1.ベンガルの相場は幅が広い?
2.ベンガルの値段は何で変わる?
2-1.値段が変わる理由①模様
2-2.値段が変わる理由②毛色
2-3.値段が変わる理由③血統
3.子猫にはどこで出会える?
3-1.ペットショップ
3-2.ブリーダー
4.子猫を選ぶポイントは?
4-1.健康面をチェック!
4-2.性格をチェック!
5.ベンガルの大きさ、体重
5-1.ベンガルの1番の特徴は毛柄!
5-2.身体能力が高い!
5-3.性格は温厚?ワイルド?
ベンガルの相場は幅が広い?
ベンガルはヤマネコとイエネコとの交配により誕生しました。エキゾチックなみためと飼いやすさから国内外で人気の高いベンガル。その相場には10~40万円と、かなり幅があります。
一般的な猫の相場が20万円前後と考えると、ベンガルの相場は高めです。人気の猫種ほど相場が高い傾向にありますので、ベンガルの高い人気の裏返しといえるでしょう。
ベンガルの値段は何で変わる?
相場は10~40万円ですが、けっこう差があるとは思いませんか?実はさまざまな要因が絡み合ってベンガルの値段は決められています。
◆値段が変わる理由①模様
ベンガルの模様は大きく分けて3つあり、中でもロゼット柄のベンガルは値段が高くなる傾向があります。
・スポット
小さな班がたくさんある柄です。ドット柄をイメージすると近いですよ。
・ロゼット
「ドーナツ型」「ハーフ型」「パウプリント型」「ジャガー型」の4種類があります。名前のとおりドーナツ型は輪柄、ハーフ型はドーナツを半分にした柄です。パウプリント型は猫の肉球のような形をしています。ジャガー型はドーナツの中に小さな点がある模様を指します。
・マーブル
黒い班がベースカラーと混ざった、大理石のような柄です。
ロゼットの中でも、海外では大きくヘビ柄のように散りばめられた柄が人気です。またハート型のロゼッタは貴重で、高額な値段がつくことがあります。
◆値段が変わる理由②毛色
ベンガルのベースカラーにはブラウン、スノー、シルバーの3色があります。中でも公認された時期がおそく希少価値の高い「シルバー」の値段が高くなる傾向にあります。
◆値段が変わる理由③血統
他の猫種にもいえることですが、血統のよい子猫は値段が高くなります。親がチャンピオンであれば子猫にも美しさが遺伝しやすいからです。模様やカラー、顔立ち、立ち振る舞いなどが総合的に評価されます。
家庭でペットとして飼うのであれば、あまりこだわらなくても良いかもしれませんね。
その他にも健康、月齢、予防接種を受けているかどうかや育った環境によっても値段は左右されます。
子猫にはどこで出会える?
ベンガルに出会うためにはペットショップかブリーダーを訪ねましょう。それぞれのメリット・デメリットと合わせてご紹介します。
◆ペットショップ
・メリット①通いやすい
ペットショップのメリットは、通いやすさにあります。ペットショップは商業施設の中に入っていることもあり、比較的身近な存在ではないでしょうか。予約不要で開店している間はいつでも尋ねることができます。
・メリット②サービスが充実
また、ワクチン接種やペット保険などベンガルを安全に迎えるためのオプションサービスも充実しています。ペットショップ店員に相談しながら決められるのも、初心者にとっては嬉しいポイントですね。
・メリット③グッズがその場で買える
ベンガルを飼うと決めたら生活に必要なグッズを揃える必要があります。ごはん、トイレ、首輪などの必需品からベンガルが運動不足にならないためのキャットタワーやおもちゃまで必要なものはたくさんあります。ペットショップなら必要なグッズが揃っているので2度手間にならずに済みますよ。
・デメリット
ショーケースに1匹ずつ入っている猫は社交性が乏しくなることがあります。本来なら親元できょうだいや人間と暮らしながら社交性を身に着けるためです。
ただし、最近のペットショップでは他の子猫と同じショーケースに入れる場合が多くなりました。一緒に遊んだり休んだりすることで社交性が身につきやすい環境をつくっています。ペットショップを使うときは、ベンガルがひとりぼっちの状況にないか確認すると良いでしょう。
◆ブリーダー
・メリット①:たくさんのベンガルの中から選ぶことができる
ベンガルの子猫に兄弟がいる場合が多いです。これはベンガルが1回に3~8匹子猫を生むからです。子猫によって顔だちや模様、性格が違います。複数匹いれば比べることもできますよね。
・メリット②:親猫をみることができる
親猫をみることで、将来ベンガルの子猫がどのように育つかわかりやすくなります。育った環境にストレスがないかも一緒に確認することができますよ。
・メリット③:相談にのってもらえる
国内にはベンガルを専門とするブリーダーさん、キャッテリーさんが数多くいらっしゃいます。子猫を迎えたあとも相談にのってくれることが多いので安心です。
・デメリット
見学にいくには予約する必要があります。思い立ったらすぐに行けるペットショップとは違って、ブリーダーさんと日程をすり合わせなければいけません。また住居から遠かったり、車がないと行けない場所にブリーダーさんがいたりする場合もあります。
綺麗な柄のベンガルを選びたい!手間をかけて選びたい!という方はブリーダーさんに連絡を取ってみると良いでしょう。
子猫を選ぶポイントは?
◆健康面をチェック!
ペットショップやブリーダーさんは子猫をよく観察し、適切な方法で育てています。それでも自分の目で子猫が健康かどうか確認することは大切です。次のリストを使いながらチェックしてみてくださいね。
【目】
□涙目になっていない。
□目ヤニがついていない。
【耳】
□耳に黒いアカがついていない。
【からだ】
□ずっしりとした重みを感じる。
□からだに弾力があり、痩せていない。
□毛にツヤがあって輝いている。
【お尻】
□下痢をしていない。
□肛門がただれていない。
【運動能力】
□違和感なく安定して走ることができる。
□足をひきずっていない。
◆性格をチェック!
ベンガルは好奇心旺盛で甘えたがりな性格をしていますが、1匹1匹少しずつ性格が異なります。ベンガルとどのような生活を送りたいか、どのような性格であれば嬉しいか考えておくと良いでしょう。
あとは理想をペットショップ店員さんやブリーダーさんに伝えれば、どのベンガルの子猫が合うか教えてくれるでしょう。
ベンガルの大きさ、体重
ここでベンガルについておさらいをしておきましょう。
ベンガルの体長は50~80cm、体重はオスで4~8kg、メスで3~5kgです。一般的な猫よりからだが大きいことが特徴です。運動が得意なことからもわかるように、筋肉質でがっしりとした体格をしています。
◆ベンガルの1番の特徴は毛柄!
ベンガルといえばヒョウのような美しい毛柄ですよね。さわり心地もシルクのように滑らかでいつまでも触っていたくなります。全身が産毛のようなふわふわサラサラの毛並みに、はじめてベンガルを触る方は驚くこと間違いないでしょう。
◆身体能力が高い!
ベンガルは猫の中でもトップクラスの身体能力をほこります。子猫でもジャンプして高いところに登ることができます。上下運動が好きなのでキャットタワーを置いてあげましょう。
家具の位置には気をつける必要があります。間違って高いところに登ったまま降りて来られないことがないような配置にしてあげましょう。また、ベンガルは猫としては珍しく水を苦手としません。間違って溺れてしまわないよう、お風呂やキッチンに水をためるときはフタをするか目を離さないようにします。
◆性格は温厚?ワイルド?
ベンガルはエキゾチックな見た目と違って、実は温和で甘えたがりな性格をしています。飼い主とのふれあいも大好きなので、おもちゃを使ってたくさん遊んであげましょう。
また、留守にしがちな場合は多頭飼いもオススメです。一緒にじゃれて遊んだり、しつけもお互い学びあったりメリットがたくさんありますよ。
ベンガルのお手入れ
◆ブラッシング
ベンガルは短毛種かつシングルコートなので、抜け毛は多くありません。1週間に1回ブラッシングする程度で良いでしょう。またぬるま湯で濡らしたタオルで拭いてあげても抜け毛と汚れを取ることができますよ。
ブラッシングには柔らかい素材のラバーブラシや、目の細かいコームを使います。スリッカーブラシは抜け毛の多い猫種に使うものですので、ベンガルには必要ないでしょう。
ブラッシングをするときは、まずベンガルをリラックスさせてあげてください。ベンガルを横に寝かせて好きなところをなでてあげましょう。それからブラッシングすると嫌がれることが少なくなります。また、子猫のうちからブラッシングに慣れさせておくとストレスを感じさせにくくなりますよ。
◆歯磨き
歯磨きはベンガルにとっても大切です。口内の汚れを歯についたまま放置すると歯石になってしまうからです。歯石ができるとさらに汚れがつきやすくなり、悪循環に入ってしまいます。ひどいと口の中で菌が繁殖し、歯周病になってしまいます。そのため、飼い主が毎日ベンガルの歯磨きをしてあげる必要があるのです。
もともと猫は口の中に物を入れられることを苦手とします。これはもちろんベンガルも同じです。子猫のころから口や歯に触れておき、歯磨きに慣れさせておきましょう。抵抗感が減ったら、ガーゼを巻き付けた指で歯を掃除します。これにも慣れたらやっと歯ブラシが使えるようになります。
歯磨きを嫌うベンガルには、歯磨き効果のあるおやつや歯磨きペーストを使ってみましょう。歯磨きペーストはチキン風味などベンガルが好む香りが付けてあるので、歯磨きをしやすくなりますよ。
◆耳のお手入れ
ベンガルは立ち耳なので、風通しがよくあまり汚れません。そのため、毎日耳をチェックする必要はないでしょう。スキンシップするときに耳をチェックして、汚れていれば拭いてあげる程度で大丈夫です。
過度に耳を掃除すると、皮膚疾患の原因になるケースもあります。耳の中は敏感ですので掃除は汚れていると感じたときだけにしましょう。
お掃除にはイヤーローションとコットンを使います。コットンにイヤーローションを含ませて、見える範囲を綺麗に拭きとりましょう。このとき、耳の奥に汚れが入ってしまうので、コットンを耳の奥には入れないでくださいね。
◆爪切り
室内で飼う猫には、爪切りも必要です。爪が伸びると肉球にささってしまい、歩くときに支障が出るからです。家具や人の肌に傷をつけない、長い爪によるケガを防ぐといった目的もあります。
爪を切るときは白い部分だけを切ってあげましょう。ピンクの部分には血管や神経が通っているので、切ると子猫が悲鳴をあげます。爪切り嫌いにならないためにも先の方から少しずつ切ってあげてくださいね。
コツはベンガルが寝ているときを狙うことです。じっとしていられなかったり暴れたりすると、間違ってピンクの部分を切ってしまう可能性があるからです。爪切りが不安な方はトリマーや獣医にお願いしても大丈夫ですよ。
まとめ
ベンガルの相場は10~40万円です。値段は毛の模様、毛色、血統などによって左右されます。子猫と出会うためにはペットショップかブリーダーを訪ねる必要があります。迎え先によって値段もまちまちですので、時間がある方は比べてみると良いでしょう。美しい毛並みに甘えたがりな性格が人気のベンガル。ぜひお気に入りの子猫を見つけてくださいね。
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