1.野生的なたくましい猫!ベンガルの身体的特徴について
1-1.その1:ちょっと大きめの体型
1-2.その2:筋肉質でたくましい
1-3.その3:ヒョウ柄でワイルドな容姿
2.見た目とのギャップ!?ベンガルはどんな性格なの?
2-1.その1:運動量が多い猫
2-2.その2:実は、ちょっと穏やか気質
2-3.その3:遊ぶのは楽しい!
2-4.その4:甘えん坊でちょっとナイーブ
3.ベンガルはどんな環境がお好み?
3-1.広くて動きやすい環境
3-2.家のなかで安全に過ごしてもらう環境
3-3.飼い主さんが構ってくれる環境
4.ベンガルの子猫を迎えるときに用意したいグッズ
4-1.ベンガルの子猫を迎えるときに用意したいグッズ
4-2.運動量を満たす「キャットタワー」
4-3.ベンガルの好奇心を刺激する「おもちゃ」
4-4.除菌スプレー・消臭スプレー
野生的なたくましい猫!ベンガルの身体的特徴について
ベンガルの第一印象として強く頭に残るのは、ヒョウ柄の被毛でしょう。
個性的で、近頃人気の猫ちゃんです。
ベンガルの代表的な体の特徴について説明していきます。
◆その1:ちょっと大きめの体型
ベンガルは、やや大きい体型をしています。
メスは一般的な猫と同じくらいで3~5キロ、6キロほどに育つ子もいます。
オスはメスよりも大きくなりやすく、5~8キロくらいが平均的です。
ベンガルのオスは、メスや一般的な猫よりも一回りくらい大きい体つきが特徴です。
◆その2:筋肉質でたくましい
ベンガルはスリムというよりもがっしりした体格です。
筋肉質で骨太、全体的に「たくましい」という表現がぴったりです。
しかし、太った印象はなく、運動神経が良さそうなスポーツマンタイプといったところでしょう。
◆その3:ヒョウ柄でワイルドな容姿
冒頭でも述べましたが、ベンガルの特徴として外せないのが「ヒョウ柄」の被毛です。
草原や山林にいても違和感がないのではないでしょうか。
ヒョウ柄の模様はとても綺麗で、ブラウンやシルバーなど色合いによっても雰囲気が変わります。
毛並みは上質で美しく、シルクみたいに触り心地のよい被毛は、撫でているだけで癒されますね。
見た目とのギャップ!?ベンガルはどんな性格なの?
見た目はとてもワイルドですが、性格はどうでしょうか?
「見た目とおり」という部分もあれば、「えっ!以外!」という部分も…。
それでは、いくつか見てみましょう。
◆その1:運動量が多い猫
ベンガルはヤマネコの血が入っているので、本能的にアクティブに動きます。
野生的な模様で軽やかに動いている姿がカッコいいですね。
◆その2:実は、ちょっと穏やか気質
ヒョウ柄で野生にいても違和感がない佇まいなので、クールで怖そうなイメージが持たれがちです。
でも、実際には穏やか気質で、見た目とはギャップがありますね。
◆その3:遊ぶのは楽しい!
特に、子猫の頃は遊ぶことが大好きです。
「あれは何?!」「いいもの、見つけた!!」というように、走って追いかけて…とバタバタ過ごすかもしれません。
◆その4:甘えん坊でちょっとナイーブ
大きなたくましい体と、野性っぽい容姿からはイメージしにくいですが、ベンガルは甘えん坊です。
社交的な性格で、飼い主さんの呼びかけにも応えてくれる愛らしさがあります。
また、遊び好きで探求心があるのでアグレッシブな性格と思いきや、ややナイーブな面も。
いろんな変化に順応するのに時間がかかり、ストレスを抱えやすいところがあります。
ベンガルはどんな環境がお好み?
ベンガルは「大きな体」「筋肉」「好奇心」「甘えん坊」「ナイーブ」という身体的特徴、性格を持っています。
それらの特徴から、ベンガルに適している環境、おすすめの環境を紹介していきます。
◆広くて動きやすい環境
ベンガルに限ったことではありませんが、一般的に子猫を家族に迎えるのは生後3か月前後でしょう。
その頃は、だいたい1.5キロ前後の体重で小さい体なので、飼育スペースはそんなに広くなくても育てられる感じがします。
それから、順調に成長し、1歳になる頃には3~5キロと一般的な猫と同じくらいの体重推移です。
ベンガルは、オスの方が一回り大きく育ちやすいので、1歳を過ぎても成長を続け、たくましいボディへと育つでしょう。
つまり、子猫の時に小さくても大きくなるので、広くて動きやすい環境が合っています。
◆家のなかで安全に過ごしてもらう環境
猫の寿命を左右する飼育条件として「室内飼いかどうか」というものがあります。
事故や感染症にかかるリスクから、室内飼いが長生きの秘訣と言われています。
野生の本能から、いろいろなものに興味を持つベンガルは、家から脱走する可能性も考えられます。
ベンガルは成猫になると大きく力強く、さらに頭もいいので扉や網戸の開閉ができるようになることも。
ベンガルを迎えるなら「完全室内で育てよう」「脱走防止の対策をしよう」という気持ちも大切です。
◆飼い主さんが構ってくれる環境
「仕事で留守がちだけど猫を飼いたい」というケースでは、ベンガルのお世話時間が少なくなり、環境としては不向きと言えるでしょう。
ひとりでも上手に遊んでくれるものの、人懐こいので飼い主さんが遊びに付き合ってくれる環境がおすすめです。
ベンガルは、自由奔放に動き回りますが、その土台にあるのが「リラックスできる環境だから」という安心感です。
飼い主さんとのコミュニケーションを密に取れて、ベンガルが安心できる環境がおすすめです。
ただし、あまり構い過ぎるとストレスを抱えやすいので、気をつけた方がよさそうですね。
ベンガルの子猫を迎えるときに用意したいグッズ
身体的特徴や性格を知って心の準備ができたところで、次にベンガルの飼育のためのグッズについて見ていきましょう。
「絶対あった方がいい」というものから、「あると便利」というものまで、まとめて紹介していきます。
◆これは準備しておきたい!最低限揃えたいグッズ
まずは、ベンガルを迎える当日までに揃えておきたいグッズです。
・トイレ
迎えたその日から排泄はするので、トイレグッズは必須と言えるでしょう。
トイレには、デザインや形状によっていくつかの種類があります。
平らな底に猫砂を入れるだけというシンプルな「平面タイプ」、猫砂とペットシーツと2段に分かれている「システムトイレ」があります。
平面タイプは価格的にリーズナブルですが、毎日掃除しなければニオイが気になるでしょう。
システムトイレは、下段で尿を吸収し掃除が楽ですが、猫砂とペットシーツの両方を常に準備してあげる必要があります。
また、トイレを全体的にカバーする「ドームタイプ(フルカバー)」、天井部分だけがオープンになっている「ハーフカバー」、壁も天井もない「オープンタイプ」など、カバーの形もさまざま。
ドームタイプやハーフタイプは周りが覆われていることで、「砂が飛び散りにくい」「ニオイが広がらずに済む」「狭い空間で猫が安心して排泄できる」という特徴がありますが、カバーがとり外せない構造だとお手入れがしにくいことも考えられます。
それぞれの特徴やメリット&デメリットをおさえて、家の環境にも合ったものを選んでみてくださいね。
・食器
ベンガルの飼育で必要な食器は、「キャットフード用」「水飲み用」の2種類です。
子猫のときは大きな食器だとかなり食べづらいので、子猫が食べやすい大きさを選びましょう。
プラスチックやステンレス、陶器などの素材があり、それぞれ洗いやすさや扱いやすさが異なります。
プラスチックは、価格がお手頃ですが、表面に傷がついて汚れが落ちにくいです。
ステンレスは、傷がつきにくく衛生的ですが、ひんやりした感触を苦手とする猫ちゃんもいるでしょう。
陶器は重量があって安定していますが、割れたときにケガの心配があります。
素材については、メリット&デメリットが異なるので、「猫が食べやすいか」「安全か」「衛生的か」と特徴を理解したうえで購入するといいでしょう。
アクティブに動くベンガルは、ちょっとぶつかってお皿をひっくり返すこともあります。
重みで安定した素材を選ぶと、安心です。
水飲み用の食器は、こぼして飲めなくなるリスクを考えると、2か所に設置しておくのもいいかもしれませんね。
「常に新鮮な水を飲ませたい」というときには、自動で給水できるタイプも選ばれています。
これなら留守中も安心ですね。
・ケージ
人懐こいベンガルも、初めての家は緊張しています。
まずは、安心できる空間を準備し、リラックスさせることが大事です。
2段、3段と高さのあるケージなら、トイレやベッドを置くだけでなく、猫の上下運動の欲求も満たせます。
ケージは、子猫との生活で事故防止やしつけの観点からも重宝するでしょう。
急な来客や留守番のときには猫の安全を確保しやすく、猫ちゃん専用のリラックスルームとして活用ができます。
・キャリーケース
子猫の頃から、予防接種や健康診断などで動物病院に行く機会が増えます。
猫の大きさに合わせたキャリーケースを準備しておきましょう。
キャリーケースには、頑丈で安定感のある「ハードタイプ」、布製で折り畳みもできる「ソフトタイプ」があります。
ハードタイプは、素材が硬いのでタオルを敷き詰めてベッド代わりにもできます。
ソフトタイプは、「体重が重くなると、底が下がってしまう」「布製で汚れたときに掃除しにくい」「猫の出し入れ時にチャックがはさまる」などの難点もあります。
基本的には、ハードタイプのキャリーケースがよく選ばれているようです。
・ベッド
育ち盛りの子猫は、たくさん動いて、たくさん寝ます。
安心してゆっくり眠ることは、猫の健やかな成長を助けます。
猫ベッドで、リラックスした睡眠環境を整えてあげましょう。
・お手入れグッズ
爪とぎ、爪切り、ブラッシング、シャンプー、耳掃除など、体のお手入れに必要なグッズもいくつかあります。
迎えた当日から環境に慣れるまではお手入れは難しいかもしれませんが、少しずつスキンシップを取りつつ、お手入れするようにしましょう。
◆運動量を満たす「キャットタワー」
ベンガルの遊び方は、走り回るだけでなく、「上から下に」「下から上に」というように、上下運動も日常的です。
ジャンプしながら動くのも大好きなので、キャットタワーがあると喜びます。
本棚や食器棚、テーブルなども上下運動のアイテムになるかもしれませんが、やはりケガの心配がありますよね。
ベンガルはたくましい体で力もあるので、ジャンプした弾みで落下した皿の上に、ベンガルが着地…なんて状況になったら大変です。
ベンガルが安心して遊べるキャットタワーは、ぜひ準備したいグッズです。
◆ベンガルの好奇心を刺激する「おもちゃ」
ベンガルとの暮らしでは、一緒に遊ぶ時間が重要です。
そこで用意したいのは、猫用おもちゃ。
ベンガルの好奇心を刺激して、楽しい時間が過ごせます。
猫のおもちゃには、視覚や聴覚で興味を持たせながら運動不足を解消できる「猫じゃらし」、ひとり遊びもできる「ぬぐるるみ」、壁に光をあてて追いかけて遊べるおもちゃなど、たくさんの種類があります。
どんなおもちゃに興味を示すかは猫ちゃん次第で実際に試してみないと、喜ぶかどうかが分からないのが正直なところです。
いろいろ試してみるのもいいですね。
ただ、買うときに注意したいのが、安全に遊べるかという点。
「長い紐が絡まった」「小さい部品を誤飲してしまった」「遊んでいるうちに壊れた金具でケガした」など、事故が起こりにくいものを選びたいところです。
また、子猫のうちは好奇心から夢中になりやすく、誤飲のリスクも高まります。
飼い主さんが不在のときにトラブルが起こらないように、「おもちゃで遊ぶのは飼い主さんと一緒のとき」と限定するのもいいでしょう。
◆除菌スプレー・消臭スプレー
子猫のうちは、トイレや食事もまだまだ不慣れかもしれません。
粗相をしたり、えさをこぼしたり、吐いたり…などといったシーンがよく見られます。
そこで活躍するのが除菌スプレーや消臭スプレーです。
ただし、人間用のものは猫の体に害があると大変なので、猫が舐めても安全な天然成分でできているペット用のものを選ぶようにしてくださいね。
まとめ
子猫のときは小さいベンガルも、成猫になると大きくたくましい体つきになるでしょう。
運動量が多い猫種なので、広い環境で「運動したい」という気持ちを満たしてあげることが大事です。
また、ワイルドで強そうな見た目と違って、甘えん坊でナイーブなところがあります。
飼い主さんと一緒に遊ぶのが大好きなので、なるべくたくさん遊んであげましょう。
子猫を迎えるときには、楽しみと不安が入り混じっているものですが、ベンガルの特徴を理解し、「ベンガルが喜ぶ環境」を準備してあげたいものですね。
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