1.猫砂の捨て方は?
1-1.猫砂の種類
1-2.自治体で決められた捨て方に従おう
1-3.捨て方①トイレに流す
1-4.捨て方②燃えるゴミに出す
1-5.捨て方③燃えないゴミに出す
1-6.捨て方のポイントとマナー
2.猫砂を捨てる時に役立つグッズ
2.防臭袋
2.専用ゴミ箱
猫砂の捨て方は?
紙製、木製、鉱物系など、猫砂は原材料が様々なため、捨て方にも様々なルールがあります。
そのため、猫砂の捨て方の正解は、一言で「コレ!」と言うことができません。
ここでは、一般的な猫砂の捨て方についてご紹介します。
◆猫砂の種類
猫砂の原材料は、主に紙製、木製、おから製などの有機物系、ベントナイトなどの鉱物系、シリカゲル製などです。
また、猫砂は、固まるもの/固まらないもの、水に流せるもの/流せないもの、燃やすことができるもの/燃やすことができないものと分けることができます。
猫砂の捨て方は、基本的にパッケージに書かれている捨て方に従いましょう。
原則として、水に流せるものはトイレに流し、流せないものは燃やすごみに出します。
燃やすことができない猫砂は、一般ごみまたは燃えないごみに出します。
◆自治体で決められた捨て方に従おう
猫砂の捨て方は、お住まいの地域(自治体)によって異なります。
自治体によって、ゴミの分別方法が異なることをご存じでしょうか?
そのため、猫砂はもちろん、犬猫のうんちも自治体によって捨て方のルールが異なるのです。
トイレに流せる猫砂が普及しているものの、猫砂をトイレに流さないことを推奨している自治体もあります。
猫砂の捨て方は、お住まいの自治体(市区町村)のゴミの分別方法に従いましょう。
自治体のゴミの分別方法は、公式サイトで清掃関連の部局が一覧を掲載しています。
例えば、東京都中央区では「家庭から出る「ごみ」と「資源」の分け方・出し方」というページから50音別のゴミの分別方法のページに行くことができます。
東京都中央区では、紙製の「ペット用の砂」は「燃やすごみ」とされていますが、木製やおからの場合は掲載されていないため、区の中央清掃事務所に問い合わせる必要があるでしょう。
その他の原材料については「天然の砂はごみではないので専門業者に頼むように」とされています。
また、横浜市では、横浜市資源環境局のページに「ゴミ分別辞典一覧」が掲載されており、「ペットのトイレ用砂」は「燃えないごみ」となっていますが、紙製や木製のものは「燃えるごみ」です。
◆捨て方①トイレに流す
トイレに流すことができる猫砂は、主に、紙製や木製、おからなど原材料が有機物のものです。
まず、猫砂のパッケージに、「トイレに流せる」「水に流せる」と表記されていることを確認しましょう。
流せる猫砂をトイレに流す場合には、少量ずつ流すようにします。
一度に大量に流すとトイレのつまりの原因となることがあるので、1回に流す量はひと塊程度です。
オシッコの塊を片づけるたびに、トイレに流すようにするとよいでしょう。
猫砂をいくつか流さなければならない時には、塊を1つ流すたびに1回ずつトイレの水を流すようにします。
一度詰まったトイレは、またすぐに詰まる可能性があるので、気をつけてください。
吸水性ポリマーを使用している猫砂でトイレが詰まった場合には、塩をトイレに流すことで解消する可能性もあります。
これで解消しない場合には、すぐに専門業者に依頼することをおすすめします。
また、曝気式の浄化槽を使っているお宅では、トイレに流すのは止めておくのが無難です。
浄化槽に使われているバクテリアに影響が出る可能性があることと、浄化槽は何人分の汚物・汚水を処理できるかが決まっており、処理能力を超えると浄化槽の機能そのものに影響が出るためです。
◆捨て方②燃えるゴミに出す
主に、紙製や木製、おからなど主原料が有機物の猫砂は、燃えるゴミとなっている自治体が多いようです。
トイレに流すことができる猫砂でも、猫砂の総取り替えをしたときなど、一度に大量に捨てる場合には燃えるゴミに出しましょう。
◆捨て方③燃えないゴミに出す
ベントナイトなど鉱物系やシリカゲルの猫砂は、一般に燃えないゴミとして出すことになります。
ゼオライトの猫砂は、自治体によって燃えるゴミになる場合と燃えないゴミになる場合があるので、市区町村の清掃関連の部局で確認しましょう。
◆捨て方のポイントとマナー
燃えるゴミに出す場合も燃えないごみに出す場合も、近隣の方や収集に当たる方に配慮した捨て方をしましょう。
猫砂は細かいので、袋の外に散らばってしまわないように注意が必要です。
また、使った猫砂は汚物なので、袋を二重にするなどの配慮もしましょう。
ゴミ袋の外から猫砂であることが分からないよう、新聞紙に包んだり専用のゴミ袋に入れたりしてからゴミ袋に入れるとよいでしょう。
猫砂を捨てる時に役立つグッズ
猫砂は、消臭機能がついていても、どうしてもニオイが気になります。
収集日まで家に置いておくとなおさら気になりますが、だからと言ってベランダなどに出しておくのは近所迷惑にもなりかねません。
そこで、猫砂を捨てる際に役立つグッズをご紹介します。
◆防臭袋
防臭袋は、生ゴミや犬猫のうんちのニオイが外に漏れにくい機能性素材を使っているゴミ袋です。
BOS ネコ用 うんちが臭わない袋 箱型 S 200枚
BOSは、非常に優れた防臭力を持つ機能性素材です。
うんちを入れてしばらく放置した後に鼻を近づけても、ほとんどニオイを感じません。
菌を通さないので衛生的で、燃やしても有毒ガスが出ないため環境面からも安心です。
中が見えにくいので、近隣の方の目も気になりません。
コンパクトな箱型で取り出しやすく、200枚の大容量でお得です。
◆専用ゴミ箱
猫の排せつ物専用のゴミ箱を使えば、収集日までニオイが漏れることなく猫砂やうんちを保管できます。
リターロッカーⅡ
カナダ生まれの猫用トイレバケツです。
うんちや猫砂をバケツ内に2週間溜めても、5層構造のフィルムと密閉ハンドルでニオイや雑菌を外に漏らしません。
排せつ物をスコップですくって、直接リターロッカーに捨てるだけなので、手を汚すことなく処理できます。
専用カートリッジは約2ヶ月使用できて、非常にお得です。
専用ゴミ袋で捨てることができるので、余分なゴミ袋を使わず、エコにもなります。
ペットシーツも捨てられるので、システムトイレを使っている場合や、犬と一緒に飼っている場合にもおすすめです。
デオケア 消臭ペール 猫用
蓋を開けると投入口にレバーがついていて、レバーを回すことで袋の口をねじって閉じることができます。
排せつ物を捨てるたびにニオイが漏れて広がることがなく、快適です。
袋を取り外すときも、ねじったまま取り出せるので、ニオイが漏れたり手が汚れたりすることがありません。
消臭成分を練り込んだ特殊な袋を採用しているので、排せつ物を捨てる時の「戻り臭」も気になりません。
猫トイレの捨て方
猫トイレも、恒久的に使えるものではありません。
それでは、猫トイレ本体はどのように捨てればよいのでしょうか?
◆自治体に確認
こちらも猫砂と同じく、お住まいの自治体によって異なるので、確認が必要です。
猫トイレ本体は、ほとんどの場合プラスチック製ですが、ステンレス製など金属製のものもあります。
プラスチック製品は燃えるごみである場合がほとんどですが、大きさによっては粗大ごみとなります。
金属製の猫トイレは、燃えないごみです。
粗大ごみになる大きさの目安は、東京都中央区ではプラスチック製品は燃やすごみですが、おおむね1辺の長さが30cmを超えると粗大ごみになります。
また、横浜市では、ペット用トイレは燃やすごみとなっていますが、50cm以上の物については粗大ごみ粗大ごみとなります。
こちらも猫砂と同じく、お住まいの自治体(市区町村)の清掃関連の部局で確認しましょう。
また、マナーとして、よく洗ってからゴミに出すようにしましょう。
◆燃えるゴミの場合
燃えるごみの場合は、自治体によりますが、通常のゴミと同じくゴミ袋に入れる必要があることが多いです。
◆粗大ごみの場合
粗大ごみの場合には、申込制が多いため、自治体(市区町村)のサイトで申し込み先を調べましょう。
また、自治体によっては有料となっていて、「粗大ごみ処理券」などを貼付する必要がある場合があります。
まとめ
猫砂は、使われている原材料によって、水に流せるもの/流せないもの、燃やせるもの/燃やすことができないものに分かれます。
また、お住まいの自治体(市区町村)によって、燃やせるゴミに出せるもの、出せないものの分別ルールが異なります。
主に、紙製、木製、おから製などの有機物でできた猫砂は、燃やせるゴミとして出せる場合が多いです。
ベントナイトなど鉱物系やシリカゲル製の猫砂は、燃えないごみで出す自治体が多いですが、確認が必要です。
ゴミの分別ルールについては、市区町村の清掃関連の部局で確認できます。
公式サイトをご確認ください。
トイレに流せる猫砂でも、1度に流すのは1塊程度とし、1つ流すたびに水を流します。
また、燃やせるゴミでも燃やせないごみでも、袋を二重にしたり、専用の袋に入れたうえでゴミ袋に入れたりするなどの配慮をしましょう。
猫砂は、パッケージの表記と市区町村のルールに従い、マナーを守って捨てるようにしてください。
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