子猫のトイレの選び方!しつけはどうやって行う?

2024.08.23

子猫のトイレの選び方!しつけはどうやって行う?

子猫に相応しい大きさや高さのトイレはどんなものなのでしょうか。 この記事では、子猫のトイレについて、選び方からトイレトレーニングまでご紹介します。

【掲載:2021.04.19  更新:2024.08.23】

子猫のトイレはどのようなものを用意する?

トイレに入る子猫

まずはどのようなトイレを子猫のために選ぶかですが、トイレにもたくさんの種類がありますし、子猫には大きい商品ばかりなので、色々と迷ってしまいますよね。

体の小さい子猫のためにも、以下の点に注意してトイレを用意してあげましょう。

◆子猫が入りやすいもの

子猫は体が小さく手足も短いので、背が低く子猫でも入りやすい形状のものが理想的です。

ただしあまりにも浅すぎると猫砂を使用する場合、猫が排泄をした際に砂が外に出てしまうこともあるので、トイレの入り口だけが低くなっているトイレが良いかもしれません。

◆十分な広さのもの

最初は体が小さい子猫も、成長とともに徐々に大きくなっていきますので、成長過程毎にトイレのサイズを変えるというのは、なかなか難しいと感じている方も多いことでしょう。

成猫になってから使用することも見越した上で、購入の際に十分な広さの商品を選んでみるのもおすすめです。

最近の猫用トイレは、子猫から成猫まで使用できる構造のトイレも多いので、子猫が成長しても狭く感じないようなトイレを選ぶようにしましょう。

◆好みの砂

子猫に新しいトイレを準備しても、排泄してくれなかったり別の場所で排泄を繰り返したりする場合は、トイレをトイレとして認識していない可能性があります。

また、以前使用していた猫砂と違う形状をした猫砂を準備した場合も、砂に違和感を覚えて使ってくれないこともあるそうです。

もし迎え入れる前に別の砂を利用した経験のある猫ちゃんであれば、以前使用していた猫砂を教えてもらい、同じ猫砂を準備してみると良いかもしれません。


子猫のトイレはどこに置く?

子猫用トイレの準備が整ったのであれば、今度は設置する場所を考えなくてはいけません。

トイレトレーニングができていない子猫の場合、トイレを排泄する場所と認識できず、別の場所で粗相してしまうことが多々あります。

子猫に安心して排泄をしてもらうためには、家の中のどの場所が、理想の設置場所となるのでしょうか。

◆ケージの中

生後間もない子猫を飼育する場合はケージを準備し、ケージで過ごさせる時間が長いようであれば、ケージ内にトイレを設置してみるのもおすすめです。

生活する範囲内にトイレを設置することによって、子猫がトイレを認識しやすくなりますよね。

なるべく食事や寝床となるスペースから離して設置し、子猫が排泄する場所と認識しやすい工夫をしましょう。

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◆家の中

子猫がある程度の大きさに成長してきた場合には、ケージをあえて利用しない飼い主さんも多いことかと思います。

なるべく目の届く範囲や、ニオイが気にならない場所に設置しがちですが、猫は本能的に落ち着いた場所で排泄したがる動物です。

人通りの多い場所や洗濯機が近くにある洗面所などは、子猫にとってうるさい場所と認識され、排泄を我慢して膀胱炎といった泌尿器系の病気になるリスクや、別の場所で粗相をするリスクが必然的に高まりますよね。

トイレを設置する際には、猫にとって比較的静かな場所を選び、落ち着いて用を足せる環境を整えてあげてください。

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◆多頭飼いの場合は適切な数を用意

複数の猫ちゃんと暮らす多頭飼いのご家庭では、子猫の時期だけは先住猫と一緒のトイレを使わせても問題ないような気もしますが、猫はきれい好きな動物としても知られていますよね。

猫の適切なトイレの数は、1頭に対してトイレを2つ用意することが理想とされています。

子猫のうちは1つでも構いませんが、自分で排泄ができるようになった頃には、しっかりと2つのトイレを準備し、快適に排泄ができる環境を整えてあげましょう。


子猫のトイレトレーニングのポイント

子猫用トイレと黒い子猫

母猫と離れ離れになった子猫をお迎えしたのなら、飼い主さんが母猫代わりになってあげなくてはいけません。

生後間もない子猫であれば自分で排泄ができませんし、ある程度成長したとしても、母猫が居なければトイレの仕方を教えてはもらえませんので、なかなかトイレを排泄する場所として認識できない子は多いようです。

飼い主さんが子猫にトイレトレーニングをする場合は、どのようなポイントを押さえてトイレの使用方法を教えてあげれば良いのでしょうか。

◆ニオイの付いた砂を混ぜる

環境が変わって排泄しなくなった猫ちゃんで、以前は猫砂を使って排泄ができていたのであれば、以前使用していた猫砂を、現在のトイレに少量混ぜてみるのも効果的です。

砂の形状が変わったり、トイレの場所を気に入っていなかったりすると、猫は排泄を拒むことが多くあります。

子猫であってもしっかりと意思がありますので、自分の排泄物のニオイが染みついた砂を混ぜて安心させつつ、排泄場所として認識してもらうようにしましょう。

◆排泄したい仕草が見られたらトイレに連れていく

なかなかトイレを覚えられず、別の場所で排泄を繰り返すようであれば、飼い主さんはそのタイミングを見逃さないように、子猫をよく観察するようにしてください。

ソワソワして落ち着かない様子の場合や、前足で砂を掘る仕草をした場合は、排泄がしたいといったサインとなります。

とくに食事のあとや寝起き、飼い主さんと遊んで満足したあとなどは、排泄のタイミングになることが多いので要注意です。

◆失敗しても叱らない

どんなに飼い主さんがトイレトレーニングを頑張ったとしても、子猫によってはなかなか覚えてくれない子ももちろん居ます。

粗相の回数だけ掃除を繰り返すことは、飼い主さんにとって不毛な作業となってしまいますが、トイレで用が足せない原因がどこかに必ずあるはずですよね。

大切なのは失敗しても怒らない、ちゃんとできたら褒めてあげるということです。

子猫自身は失敗していること自体が分からないので、飼い主さんに怒られてしまえば、排泄すること自体がダメなことと認識し、排泄を我慢するようになってしまいます。

しつけは大切なことではありますが、子猫はこれからたくさんのことを覚えていかなくてはいけないので、失敗を責めるのではなく、できたことに対しておもいっきり褒めてあげるようなしつけを心掛けてくださいね。


子猫のトイレに関する注意点

子猫がトイレを覚えてくれるまでは、根気の要る作業となりますが、一度覚えてくれればその後スムーズに排泄をしてくれますので、とくに心配は要りません。

しかし猫はきれい好きな動物ということもあり、トイレ環境に対しては飼い主さん自身がいくつか注意しなければいけない点があります。

どのようなことに注意して、快適なトイレ環境を整えるべきなのでしょうか。

◆成長してきたら買い替える

子猫の成長はとても速いので、生後半年~1年で成猫に見劣りしない立派な体つきとなりますよね。

子猫だと思って小さいサイズのトイレを使用し続けてしまうと、子猫は狭いと感じてまた別の場所で排泄を繰り返すようになってしまうことも。

猫に理想とされるトイレのサイズは、体に対して1.5倍以上のサイズが推奨されていますので、子猫が成長してトイレが狭いと感じるようであれば、必ず買い替えるようにしましょう。

◆月に一度はトイレ本体を洗う

きれい好きな猫のためにも、排泄物だけを取り除く掃除を繰り返すのではなく、トイレ本体も月に一度程度は洗うようにしてください。

猫用のトイレはプラスチック製の商品が多く、猫の爪やスコップで細かい傷が付きやすいこともあり、その部分に汚れが溜まって細菌が増殖し、悪臭を放つようになります。

毎日掃除を怠らないようにしていたとしても、そのような箇所までの掃除はできませんので、定期的に本体の掃除をするように心掛けておきましょう。

猫はニオイに敏感な動物でもあるので、悪臭が強いと感じると別の場所で粗相することがあるので注意が必要です。

トイレ本体の掃除をした際には、猫砂も全部取り換えて、清潔なトイレ環境を保つようにしてくださいね。

◆排泄物に異常がないか確認する

猫のオシッコは健康のバロメーターとも言われているので、子猫の体調を管理する意味合いでも、排泄物のチェックは怠らないようにしたいものです。

子猫のころからオシッコをチェックする習慣をつけておくと、異常がある際に飼い主さん自身が気付きやすくなります。

最近では2層式であるシステムトイレがオシッコチェックに最適との呼び声が高く、掃除も簡単なのでおすすめですよ。

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まとめ

飼い主さんの手に甘える子猫

子猫が排泄をする姿はとてもかわいらしく、この姿を見られるのは飼い主さんの特権とも言えるでしょう。

しかし、子猫によってはトイレトレーニングが思うように進まず、気持ちに余裕がなくなってしまう飼い主さんも多いのではないでしょうか。

子猫のトイレトレーニングは根気が必要にはなりますが、自分でトイレを使用できる日が来たときには、本当に喜ばしい気持ちになれるものです。

子猫が快適にトイレを使用するためにも、排泄しやすい環境を整え、飼い主さんはそれをサポートすることに徹してください。

このような悩みも子猫と一緒に暮らす特権となりますので、是非楽しみながら猫ちゃんのトイレ成長期を見守ってあげてくださいね!



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たぬ吉

たぬ吉

小学3年生のときから、常に猫と共に暮らす生活をしてきました。現在はメスのキジトラと暮らしています。3度の飯と同じぐらい、猫が大好きです。

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