マンチカンの値段の相場は?短足は高い?

2020.03.12

マンチカンの値段の相場は?短足は高い?

フワフワのからだに短足が可愛らしいマンチカン。遊んでもらうことが大好きな性格なので、楽しい暮らしが待っていることは間違いありません。しかし、一緒にくらし始めたいと思っても値段相場や購入場所がわからないと不安ですよね。この記事ではマンチカンの値段相場や購入場所についてご紹介します。

マンチカンの値段

マンチカンの子猫

マンチカンの子猫 出典:ペットの専門店コジマ

マンチカンの値段は、足の長さ・血統・毛色・月齢などで左右されます。短足の方が人気なため、値段が少し高くなります。

◆足の長さでどれくらい値段が変わる?

子猫の短足マンチカンの相場は15~30万円程度です。それに比べて、足の長いマンチカンの相場は5~20万円程度です。やはり、短足マンチカンへの人気が高いことが値段に反映されているようです。

もちろんスラっとした足を持つマンチカンも可愛らしいことに違いはありません。性格や毛色を気に入って、足の長いマンチカンを選ぶ方も多くいらっしゃいます。

足の長さだけでなく、実際に触れ合ってみたフィーリングも大切にしてくださいね。

◆マンチカンの親猫がチャンピオンだと値段が高い?

子猫の親猫がチャンピオンだった場合、値段は高くなります。美しい容姿や素晴らしい気質を認められた親猫の遺伝子が受け継がれているためです。

明るい性格や特技など、特徴があるマンチカンほど人気が出る傾向にあります。

親猫がチャンピオンだったマンチカンの値段は30~50万円程度となります。

◆人気の毛色と値段

マンチカンで1番人気の毛色はクリーム系です。特にタビー(キジトラ柄)の人気が高いようです。

マンチカンの被毛は色も柄も様々で、クリームとホワイトが入ったタビー柄のマンチカンもいます。柔らかく可愛らしいマンチカンの雰囲気にピッタリです。

クリーム系以外でもレッド系やブラウン系の毛色は人気が高いです。レッド系は日本猫で良く見る茶トラのような見た目で、ブラウン系は暗めのこげ茶色でスタイリッシュな見た目をしています。

毛色によって印象が変わるので、顔立ちや性格と合わせて毛色もチェックしてみると良いでしょう。

マンチカンの子猫の値段は、毛色によっても異なります。人気がある毛色や希少性の高い毛色のマンチカンは、値段が相場より少し高めに設定されることが多いです。


健康なマンチカンの見分け方

マンチカン

マンチカンの値段が安く設定されている場合、足が長いことや血統が理由として挙げられます。いたって健康な子猫でも、比較的安い値段で販売されていることが多々あります。

ここでは、健康なマンチカンの見分け方をご紹介します。見た目や値段だけではなく、健康状態も見て選んであげてくださいね。

◆目、鼻、口、耳をチェック!

・目
涙目になっていたり、目ヤニが付いていないか確認しましょう。元気なマンチカンは目に力があってキラキラしています。実際に触れ合うことができる場合は、しっかりと目を合わせて確認しましょう。

・鼻
鼻水が出ていたり、鼻の皮がむけていないか確認しましょう。元気なマンチカンの鼻は、若干湿っているか少し乾いているかのどちらかです。

鼻水が出ている場合も、鼻水が透明なら正常です。鼻水の状態が泡状、粘着質、色が黄色・緑・黒っぽいのどれかに当てはまる場合は病気の可能性が高いです。

鼻の皮がむけているのも皮膚疾患の可能性があります。

・口
口臭がきつかったり、歯茎が赤くなっていないか確認しましょう。元気な猫も口臭がすこし魚くさいことは否めませんが、きつい口臭や歯茎の腫れが見られる場合は口内環境に問題があるかもしれません。

ただし、生後4~6か月の子猫は歯が抜け変わる時期で、口臭が強くなり歯茎が赤くなることがあります。月齢を確認しながらチェックしてみましょう。

・耳
耳に黒いアカが溜まっていないか確認しましょう。マンチカンは立ち耳なので、元気な場合は湿り気が少なく汚れも少ないです。

黒いアカが少し溜まっているくらいであれば正常の範囲内ですが、量が多かったり匂いを伴う場合は感染症にかかっている可能性があります。

◆体つきや毛並みをチェック!

マンチカンの子猫が痩せていないか、被毛がパサついていないか確認しましょう。元気なマンチカンの子猫は、抱き上げるとずっしりとした重みを感じられます。

また、弾力のある体つきをしています。毛並みには艶があり、毛色の発色も鮮やかです。

◆お尻をチェック!

お尻周りが汚れていないか、肛門がただれていないか確認しましょう。元気なマンチカンの子猫は、キュっとしまったピンク色の肛門をしています。

お尻周りが汚れていたり、肛門が赤くただれている場合は、慢性的に下痢をしている可能性が高いです。また、おなかに寄生虫がいる可能性もあります。

◆行動をチェック!

走ったりジャンプしたりできるか確認しましょう。元気なマンチカンの子猫は、元気いっぱい遊んだりじゃれたりします。

逆に、足をひきずっている場合は病気の可能性があります。


マンチカンの購入場所

マンチカン

マンチカンの値段設定や健康状態は、購入場所によって異なります。

ここではペットショップ、ブリーダーとキャッテリー、里親の3に分けてメリットとデメリットをご紹介します。

◆グッズを揃えられるペットショップ

・メリット1:いつでも会いに行ける!
ペットショップのメリットは、直接見たり触ったりと触れ合う機会が得られやすいことです。平日、休日に関わらず空いているペットショップが多いので、飼い主側の都合で日程調整することができます。

また、マンチカンが複数いるペットショップであれば、1度に複数の子猫と触れ合うことができます。性格や見た目を比べることができるため、猫を飼ったことのない人でも選びやすいです。

・メリット2:比べて選べる!
ペットショップは猫だけでなくペットグッズも豊富に取り扱っています。トイレやキャットフードなど生活に必要なものを、その場でまとめて購入できます。

また、ペットショップで使っていたキャットフードやおもちゃと同じ商品を購入できることが多いため、新しい環境で不安になりがちな子猫にとっても良いでしょう。

・デメリット:値段が高め
仲介を挟むため、値段が高い傾向にあります。ただし、店舗によってプロモーションをおこなっていることもあります。あらかじめネットで調べておくと手間になりませんよ。

◆育った環境を見るなら、ブリーダー・キャッテリー

・メリット1:育った環境を見れる!
実際に子猫が育った環境を見学できることが最大のメリットです。子猫は生後2か月までの環境によって、その後の性格が決まるためです。

ブリーダー・キャッテリーが愛情をこめて育てていれば、親猫やきょうだい猫と一緒にのびのびと育ちます。こうして、人間とも猫ともコミュニケーションが取れる社交性のある猫へと育ちます。

また、ブリーダー・キャッテリーから子猫の特徴を聞いたり、自分に合った性格の子猫を紹介してもらえることも魅力の1つです。譲り受けた後も、相談に乗ってくれる親切なブリーダー・キャッテリーもいます。

・メリット2:値段が安め!
仲介手数料が入らない分、安く購入できます。ただし、マンチカンは人気が高いためブリーダーもペットショップの値段に合わせて販売しているケースも多く見られます。

値段設定は人によって大きく差が出るため、いくつか回って決めると良いでしょう。

・デメリット1:悪質業者もいる
中には多くの猫を狭いケージで育てる悪徳業者も存在します。見学をさせてくれない、親猫を見せてくれない場合は不衛生な環境である可能性が高いです。

見学を断られた場合は理由をちゃんと聞き、後日改めて伺えるよう日程調整をしてもらいましょう。それでも断る業者は避けた方が無難です。

また、生後すぐの子猫を販売してくる業者も危険です。生後すぐは親猫と過ごせるよう、56日(8週間)までは販売できないと動物愛護法によって定められています。

どれだけ子猫が可愛くても、必ず生後56日を過ぎていることを確認してから購入してください。

・デメリット2:近くにブリーダー・キャッテリーがいない
田舎だと近くにマンチカンのブリーダーがいないこともデメリットでしょう。ブリーダー・キャッテリーから購入する場合は、見学必須である場合が多いためです。

また、地域のブリーダー・キャッテリーが少ないことで、人気のマンチカンはすぐにお迎えされてしまうこともあります。

◆里親なら

・メリット1:殺処分を減らせる!
本来であれば殺処分される予定だった命を救うことができます。

環境省の2019年のデータによると、引き取り数56,404匹のうち殺処分にいたった猫は30,757匹にも上ります。また、そのうち子猫は20,234匹とかなりの割合を占めます。

保護された猫の里親になることで、1匹の尊い命を救うができるのです。

・メリット2:無償で譲り受けられる!
里親になると、マンチカンを無償で譲り受けることができます。一般的に、かかる費用は去勢手術、避妊手術、ワクチン接種代のみで済みます。

・デメリット:可能性が低い
ペットショップやブリーダー・キャッテリーと違って、いつでもマンチカンと会えるとは限りません。

また、里親に応募しても厳しい条件をクリアする必要があるため、必ずしも譲り受けられるわけでもありません。

【一般的な里親の譲渡基準】
・経済的に自立している。
・飼育していく責任感や愛情がある。
・ペット可の住宅に住んでいる、証明できる。
・家族全員が猫を飼うことに同意している。
・先輩猫がいる場合、避妊・去勢手術が済んでいる。
・完全に室内飼いができる。

※団体によって基準は異なります。


マンチカンを迎える前に、生活をイメージする

アニコム損保が公表している「家庭どうぶつ白書2017」によると、マンチカンの平均寿命は11.2歳というデータがあるようです。その間、忙しくても体調が悪くてもマンチカンのお世話をすることになります。

ずっとペット可の家に住めるか?家を長く開けることはなさそうか?自分でどうしてもマンチカンのお世話をできないとき、マンチカンを預けられる人はいるか?など、一緒に暮らすイメージを具体的にしてみましょう。

全部に「はい」と答えられない場合は、マンチカンと家族の居住空間を別にできる家に引っ越したり、近くのペットホテルを探しておいたりと対策を立てておきましょう。

迎えるための不安がなくなったら、後はパートナーとなるマンチカンを探すのみです。見た目も性格も可愛らしいマンチカンとの生活はとても楽しく、癒されること間違いありません。

ぜひ、お気に入りのマンチカンを見つけてくださいね。


まとめ

マンチカンの値段の相場は15~30万円です。値段は足の長さ・血統・月齢・毛色で左右され、短足・親がチャンピオン・月齢が低い・人気の毛色のマンチカンの値段が高い傾向にあります。

マンチカンを選ぶ際には体つきや毛並み、行動をチェックして健康状態を確かめましょう。購入先はペットショップ、ブリーダー・キャッテリー、里親から選ぶことができます。それぞれメリットとデメリットがありますので、ご自身に合う方法を選んでください。

そして、マンチカンを飼う!と決めたら、まずは生活のイメージをしましょう。そしてマンチカンを迎えても問題ないよう生活環境を整えましょう。

ここまで出来ればきっと楽しいキャットライフが送れるはずです。



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中岡 早苗

中岡 早苗

可愛い猫ちゃん達に囲まれながら、猫の知識や暮らしを日々学んでいます。 学んだ情報はどんどんお伝えしていきます。楽しいネコライフをおくりましょう。


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