最近人気とうわさのべンガル猫!飼い方のポイントをまとめました

2020.04.19

最近人気とうわさのべンガル猫!飼い方のポイントをまとめました

ベンガルは、カッコいい容姿と可愛らしい内面を持ち最近人気の猫ちゃんです。 楽しい毎日にするため、「筋肉質の体型」「人懐こく甘えん坊」など、ベンガルの特徴を踏まえた飼い方を知り、楽しい毎日を送りましょう!

スキンシップは大事!でも構いすぎには要注意…

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ベンガルは野生的な外見とギャップがあり、社交的で甘えん坊なところがあります。
「一緒に遊べる」「一緒に寝る」というように、猫と近い距離感で過ごしたい人にはぴったりな猫種と言えるでしょう。

飼い主さんのことが大好きなベンガルは、日頃から愛情をアピールしてくれるかと思います。
そんなかわいい様子を見ると、たくさん構ってあげたくなるでしょう。
ベンガル自身の方から「構って~」と近寄ってくることは珍しくないですし、すぐに距離を縮められる猫ちゃんです。

でも、過度なスキンシップはあまりよくありません。
甘えん坊気質がある一方で、ヤマネコ時代の名残もあってクールな一面も…。
ベンガルの気の乗らないときにスキンシップを図ろうとすると「止めて!」と怒ったり、「放っておいて!」と逃げたりすることもあるでしょう。
ベンガルがゆっくり寝たい気持ちのときに飼い主さんがベタベタ触ると、それがストレスになるかもしれません。

ベンガルが近寄ってきたら甘えたい気持ちなのだな…というように、思う存分構ってあげましょう。
逆に、そろりと離れていったら自分一人で過ごしたい気持ち。
距離を取りたそうなときに、無理に触ろうとするのはNGです。
過度なスキンシップは控え、ベンガルの負担にならないような距離感を掴みましょう。
ベンガルの気持ちを汲み取ることが大事です。


広い環境でたくさん運動させる

ベンガルはかなり活発なので、運動量をじゅうぶんに確保できる広いスペースが理想の飼育環境です。

◆ルーツがヤマネコなので運動能力がある

ベンガルのルーツは、1970年代の「ヤマネコとイエネコの交配」と言われています。
ハイブリッド種の研究に携わっていたブリーダーが「野生のような被毛を持つ猫が生まれないか」と考えていたことがきっかけとなり、交配が進められていきました。
このことから分かるように、ベンガルの祖先には野生の血が混じっています。
ヒョウ柄模様はもちろん野生の部分を引き継いでいますが、内面もワイルドで活発なところがあります。
走り回っている姿を見るとカッコいいですし、とても楽しそうです。
運動量は多いため、「高さのある家具へジャンプする」「高い位置から軽やかに着地する」「部屋のなかをダッシュで駆け巡る」「おもちゃに夢中で近寄っていく」など、激しく遊ぶ毎日になるでしょう。
狭いスペースでは、ベンガルが思うように動けずに、ストレスをためることもあります。

◆家具の配置に気をつけ運動しやすい環境に

小さなスペースで閉じ込められるような生活は、ベンガルにとっては気分の晴れない日々となるかもしれません…。
ベンガルは運動によりストレスを発散させている部分があるので、部屋が狭くて動きづらい環境はストレスになり、それが問題行動に繋がるケースも考えられます。

ベンガルの運動欲求を満たすには、運動しやすい環境で飼うことが大切です。
広い環境で…というのはもちろんですが、キャットタワーや上下運動できる家具を置き、限られた環境でもパワフルに動ける環境づくりをしてあげましょう。

ただ、注意したいのが家具の配置です。
キャットタワーの代わりになりそうと思えても、ベンガルの体重やアクティブな動きに耐えられないような不安定な家具は、遊んでいるうちにグラついて倒壊の心配があります。

そのほか、ベンガルがぶつかって物が落下することも考えられるので、「家具は倒れないか」「危ない物は落ちないか」「ベンガルがぶつかった時にケガをしないか」など、ベンガル目線で家具の配置も見直しましょう。

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トラブル回避のために危険な箇所を想定しておく

運動量が多いのはベンガルが好奇心旺盛な性格だからでもあります。
常に、自分なりに探求心を持って、さまざまなものに興味を持つので、それが運動量の多さに比例しているのかもしれませんね。

ただ、そんな好奇心旺盛な性格が日常的にいくつかのトラブルを発生させてしまうかもしれません。
ベンガルを危険に巻き込むことのないように、あらかじめ注意すべき点を知っておくといいでしょう。

◆誤飲は猫に健康被害をもたらす

何事にも興味を持ちやすいベンガルは、気になるものは口に入れようとするでしょう。
特に、子猫の頃は好奇心が強めかもしれません。
しかし、家のなかにあるものの多くは、猫には危険なものばかり。
それを飲み込んでしまった結果、猫の体に重大な異変をもたらすことがあります。

誤飲で注意したいのは、コインやボタン、輪ゴム、紐、針、人間の薬、種、アクセサリー、タバコ、クリップ、ボタン電池、洗剤、ティッシュペーパーなど、多くの家庭に一般的にあるものばかりです。
間違って飲むことで、気管を傷つけたり、腸を塞いだりするかもしれません。
毒性を持つような危険なものを飲めば、ただちに重大な症状を引き起こす可能性もあります。

誤飲したものが本当に小さく、害のない成分であれば、自然に便として排出されることもあるでしょう。
誤飲にすぐに気づき、飲み込む直前で取り出すことができれば重症化を防げるかもしれません。
ただ、尖ったものを飲み込んだときには「口内で引っ掛かる」「刺さる」など、無理に取ろうとして逆に症状が悪化することもあり注意が必要です。

実際に誤飲事故で多いのは、飼い主さんが目を離したとき。
誤飲した事実に気づかずに時間が過ぎ、後から呼吸困難や嘔吐、吐血、下痢などが猫ちゃんに現れ、誤飲を疑うケースが多いでしょう。
内視鏡や開腹手術など、飲み込んだものを取り出す処置はベンガルへの負担も大きいです。

ベンガルに辛い思いをさせないように、小さなものを見えない場所に隠すことや、飼い主さんが気を付けることが最大の予防策と言えるでしょう。

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また、家のなかのどの部屋にも自由に行き来できるようにすると、それだけ誤飲や誤食率も高まります。
「この部屋以外は行かないように」と、制限を設けるのも対策のひとつと言えるでしょう。

◆脱走にも注意しよう

ベンガルは活発で好奇心旺盛なため、その興味範囲は部屋だけにとどまらないこともあるでしょう。
窓を眺めているうちに「外に行ってみたい」と脱走を試みるかもしれません。

猫の寿命を短命に導くもののひとつに「外への出入りを自由にしている」という要因があります。
外に出ると、事故や感染症、ケガをする可能性が高まります。
脱走後に迷子になって、生死が分からないまま会えないのはとても辛いですよね。

完全室内飼いでも油断せずに、脱走させないように徹底しましょう。
好奇心旺盛なベンガルは、飼い主さんが帰宅したときにドア越しに見えた景色に興味を持ち、思わずダッシュして外に出かけることも考えられます。

飼い主さんから愛されている猫の場合、脱走する時の気持ちは「ここから逃げたい」というよりも、「外に楽しそうなことがありそう」というワクワク感から始まるものです。
外に出られないように配慮すれば防げることなので、外の世界に通じるところを重点的に見直しましょう。

特に、注意が必要なのは、窓や玄関、ベランダです。
玄関と部屋の通路にフェンスを設けるという方法もあります。
窓に網戸を設けている場合、「網戸自体が脱走対策では?」と思うかもしれませんが、網戸を破ったり外したりと脱走をしている事例も実は多いです。

また、マンションやアパートなど階数の高い住まいの場合、ベランダにネットを張って脱走を防止するという飼い主さんもいます。
脱走に対してどのような対策をするかは飼い主さん個々の考え方で変わるかもしれませんが、「玄関やベランダには行かせない」というように、ある程度行動を制限することも大事でしょう。

◆ケガがしにくい床へ

ベンガルは、部屋のなかを走る“横の移動”、高所へ上がったり下りたりの“縦の移動”と、自由自在な動きを見せてくれます。
そのため、ケガをしやすい猫種かもしれません。

運動神経がいいのでジャンプは得意ですが、滑りやすい床で着地時に足腰を痛めることがあります。
ベンガルが走り回っても滑らず安全な床に変えてあげられると、ケガのリスクが減って安心です。
一般的なフローリングは滑りやすいので、ペット用に滑り止め加工がしている素材の床にしてあげましょう。

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遊びは毎日付き合ってあげる

一般的に「猫」と言えば、お世話が少なくて済むイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。
犬のように「飼い主さんがいなければ寂しすぎる」ということがなく、自由気ままに過ごすのが猫ちゃん。
しかし、ベンガルの場合、人懐こくて甘えん坊で飼い主さんとの触れ合いが大好き、放っておかれることは好きではありません。

そのため、「お世話があまりできない」というような超多忙な人や、猫と遊んであげる余裕がない家庭には向いていません。
ベンガルと遊ぶことは、運動量の確保や肥満の予防、ストレスの軽減などに繋がります。
飼い主さんが「ベンガルと遊びたい」と活動的な気持ちを持つほど、ベンガルも嬉しそうに寄り添ってくるでしょう。
猫用のおもちゃを見せると、楽しそうに一緒に遊んでくれるかと思います。

ただし注意したいのは、遊んでいる最中のケガです。
ベンガルが遊びに夢中になって誤飲することのないよう、小さな部品がついているオモチャなどは避けた方がいいでしょう。

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環境を頻繁に変えるのは控えたい

容姿がワイルドなので、ベンガルは何事にも動じないたくましさが感じられるかもしれません。
しかし、「運動好きでやんちゃ」というだけで、心はとてもナイーブ。
根底にあるのは穏やかな気持ちです。

そのため、環境が急に変わることには敏感で、ストレスを抱えやすいようです。
飼い主さんや家に愛着を持ち心地良い生活をしていたところで、「引っ越して新しい家になった」「知らない家族が増えた」「リフォームで間取りが変わった」など急激に環境が変わる飼い方をすると、元気がなくなったり、食事をとらなくなったりということもあります。
できることなら、同じ環境でリラックスして飼ってあげたいものですよね。

仕事の都合での引っ越しや、新しい家族が増えることは仕方のないことかもしれませんが、不要な変化はできるだけ避けるようにしましょう。

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ライフステージに合わせて食事をさせる

猫はそもそも肉食なので、基本的には肉や魚の良質なたんぱくが含まれているかに着目したキャットフード選びをしましょう。
高たんぱくな食事は、ベンガルのしなやかな筋肉を作りだします。

ただ、ベンガルの運動量は年齢とともに、だんだん減少していきます。
シニア世代になると「動くよりも寝ていたい」というように、動きも落ち着いてくるでしょう。
しかし、若いときと同じ食事スタイルをとっていると、太りやすくなるので要注意です。


まとめ

ベンガルは、運動することで健やかな成長をしてくれる猫ちゃんです。
たっぷり運動できるように、部屋の整理や家具の配置変更などで広めの環境を準備してあげましょう。
好奇心旺盛なベンガルは、誤飲や脱走のリスクもあるので、未然に防止できるように気をつけることが大事です。

また、甘えん坊で人との交流が大好きなので、日常的にコミュニケーションをとりましょう。
明るく可愛らしいベンガルと一緒に、大切な時間を過ごしてあげてくださいね。



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