1.猫がドライフードを食べない原因
1-1.好みの問題
1-2.口の中が痛い
1-3.嗅覚が落ちている
2.猫がドライフードを食べないと起きる問題
2-1.ごはんの選択肢が狭まる
2-2.ごはんの選択肢が狭まる
2-3.歯石が付きやすい
3.猫がドライフードを食べないときの対策
3-1.お湯でふやかす
3-2.おやつをやめる
3-3.ふりかけなどをかける
3-4.ウェットフードと混ぜる
4.まとめ
猫がドライフードを食べない原因
まずは猫がドライフードを食べない場合には、その原因を追究しなくてはいけませんよね。
「なんで食べてくれないの?」と聞いても、猫が理由を教えてくれるはずもないので、猫の様子をよく観察し、どんな原因が隠れているのかを探っていくようにしましょう。
◆好みの問題
猫は警戒心が強く気まぐれな性格をしている子が多いですが、飼い主さんがキャットフードを切り替えたタイミングや、毎日同じフードを与えられていることに飽きてしまい、食べなくなってしまうことがよくあるようです。
また、嗜好性が高く鼻がよく利くこともあり、フードのパッケージを開封してから、ある程度の時間が経過していると、フードが酸化して風味も低下していきます。
食べ始めたころは美味しそうな匂いがしていたのに、その匂いを感じ無くなれば、フード自体に興味を示さなくなったとしても、仕方のないような気もしますよね。
中にはキブル(粒)の大きさや硬さが気に入らなかったり、飽きたりすることもありますし、ドライフードの好みは猫によって異なると思っておいた方が良いでしょう。
また、成長期である子猫のときに、子猫用のウェットフードや離乳食を食べさせていた場合、ドライフードに切り替えたときに食べなくなってしまう子も居るようです。
◆口の中が痛い
猫のドライフードは水分量が10%程度となりますので、キブルは硬く、食べるとカリカリッと軽快な音がすることからも「カリカリ」といった愛称で親しまれていますよね。
この硬いドライフードを食べるには、ある程度のアゴの力や、すり潰す役割の歯が必要となってきますので、口の中に何かしらのトラブルを抱えて痛みが伴っている場合には、ドライフードを食べないことがあるようです。
基本的に猫は食べ物をよく噛んで食べるわけではなく、ほとんど噛まずに飲み込んでしまいますが、口の中にトラブルを抱えていれば、口に物を入れるだけでも苦痛に感じてしまうことでしょう。
猫は虫歯になり難いかわりに、歯周病を患いやすい動物でもありますので、歯にトラブルが起きていることなども考えられます。
ほかにも口の中をケガしている場合や、噛む力が衰えて痛みを伴っている場合もあるので、ドライフードに嫌悪感を示しているようであれば、口腔内トラブルを疑ってみてはいかがでしょうか。
◆嗅覚が落ちている
猫も歳をとれば歳をとるほど味覚が落ちてきますので、ドライフードを美味しいと思えずに食欲が低下することがあります。
ほかにも普段からおやつをたくさん貰っている子であれば、その味や食感を気に入り、通常の食事であるフードを食べなくなってしまうこともあるようです。
猫の食事に対する善し悪しは、個体によって大きく異なりますので、ドライフードの食いつきが悪くなったときには、早急に原因を追究し、対策を講じるべきなのかもしれません。
また、病気によってフードが食べられなくなることや、食べ物として認識できなくなることもあるので、なぜ口にしてくれないかを飼い主さんは考えるべきとも言えるのではないでしょうか。
ごはんを食べられなくなれば、体力もどんどん低下していきますので、早急に対処をしてあげるようにしましょう。
猫がドライフードを食べないと起きる問題
猫がドライフードを食べない状態が続いてしまうと、以下のような問題が起こることがあります。
ドライフードは猫にとって、どんな役割を果たしていたというのでしょうか。
◆ごはんの選択肢が狭まる
市販で販売されている猫用フードのほとんどは、水分量の少ないドライフードの総合栄養食となりますよね。
総合栄養食には猫に必要な栄養素や、一日の摂取カロリーが計算されて含まれており、そのフードを猫に与えるだけで済みますので、人間のように毎日献立を考える必要もありません。
もし愛猫がドライフードに興味を示さず、見向きもしなくなってしまうと、毎日食べるごはんの選択肢が必然的に狭まってしまいますよね。
手軽で安価なこともあり、猫と暮らす飼い主さんにとっても、なくてはならないキャットフードと言えるのではないでしょうか。
そのためドライフードを猫ちゃんが食べないとなると、次にどんなフードを選ぶべきか、分からなくなってしまう方もいらっしゃることでしょう。
◆療法食を食べない
猫のキャットフードには、さまざまな療法食が販売されている通り、病気の症状に合わせてフードを選択できます。
決して療法食は美味しいわけではなく、病気の猫ちゃんに配慮した成分やカロリーで作られていることもあり、種類が豊富ではありません。
ほとんどの療法食はドライフードであることからも、猫ちゃんが選り好みをしてドライフードを食べないのであれば、いつか療法食が必要になったときに、食べてもらえない可能性が高いです。
病気の場合、キャットフードを食べて栄養を摂取しなくては、良くなるものも良くなりませんので、このようなことからも、普段からドライフードを食べておくべきと言えるのではないでしょうか。
◆歯石が付きやすい
猫ちゃんの中には、普段から嗜好性の高い缶詰などのウェットフードを食べている子も居ることでしょう。
もちろん飼い主さんの意図があってウェットフードを与えていることかと思いますが、ウェットフードは水分量が多いことからも粘りがあり、猫の歯に付着しやすいのが難点と言えますよね。
歯磨きをする習慣がなければ、食べかすが歯の根元に蓄積し、硬くなって歯石化することも否めません。
虫歯にならないとしても歯石が元となり、https://psnews.jp/cat/p/46768/に発展してしまうこともあるので、ドライフードを食べない習慣の子は、より口腔内の環境を飼い主さんが整えるように意識をする必要があると言えるでしょう。
猫がドライフードを食べないときの対策
ドライフードを愛猫に与える必要性があるときに、どうしても食べないようであれば困ってしまうので、何とかして食べてもらえるような工夫をしたいものですよね。
どのような対処法を用いれば、猫がドライフードを食べてくれるようになるのでしょうか。
◆お湯でふやかす
硬いドライフードを食べてくれないときは、ふやかしてから与えてみるのも効果的です。
お湯でふやかすことによって、硬いキブルがやわらかくなりますので、食べやすくなる上に風味も増すことでしょう。
また、電子レンジでドライフードを軽く温めることによって、湿気を飛ばし香りがある程度復活しますので、食欲が落ちているときなどに試してみてくださいね。
◆おやつをやめる
普段からおやつをたくさん与えていると、その味に慣れてしまい、いつものドライフードを食べなくなってしまうことがよくあります。
おやつは一般食や間食扱いとなり、猫の食いつきが良いように作られていますので、食事として与える総合栄養食と比べてしまうと、嗜好性が上がってしまうのは当然ですよね。
毎日愛猫におやつをねだられるようであれば、癖がついている証拠なので、おやつを与える回数を徐々に減らし、最終的にはやめるようにして対策をしましょう。
◆ふりかけなどをかける
ドライフードを食べないときは、トッピングとして猫用のふりかけを利用してみるのもおすすめです。
猫のふりかけは香りを高めたり、食欲を増進させたりする役割がありますので、猫ちゃんが匂いを嗅いで美味しそうと感じれば、食いつきがよくなることでしょう。
しかしおやつ同様与えすぎてしまうと、ふりかけがかかっていないとドライフードを食べないといった傾向が強くなるので、様子を見ながら与えてくださいね。
◆ウェットフードと混ぜる
どのような対処法を用いても、ドライフードに興味を示してくれないようであれば、嗜好性の高いウェットフードを少量混ぜて与えてみるのはいかがでしょうか。
ウェットフードの水分で、ドライフードのキブルも若干やわらかくなりますし、何よりも香りや風味がプラスされますので、猫ちゃんの食欲を刺激してくれることでしょう。
ウェットフードを混ぜる際には、猫に必要な摂取カロリーをしっかりと計算し、カロリーオーバーに繋がらないように考慮して、適切な食事量を心掛けてあげてくださいね。
まとめ
愛猫がドライフードを食べなくなってしまうと、次にどんなフードを選べば良いのか、分からなくなってしまう飼い主さんも多いことかと思います。
全て使い切ったタイミングであればさほど問題がありませんが、まだ同じフードのストックが大量に残っているようであれば、何とか無駄にしない方法を考える飼い主さんがほとんどなのではないでしょうか。
何かしらの理由があってドライフードを食べない猫に対して、無理強いするのはよくありませんが、食べてくれるような工夫をして、食欲を掻き立てることはできるはずですよね。
なぜ猫がドライフードを食べないのか、しっかりと原因を追究して、その原因に合った対処法を用いて問題を解決することが一番です。
そのため愛猫の体に不調はないのか、食欲は落ちていないかなど、普段からしっかりと観察をし、美味しく食事ができるようにサポートしてあげるよ
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