アクティブに使うものです。適度に爪が食い込むようなパイル地やフェルト地で覆われたキャットタワーなら、スムーズに登ることができ、落下も防止できます。

また、子猫はやんちゃな遊びをするものです。ステップやハウスなどのパーツの角が丸いものを選びましょう。ぶつかっても、ケガをしにくくなります。

◆爪とぎがついているとベター

家具や壁で爪とぎをされて悩む飼い主さんは多いです。子猫のうちに、「爪を研ぐのは専用の爪とぎで」と学習させておけば、成猫になってからの問題行動を防ぐことができます。

爪とぎがついているキャットタワーを用意すれば、自然に爪とぎやタワーの使い方を覚えてくれるでしょう。

◆ランキングやレビューも参考に

Amazonや楽天などのショッピングサイトのランキングやレビューも、参考にしてみましょう。実際に人気のある商品や使い勝手などを、知ることができます。

また、類似商品の比較もできるので、一度は見てみることをおすすめします。


子猫も使えるおすすめキャットタワー3選

◆Cat tree LED キャットステップ

Cat tree LED キャットステップ

高さ64cmのキャットステップは、初めてのキャットタワーにおすすめです。

爪とぎ部分に入っているLEDライトがランダムに点滅するので、追いかけるうちに爪とぎの使い方も覚えるでしょう。ステップの角は丸みを帯びているので、ぶつかっても安心です。

落ち着いた色合いで、インテリアにも馴染みやすいのもポイントです。

成猫になったら、少し背の高い家具の横に置いて、上り下りする時のステップ代わりにしてもいいでしょう。

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◆猫のおあそびポール お魚ファミリーロータイプ

猫のおあそびポール お魚ファミリーロータイプ

お魚の形をしたステップがかわいいキャットタワーです。高さ71.5cmのロータイプですが、耐荷重は10kgと成猫になってからも使えます。

上段は縁のついたカップになっているので、くつろいでいるうちに落ちてしまう危険もありません。

支柱2本は麻ひもを巻いた爪とぎになっているので、爪とぎを覚えるのにもおすすめです。

同シリーズにはミドルタイプ、ハイタイプがあるので、成長に合わせて買い足して、ワイドなキャットタワーとして使うこともできます。

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◆モダンルームスクラッチ ミディアム H90

モダンルームスクラッチ ミディアム H90

2段で高さ90cmと、子猫も使いやすいタワーです。90cmあるので、腰高窓などの傍に置くと、くつろぎながら外を眺められて、好奇心旺盛な子猫のお気に入りの場所になるでしょう。

ボックスは、中に入ってくつろぐことができ、上に登れば見晴らし台にもなります。紐タイプとカーペットタイプの2種類の爪とぎがあり、子猫の好みのタイプを知ることもできます。

落ち着いた色合いとデザインで、インテリア性が高いのもおすすめポイントです。

同シリーズに、ラージタイプ、突っ張りタイプもあるので、成長に合わせて組み合わせて使ってもいいでしょう。

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子猫をキャットタワーで遊ばせる時の注意点は?

注意する指

◆目を離さない

キャットタワーに限らず、子猫を遊ばせるときには、目を離さないようにしましょう。

子猫は、思わぬものをおもちゃにしてしまいますし、思いもよらない動きをすることも多いです。誤飲や事故を防ぐためには、目を離さないことが一番です。

特に、キャットタワーは高さがあり、転落事故の恐れがあるので、目を離さないようにします。

お留守番の時には、ケージに入れるなどして、キャットタワーで遊ばせないようにしましょう。

◆下にマットやクッションを敷く

発達途上の子猫は、落下した時、上手く着地できない恐れがあります。身体を強く叩きつけたり、頭を打ってしまったりすると、最悪の場合、命にかかわることもあります。

落下してしまった時にケガをさせないよう、キャットタワーの周囲は片付けて、物を置かないようにしましょう。

さらに、落下時の衝撃を和らげるために、キャットタワーの下にマットやクッションを置いておくとよいでしょう。


子猫のために手作りしても◎

キャットタワーは価格の安いものではないので、成長の速い子猫に合わせて買い替えるのが難しい場合もあるでしょう。

そんな時は、段ボール箱を活用して、キャットタワーを手作りするのもおすすめです。段ボール箱は、軽くて扱いやすい一方で、強度は十分にあるので、手作りキャットタワーにピッタリの素材です。

お子さんのいるおうちなら、親子で一緒に作ってみるのもおすすめです。

【作り方】
1.段ボール箱に穴をあける
組み立てた段ボール箱の好きなところに穴をあけます。穴が一つならくつろげるハウスに、2つ以上開ければ、くぐり抜けて遊べるトンネルになります。

2.爪とぎを作る
段ボールを折り曲げて、芯を作ります。麻縄や綿縄をきっちりと巻きつければ、できあがりです。

3.段ボール箱を組み合わせる
2つ以上穴をあけた段ボール箱を並べてガムテープで繋げれば、長いトンネルになります。段ボール箱の上と下に穴をあけて重ねれば、中を上ったり下りたりと遊びの幅も広がります。

階段状に重ねていけば、外側を上り下りすることもでき、さらにバリエーションが増えます。

4.デコレーションをしてみても◎
むき出しの段ボールが気になる方は、絵を描いたり、ラッピングペーパーやマスキングテープでデコレーションしたりしてもいいでしょう。

【注意点】
手作りのキャットタワーは、安全面に関しては市販のものよりも劣ります。高さが高すぎるものや、不安定な構造には注意しましょう。


まとめ

子猫も生後2ヶ月ほどになると、行動範囲も広がり、活発に遊ぶようになります。子猫は、身体も身体能力も未発達なので、高い所に登らせるのは危険ですが、一方で、健全な発育のためには安全に上下運動ができることも必要です。

安定性や安全性に十分配慮したうえで、子猫にも使えるキャットタワーを用意してあげるとよいでしょう。

おすすめは、高さ100cm未満の据え置き型のキャットタワーです。インテリア性の高いミニタイプのキャットタワーもたくさんあるので、子猫も飼い主さんも満足なものを探してみてください。



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SHINO

SHINO

保護犬1頭と保護猫3匹が「同居人」。一番の関心事は、犬猫のことという「わんにゃんバカ」。健康に長生きしてもらって、一緒に楽しく暮らしたいと思っています。


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