1.長毛の猫ちゃんのメリット・デメリットは?
1-1.長毛の猫ちゃんのメリット
1-2.長毛の猫ちゃんのデメリット
3.長毛種のヒマラヤンの暑さ対策とは?
3-1.対策1.丁寧なブラッシングで抜け毛を取り除こう
3-2.対策2.冷房でしっかり温度管理しよう
3-3.対策3.ひんやり素材のアイテムを準備してあげよう
3-4.対策4.カーテンで室内の温度上昇をおさえよう
3-5.対策5.サマーカットという方法もある
4.留守中は気をつけよう
4-1.扇風機は事故のリスクもある?!
4-2.夏には大事な水分補給
4-3.停電に備えてドアを開けておく
4-4.窓を開けての外出は注意する
長毛の猫ちゃんのメリット・デメリットは?
猫の見た目のイメージを左右するのは毛の特徴ではないでしょうか。
大きく分けると、猫には、長毛種と短毛種がいます。
そのほかにも毛質によってだいぶ外見が違ってきます。
ヒマラヤンのような長毛種の猫ちゃんのメリットやデメリットについて、ちょっと見ていきましょう。
◆長毛の猫ちゃんのメリット
毛が長い猫ちゃんのメリットと言えば、何と言ってもゴージャスな外見でしょう。
見ているだけでも気持ちが癒されますよね。
それに、触り心地も抜群。
「モフモフ」「ふわふわ」という言葉がぴったりで、長毛種と暮らすと、抱っこやナデナデの時間が楽しみのひとつになるでしょう。
エレガントで美しい部分、そしてぬいぐるみみたいな可愛い部分が同居していて魅力が感じられます。
「見て・触れて」癒され、一緒に暮らしていくほどに愛おしくなりそうですね。
毛のボリュームがあるので、ぽかぽかと暖かいのも魅力。
特に、寒い冬には長毛の猫ちゃんに寄り添っているだけで、温かさが伝わってくるでしょう。
◆長毛の猫ちゃんのデメリット
素敵な魅力ばかりなのですが、それが逆にデメリットにも繋がっています。
綺麗な被毛をキープするには、長い毛のお手入れが必要です。
日々のブラッシングや、ときにはシャンプー、カットをしてあげなくてはなりません。
毛が長いので、「ブラッシングの回数が少ない」「ブラッシングのやり方がよくない」などで、もつれによる毛玉の心配が出てくることもあります。
それに、抜けている毛が体についたままだと、それを飲み込んでしまうリスクも。
日々のブラッシングは、被毛の美しさを保つと同時に、「抜け毛を飲み込まないように」という健康対策とも深く関係しています。
基本的には毎日1回以上のブラッシングは必要でしょう。
また、長毛だと汚れがつきやすいのも難点のひとつ。
猫は自分の舌で体を舐めて綺麗に保とうと頑張るものの、舌が届かないところもあります。
そのため、人間がシャンプーしてあげなければいけません。
毛が長いことから、短毛の猫よりは、シャンプーにはちょっと手間取るかもしれませんね。
ヒマラヤンは長毛種…暑さには弱い
ヒマラヤンは、「ペルシャ」と「シャム猫」を交配させたことによって誕生した、人為的な猫ちゃん。
見た目の大きな特徴は、「ペルシャのようなふさふさの長い毛」、そして「シャム猫のようなポイントカラー」です。
ヒマラヤンの被毛構造は、ダブルコートです。
ダブルコートの猫は、冬は分厚い被毛に守られる一方で、夏は厚めの被毛で体温が上がりやすくなる特徴があります。
高温多湿の夏季には、毛の内部が蒸れて皮膚炎を起こすこともあるでしょう。
ヒマラヤンは暑さに弱いという体の特徴があるので、夏になったら暑さ対策をしていくようにしましょう。
長毛種のヒマラヤンの暑さ対策とは?
夏の暑さにはめっぽう弱い長毛のヒマラヤン。
冬には毛皮のような暖かな被毛も、気温が高くなるにしたがってツラい症状を引き起こすものになってしまいます。
完全室内で飼っていると「お部屋のなかだから大丈夫…」と思いがちですが、室内での熱中症もよくあるので注意が必要です。
暑さに負けないように、どんなことに気をつければいいでしょうか。
長毛種のヒマラヤンとの暮らしでできる、暑さ対策を紹介していきます。

◆対策1.丁寧なブラッシングで抜け毛を取り除こう
ヒマラヤンのような毛の長い猫は、ブラッシングの回数が少なければ、ふわふわ毛の魅力が半減します。
「綺麗な被毛をキープしてあげたい」という思いからブラッシングする飼い主さんも多いかと思いますが、ヒマラヤンのブラッシングは、暑さ対策にもなります。
ヒマラヤンのようにダブルコートの被毛構造の猫は、換毛期になると下毛のボリュームがダウンするために抜け毛が増えます。
ただ、ヒマラヤンのような長い毛の猫の場合、1本が長いので床に抜け毛が落ちにくい傾向にあります。
ブラッシングには、被毛の流れを整えたり、ツヤを出したりするほか、「抜け毛を取り除く」という効果があります。
抜け毛が毛のなかで溜まってしまうと、ブラッシング不足により抜け毛の塊が毛玉に…。
さらに被毛が分厚くなって、厳しい暑さを乗り越えるのがつらくなります。
換毛期には特に丁寧なブラッシングで、抜け毛を取り除いてあげましょう。
◆対策2.冷房でしっかり温度管理しよう
夏になると、外の気温だけでなく、室温もかなり暑くなります。
最近の日本は、猛暑と言われるような気温も珍しくなくなってきました。
「窓を開けていれば大丈夫」「扇風機の風でも涼しい」と冷房を稼働させないのは、長毛のヒマラヤンにとっては熱中症のリスクが高まります。
人間と猫は、体の大きさから被毛の状態まで違います。
人間にとって「そんなに暑くない」と思っている気温さえも、猫にとっては「かなり暑苦しい」ということも…。
しかも、汗をかく汗腺は、肉球や鼻など部分的にしかありません。
人間は、毛穴から汗を出せば気化熱が奪われて涼しい感じがするものですが、があります。
ただ、猫は汗が出ない代わりに、自分の体を舐めて湿らせることができます。
舐めて湿った部分に風が当たると、涼しく感じます。
冷房で室温を下げたり、扇風機で部屋の空気をこもらせないようにするのもいいでしょう。
部屋に温度計を取り付け、「暑すぎないか」「寒過ぎないか」など室温は常にチェックしておきましょう。
◆対策3.ひんやり素材のアイテムを準備してあげよう
猫は自分で涼しい場所を求めて動き回ります。
廊下のフローリング、玄関のタイル、お風呂場の床、洗濯機のなか…など、家のなかでは涼しげなスポットがたくさん。
フローリングやタイルはひんやり感があるので、暑いときには猫が喜びます。
寝そべると、ひんやりが伝わってきて、気持ちがいいのかもしれませんね。
冷んやりスポットを猫が自由に探し出せる環境は、暑い時期にはいいかもしれませんね。
それに、部屋の空気もこもりにくくなり、特にお留守番のときには熱中症対策にもなるでしょう。
しかし、自由に行き来させ過ぎると、家のなかでの事故のリスクが高まるおそれもあります。
特に注意したいのが、洗濯機のなかやお風呂場です。
猫が入っていることに気づかずに洗濯機を稼働すると大変ですよね。
お風呂場も水が張ったままの浴槽で溺れると危険です。
そこで、ヒマラヤンが自分のタイミングで、安全に“涼”を求められるように、クールアイテムを買って部屋に置いておくのがおすすめです。
アルミ素材や大理石調のひんやりしたプレートを部屋のなかに置いてあげれば、あちこち動き回らずとも涼しい気分になれるでしょう。
◆対策4.カーテンで室内の温度上昇をおさえよう
冬には暖かな日差しも、夏には室温をあげてしまいます。
部屋の向き、窓の大きさ、部屋の広さによっても、太陽光がどれだけ室温をあげるかは異なります。
例えば、「南向き・大きな窓・狭い空間」だと、太陽が当たる時間が短くても、あっという間に室温が上昇するでしょう。
それに、部屋が広かったとしても、太陽の光がずっと差し込んでいれば、室温は上がって「暑い」と感じてしまうものです。
冷房の効きにも影響してしまいますよね。
そこで効果があるのが、カーテンです。
太陽が差し込む時間帯は、カーテンを閉めておきましょう。
ただ、気をつけたいのが「遮光性」のあるカーテンかどうかです。
遮光性がないカーテンの場合、閉めても光が当たるので温度は伝わりやすいです。
遮光性の高いカーテンを取り付ければ、部屋の温度をあげにくいでしょう。
◆対策5.サマーカットという方法もある
冬には防寒着のように暖かい「フワフワ」の被毛も、夏になると皮膚が蒸れる原因になってしまいます。
気温が高くなる時期に合わせて、長い毛を短くするのも暑さ対策のひとつです。
サマーカットで長い毛をすっきりさせれば、通気性が高まって涼しさが感じられるでしょう。
せめて夏だけでも、短い毛にするというのも暑さ対策としては効果があるかもしれませんね。
ただ、サマーカットによって毛質が変わってしまうリスクもあります。
「かなり短くしたら長い毛が生えづらくなった」というケースもあるので注意が必要です。
また、バリカンやハサミでカットするのは、猫にとっては得意なこととは言えないでしょう。
ふだん見慣れないハサミやバリカンを見ると、途中で嫌がるかもしれません。
ヒマラヤンにとっては結構なストレスですし、お互いにケガをしては大変です。
飼い主さんの独断でやるよりも、「本当にサマーカットをした方がいいのか?」「カットするならどのくらいするのか?」など、ペットサロンや獣医師からのプロの意見を聞くことも大切です。
留守中は気をつけよう
飼い主さんが家にいるときは、ヒマラヤンの暑さへの配慮がしやすいですよね。
でも、気になるのは留守番中ではないでしょうか。
◆扇風機は事故のリスクもある?!
空気を循環させるという点では、ヒマラヤンの暑さ対策に効果がある扇風機。
ただ、飼い主さんの目が離れる留守中には事故のリスクに注意しなければなりません。
ヒマラヤンが部屋のなかで移動しているときに、扇風機の電気コードに引っ掛かってしまうかもしれません。
倒れた扇風機に駆け寄ったところ、長毛のヒマラヤンの毛が扇風機のプロペラに絡まると大変です。
留守中には避けた方がいいでしょう。
◆夏には大事な水分補給
猫はあまり水を飲まないですが、水分が足りずに脱水症状を起こすことがあります。
留守中には、新鮮な飲み水を準備しておくようにしましょう。
ただ、飲み水のお皿がひとつしかないと、水をこぼしてしまった時に飲む水がなくなります。
「お皿をこぼしてしまった場合」に備えて、何か所かに飲み水を設置してあげるのがおすすめです。
◆停電に備えてドアを開けておく
「せっかくの冷気を逃さないように」と、部屋を閉め切りにして冷房をかけて出かけるのはあまりよくありません。
というのは、万が一の停電のリスクがあるからです。
冷房が止まって何時間も経過すると、それまでヒンヤリしていた部屋も暑くなります。
それを防ぐには、ドアを開けるなどして、ヒマラヤンが自分で涼しい場所に移動できるようにすることです。
雷注意報が出ているときは停電のリスクも高まるので、特に注意しましょう。
◆窓を開けての外出は注意する
部屋の扉を開けておけば、空気が循環して熱気がこもりづらくなるでしょう。
ただ、注意したいのは窓ガラスです。
「網戸があるから大丈夫」と思われがちですが、網戸が外れると落下するリスクがあります。
まとめ
猫が熱中症になる原因は、温度の高い密閉された室内で過ごすことです。
人間よりも体温が高く、汗腺が少ないため、汗をかいて体温調整ができません。
特に、ヒマラヤンのような長毛種は、暑い時期には「暑いな~」「ツラいな~」と元気がなくなってしまうことも。
熱中症になりやすい猫種なので、飼い主さんができる対策を覚えておきましょう。
抜け毛を取り除くためのブラッシングはもちろん、冷房や遮光カーテンなど室内環境も涼しくしてあげましょう。
また、市販のひんやりグッズもヒマラヤンの暑さ対策としては効果があります。
熱中症の症状がないか、日々の愛猫の体調のチェックも大切です。
ヒマラヤンが暑い夏を無事に乗り切れるように、快適空間を作ってあげたいものですね。
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