猫の要求鳴きがひどい!5つの理由と対応方法をご紹介

2023.01.15

猫の要求鳴きがひどい!5つの理由と対応方法をご紹介

毎日続く猫の要求鳴きにお困りでしょうか?あまり鳴かない猫ちゃんもいれば大きな声で鳴く猫ちゃんもいます。普段鳴かないような猫ちゃんも飼い主さんに要求がある時は鳴く場合があり、これを「要求鳴き」と呼びます。要求鳴きがあまりにひどいと困ってしまいますよね。今回は、猫の要求鳴きについて、その理由と対処法をご紹介していきます。

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「要求鳴き」とはどんなもの?

要求鳴き

普段の鳴き声と要求鳴きはどのように違うのでしょうか?
要求鳴きの鳴き声や猫が要求鳴きをする場面についてご紹介していきます。

◆文字通り、何かを訴える鳴き声のこと

猫は言葉が話せませんが、行動や鳴き声で飼い主さんに気持ちを伝えています。そのため、なにか要求がある時も、猫は飼い主さんに行動や鳴き声で訴えます。
「ニャーン」「ニャオ」と高い声で要求を訴え続けることがあり、これを「要求鳴き」と呼びます。筆者の家の猫は、ご飯が欲しい時にご飯皿の近くで「ニャオ」と甘えたような声で要求鳴きします。
猫の要求鳴きは、飼い主さんが要求に応えるまでしつこく続き、困ってしまうことも…。
猫が要求鳴きをしている際は、「食べ物」や「扉の解放」など猫が本当に求めていることを見極めて応えてあげることがベスト。ただ、猫ちゃんの鳴き声に反応して、いつでもわがままを聞いてしまうと、猫は学習して要求鳴きがヒートアップすることもあるのです…!
要求鳴きで猫ちゃんが何を求めているのかを見極めて、それぞれの場合に応じた対処方法をとるようにしましょう!


猫の要求鳴きのパターン

猫が要求鳴きをする時は、いくつかのパターンがあります。よく見られる猫の要求鳴きパターン5つについて、詳しくみていきましょう。

◆お腹がすいた!と鳴くパターン

猫はお腹がすくと、飼い主さんにご飯の催促をすることがあります。
猫がご飯皿の周りで鳴いているようだったら、「ご飯が欲しい!」という要求鳴きのことが多いため、分かりやすいかもしれませんね。
いつものご飯の時間に、猫ちゃんが要求鳴きをしてきた場合はしっかりとご飯を食べさせてあげましょう。

ただし、要求鳴きがひどいからといって過剰にご飯を与えたり、おやつをあげたりしていたら、猫ちゃんの肥満につながる危険性も…!さらに、鳴くことでご飯やおやつがもらえると学習してしまって要求鳴きがひどくなる場合もあります。早朝や深夜に猫の要求鳴きがひどいと、飼い主さんにとっては悩みの種になりますよね。
ご飯やおやつを与える時間は決めておき、それ以外の要求鳴きには応えないようにするといいでしょう。
「フードパズル」も活用すると、猫の要求鳴きや肥満対策にもなりますよ。

◆ケージから出して!と鳴くパターン

ケージから出してほしい時や部屋を移動したいときなどにも「出して!」「ドアを開けて!」と伝えるために、猫は要求鳴きをすることがあります。
猫は自分ではドアやケージを開けるのは難しいため、飼い主さんに気持ちを伝えてお願いしているのです。要求鳴きをしながら、ドアまで案内してくれる猫ちゃんもいますよね。
このように、猫が移動のために要求鳴きしている時はすぐに応えてあげましょう。餌場やトイレなどが部屋ごとに分かれていて、猫ちゃんが自分で移動できないような場合はできるだけ早く反応してあげられるといいですね。家を空ける際も、ドアを開けておくなどの猫ちゃんが自由に移動できる配慮をしてあげましょう。

◆遊んで!と鳴くパターン

猫はかまってほしい時に、「遊んで!」とアピールする要求鳴きすることがあります。特に一匹だけでおうちで過ごしている猫ちゃんは、退屈して遊んでほしいことも多いでしょう。猫が「遊んで!」と要求鳴きしていきた時は、存分に遊んであげましょう。

◆トイレを掃除して!と鳴くパターン

猫はトイレにこだわりがある動物です。トイレが汚かったり臭かったりすると、そのトイレを使ってくれないこともあります。トイレが汚れている場合には、猫は飼い主さんに「掃除して!」と要求鳴きしてくることがあります。猫ちゃんがトイレにあまり行かず、要求鳴きがひどいような時はトイレを気にかけてみましょう。猫によってはトイレが汚くても要求鳴きしないことがあります。
猫が頻繁におしっこを我慢すると病気になってしまうこともあるため、我慢させることがないよう常に綺麗なトイレを保つように心掛けることが大切です。
また、トイレの数は「猫の頭数+1」が適切と言われているため、特に多頭飼いのおうちではできるだけ用意してあげましょう。

◆どこ行ってたの?と不平を訴えて鳴くパターン

猫は一人でお留守番していたような時に、さびしくて「どこ行ってたの?」と訴えるように鳴いてくることがあります。飼い主さんとしては、愛猫がさびしがってくれたら嬉しくなってしまいますよね。しばらく家を空けた時などに、猫が鳴いてきたらしっかりと遊んだり甘えさせたりしてあげましょう。


猫の要求鳴きがうるさすぎるときは?

騒音

猫の要求鳴きは、猫が何を求めているのかを知る手掛かりであり大切なものですが、ひどい場合は飼い主さんが悩まされてしまうこともありますよね。猫の要求鳴きがひどい場合は、どのように対応するのが良いのか考えていきましょう。

◆無視してもいい?

猫の要求鳴きがひどい場合は、鳴けば「飼い主さんが○○してくれる」と猫が学習してしまっている可能性が高いです。このような場合は、要求鳴きを抑えるために無視するのが有効であると言えるでしょう。猫は賢いため、自分の行動と飼い主さんの行動を結びつけて学習します。

猫が甘えてきた時も、あまりかまってあげられない環境で鳴き声を抑えたいという場合は、しばらく鳴き声をあげても無視することを心掛けましょう。その代わりに、鳴いていない場面でかまってあげるようにすると、「鳴き声」と「かまってもらえる」ということの関連性が弱くなっていきます。毎回無視せずに、無視したり応えたりしてしまうとさらに要求鳴きがひどい状態になる危険性もあります。無視する場合は、徹底的に行うことがポイントです。また、猫の鳴き声は単なる要求鳴きではなく、病気のサインである可能性もあるため、猫の様子はきちんと観察してあげましょう。

◆応じるのもよくないの?

猫の要求鳴きは、飼い主さんとのコミュニケーションの1つであり、猫の気持ちを汲み取って応じてあげるのは大切です。ただ、おやつやご飯をおねだりされる度に応じるようなことがあると、過剰なカロリー摂取による肥満の危険性があります。また、夜中や早朝でも猫の要求鳴きに応じていると、飼い主さんが眠っている時にも要求に応えてもらうまで鳴き続けるようになってしまうでしょう。飼い主さんが今後も応じてあげられる範囲で、猫ちゃんの要求に応じてあげることで上手に付き合っていけるでしょう。


大声で泣き叫ぶようなときは、要求鳴きじゃないかも?

猫が鳴くときは必ずしも要求鳴きではありません。要求鳴きがひどいからと無視していると、病気であったという可能性もあります。

◆発情期特有の鳴き声

猫は発情期に、特有の鳴き声をあげます。発情期の鳴き声は、メス猫の鳴き声により始まります。オス猫は呼応するように鳴き始めます。日照時間が長くなる春先に発情期のピークを迎えます。発情期の猫の鳴き声は大きな声で、なかなか鳴き止まないため、困っている飼い主さんも少なくないでしょう。発情期に鳴き止ませることは難しく、対策としては去勢や避妊手術を検討する必要があります。
発情期には鳴き声とともに、腰を持ち上げるような仕草や飼い主さんに乗ってくるような普段とは異なる様子が見られるでしょう。発情期特有の鳴き声は、要求鳴きより大きな声であるため、ご近所トラブルを避けるためにも早めの対策がおすすめです。

◆病気が原因

猫の鳴き声がひどいような時、「要求鳴き」でも「発情期」でもない場合は、病気が原因となっている可能性があります。例えば、考えられる病気として「分離不安」「認知症」「疼痛」などが挙げられるでしょう。

分離不安では、飼い主さんと離れることで強い不安を感じ、様々な行動や反応を引き起こします。犬においてよく見られる分離不安ですが、猫においてもみられることがあります。猫の分離不安における一症状として「大きな鳴き声をあげる」というものがあります。鳴き声の他にも、留守の間に物を破壊したり、トイレで粗相したり、さまざまな行動が見られます。

認知症では、特に高齢の猫において「大きな声で鳴き続ける」という行動が現れます。筆者の猫は現在20歳で、認知症の症状として突然大きな声で鳴き始めることがあります。
鳴き声以外にも変わった様子がないかよく観察して、気になることがあれば動物病院で獣医師に相談してみましょう。特に、高齢といわれる15歳以上の猫ちゃんには注意が必要です。

疼痛に関しては、ケガや口腔内の異常などにより痛みを感じて鳴き声をあげていることがあります。また、トイレの際におしりや尿道などに刺激が加わって痛みにより鳴き声をあげる場合もあります。
猫がなにか特定の行動をした際に大きな声で鳴くようなことがあれば、病気が原因かもしれません。猫は調子の悪さをなかなか表現しない動物ですが、鳴き声は大きなサインとなります。猫ちゃんの様子をよく観察してあげながら、異変を感じた場合はすぐに動物病院で相談するようにしましょう。


まとめ

猫の要求鳴きにはいくつかのパターンがあり、猫が何をしてほしいのかを知るサインになっています。猫ちゃんと気持ちを汲み取って上手にコミュニケーションをとれるといいですね。しかし、常に応じることは猫にとっても飼い主さんにとっても問題につながる危険性があります。要求鳴きを止める方法として「無視」は有効であるため、要求鳴きがひどい場合はうまく取り入れていきましょう。
猫の鳴き声は、要求鳴きだけでなく発情や病気のサインにもなっています。猫の鳴き声だけでなく、行動に変化があるかもチェックしながら、気になることがあれば早めに動物病院で相談しましょう。



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ゆき

ゆき

小さい頃から動物が好きで、特に猫が好きです。 実家の猫とは20年以上一緒に暮らしており、妹のような存在。 大学では獣医学を専攻し、動物行動学に興味をもって勉強しています。


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