猫はきのこを食べられる?代表的な6種の栄養価や与える際の注意点を解説

2025.12.24

猫はきのこを食べられる?代表的な6種の栄養価や与える際の注意点を解説

きのこはビタミンやミネラルが含まれている上に、食物繊維も豊富なので健康食品としても注目されていますよね。 さまざまな料理に入れても主張しすぎない食材なので、栄養豊富なことから猫に与えてみたいと考える、飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。 猫はきのこを食べられるのか、食べるメリットや、どのような栄養があるのかを解説していきます。

【掲載:2022.01.17  更新:2025.12.24】

猫はきのこを食べられる?

エリンギ

◆食用であれば食べられる

私たちの食卓に欠かせない食材となるきのこですが、スーパーなどでも常に数種類のきのこが売られていることもあり、価格は安く栄養価も高いことから、日常的にきのこを食べている方も多いことでしょう。

種類にもよりますがきのこは香りが強く、猫は鼻が利くことにより、きのこの香りに興味を示す子も居るはずです。

食用のきのこであれば、猫に与えたとしても問題ありません。

しかし、きのこの中には食用ではない毒きのこも存在しており、日本には約40種類程が知られているので、きのこ狩りなどで入手したものは猫に与えないようにしましょう。


猫にきのこを与えるメリット

きのこによって栄養価が変わってきます。

基本的にきのこはヘルシーで食物繊維が豊富なので、肥満の予防やお腹の調子を整えてくれますし、肥満気味のネコちゃんにも嬉しいメリットといえるでしょう。

カロリーが少ない分、本当に栄養価が高いのか、という点も気になりますが、ビタミン類やミネラル類も豊富
に含まれており、とくにビタミンB群を多く必要とする猫にとって、有効な効果が期待できるといえるのではないでしょうか。

また、きのこにはアミノ酸の一種となり、3大旨味成分ともいわれる「グアニル酸」が含まれています。

猫は人ほど味覚が発達してはいませんが、旨味を感じ取ることはできるので、他の味を増幅させてくれる、旨味を好む傾向の猫ちゃんが居ても不思議ではありません。

旨味は後味の要因ともなりますし、この旨味が作用することによって、他の食材の味を引き立たせ、猫もまた食べたいと思ってくれる可能性が高くなります。


【代表的な6種】きのこの栄養価

◆しめじ

見た目が可愛らしいしめじは、主張が少なくマイルドな味わいなので、どんな料理にも使える万能のきのこともいえますよね。

ビタミン類は他のきのこほど含まれていませんが、しめじには「β-グルカン」が豊富に含まれているので、免役細胞を活性化させ、風邪や感染症などの予防に繋がります。

他にも「オルニチン」が豊富に含まれているので、肝臓の手助けをしてくれる働きをする上に、疲労回復といった効果も期待できます。

◆まいたけ

きのこの中でも独特の香りと風味が楽しめるまいたけは、秋に旬を迎え、カラッと揚がった天ぷらなどはとくに美味しいですよね。

まいたけはきのこの中でも「β-グルカン」の含有量がとくに多いといわれています。

「トレハロース」「ナイアシン」といった栄養が含まれているので、皮膚の潤いを保ち皮膚の老化を防ぐといった、猫にも嬉しい効果が得られます。

◆しいたけ

しいたけは旨味成分が豊富なので、出汁を取る際にも重宝しますよね。

とくに干ししいたけは天日干しにすることによって酵素が働き、旨味成分となる「グアニル酸」を生成するので、旨味を感じられる猫にとっても、美味しいと思ってもらえるきのこといえるのではないでしょうか。

しいたけには「エリタデニン」といった特有の成分が含まれており、地球上ではしいたけ以外からはほぼ見つかっていないともいわれている成分で、血中コレステロールを下げる働きを担います。

他にもβ-グルカンの1種となる「レンチナン」が含まれ、ガン細胞の増殖を抑える効果が期待できます。

◆えのき茸

シャキシャキとした歯ごたえが魅力のえのきですが、むくみを解消する「カリウム」が含まれており、体に不必要な塩分を排除してくれますので、猫にとっても嬉しい栄養素といえるでしょう。

また「ギャバ」という成分がえのきには含まれていますが、リラックスを司る副交感神経を活発にさせるので、ストレスの軽減や気持ちを落ち着かせる効果があります。

◆エリンギ

あわびのような歯ごたえのエリンギは、癖が無いのでどんな料理にも使用できる万能なきのことなります。

きのこ特有の栄養価はもちろんですが、とくに食物繊維「ナイアシン」が豊富です。

腸内環境を整え、皮膚や粘膜の健康を保ってくれますし、特徴が無い分、猫にも与えやすいきのこといえるのではないでしょうか。

◆なめこ

なめこには独特のぬめり成分があるので、つるつるとしたのど越しが何ともいえないきのこですよね。

このぬめりは「ペクチン」「ムチン」と呼ばれる成分によるもので、コレステロールの吸収抑制や免役力アップといった効果が期待できます。

その他には軟骨を形成する「コンドロイチン」も含まれていますので、猫の体を作るために必要な栄養素が含まれるきのことなるので、積極的に取り入れていきたいものです。


猫へきのこを与えるときの注意点

ご飯待ちの猫

きのこはカロリーも低く、食物繊維や水分が豊富なことからも、肥満気味のネコちゃんや、飲水量を補う目的で与えたいと考える方もいらっしゃるはずです。

栄養価が高くさまざまな効果が期待できるきのこではありますが、与える際にはいくつかの注意点を守らなくてはいけません。

猫にきのこを与える際には、以下のことに注意しながら与えるようにしましょう。

◆丸ごと与えない

猫に与える際には丸ごと与えるようなことはせず、必ず細かく刻んでから与えてください。

きのこを消化する酵素をもち合わせていない猫は、食べ物をよく噛んで食べるといった習性も無いので、ほとんど飲み込むようにして食事を摂ります。

細かく刻んであれば上手に消化されなかったとしても、便と一緒に排出されますが、きのこの原型を留めたまま与えた場合には、運が悪ければ消化器官で引っ掛かることによって、消化器を傷つけたり体外へ排出できないこともあるので注意が必要です。

せっかく栄養があるからと猫に与えているのに、猫の体を傷付けることになってしまえば元も子もないので、与える際には必ず細かく刻んでフードなどと混ぜてから、猫に与えるようにしましょう。

◆必ず火を通す

きのこは基本的に火を通さなければ食べられないので、猫に与える際には茹でることや、電子レンジで温めるなどをしてから与えるようにしてください。

「栽培種のきのこは安全」「新鮮なきのこは生食OK」など、たまにそのような声を聞くことがありますが、猫に与える際にはどんな場合であっても、必ず火を通してから与える必要があります。

生で猫に与えた場合には、きのこの種類にもよりますが、中毒症状が現れる場合や、アレルギー反応を起こすこともあるので注意しましょう。

人でも食べ方を間違えればそのような症状が出ることがあるので、体の小さな猫が生のきのこを食べてしまったのであれば、さらに重篤な症状が出る可能性もあります。きのこを与える際には必ず十分に火を通すようにしましょう。

◆安全なきのこを与える

きのこにはたくさんの種類が存在すると前述している通り、食用として認められているものもあれば、当然認められていないものも存在しています。

野生種のきのこの中には毒きのこも多く、食用に似た形状のきのこも多いようです。

きのこ狩りで獲ってきたきのこや、道の駅などで購入してきた珍しいきのこなどは、安全と分かっていたとしても、猫に与えない方が賢明なのかもしれません。

また、味付けがしてあるきのこや、料理の中に入っているきのこなどは、猫にとっては塩分過多となってしまうので、絶対に与えないようにしてください。

猫に与える際には一切味付けがされていない、安全で火が通されているきのこのみを与えるようにしましょう。


まとめ

きのこは100%菌類の食材となるので、腸内環境を整える働きをしてくれる強い味方ですよね。

その上、食物繊維をはじめとしたさまざまな栄養素も含まれており、積極的に毎日でも取り入れたい食材といえるでしょう。

そんなに嬉しい魅力がいっぱいな食べ物なのであれば、愛猫にも食べさせたいと思う方は多いと思います。

猫にきのこを与える際には、一般的に市場に出回っているきのこを購入し、加熱をした後に細かく刻み、食べやすくしてから与えてあげてください。

上手にきのこを活用すれば腸内環境も整い、健康の向上も期待できますので、ネコちゃんが安心して美味しくきのこを食べられるようにしましょう。



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たぬ吉

たぬ吉

小学3年生のときから、常に猫と共に暮らす生活をしてきました。現在はメスのキジトラと暮らしています。3度の飯と同じぐらい、猫が大好きです。


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