保護猫を飼いたい!条件はある?どこで出会えるのか知りたい!

2023.08.05

保護猫を飼いたい!条件はある?どこで出会えるのか知りたい!

猫のお迎えを検討している方であれば、保護猫を迎え入れることも候補にあがるはずです。 しかし、保護猫を飼いたいと思っていても、どうやって出会えばいいのか、費用はどれぐらいかかるのか、特別な条件はあるのかなど、なかなかハードルが高いと感じる方も多いのではないでしょうか。 どの猫の命も等しく尊いため、保護猫を飼いたいと思ったら、どのような心構えが必要なのか、ご紹介していきます。

保護猫って?

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猫と一緒に暮らしたいと考えたとき、さまざまな選択肢がある中で、保護猫を飼いたいと考える方は少なくないはずです。

保護猫とは決まったおうちがなく、劣悪な環境(多頭飼育崩壊や被災など)に居た猫たちがレスキューされ、自治体、民間の動物保護施設、保護猫活動をしている方の個人宅などで保護された、決まった飼い主の居ない猫を指します。

一方的な人間の都合で捨てられた猫ちゃんや、最近では高齢の飼い主さんが病気などで飼育できなくなった猫ちゃんなども、保護猫の対象になりやすく、新しい飼い主さんに迎え入れてもらうことをじっと待ち続けているのです。

保護されている猫ちゃんの年齢も幅広く、生後間もない子猫のみならず、まだ若い成猫や高齢猫までさまざまとなるため、理想の猫ちゃんと出会える確率が高くなっています。

決まった飼い主さんが居ないことから、新しい飼い主さんに迎え入れてもらえることを待っているため、最近では率先して保護猫を迎え入れる方も増えてきているようです。

◆保護猫を飼うメリット

猫を迎え入れるなら、とびきりかわいい子猫を望まれる方が多いとは思いますが、保護猫には成猫の数も多く、大人の猫だからこそのメリットがたくさんあります。

一般的に言われている保護猫のメリットは、以下の通りです。

●性格があらかじめ分かる
●こまめなお世話が不要
●猫用グッズの買い替え頻度が少ない
●いたずらの頻度が少ない
●命を救うことができる

成猫の割合が多い保護猫は、事前にその子の性格が分かるといったメリットがあります。

あらかじめ性格が分かっていれば、一緒に暮らす上でその子の性格に合った生活スタイルを目指せますし、その性格を尊重しながらコミュニケーションを図れますよね。

元々しっかりとしたしつけが必要ない猫ではありますが、社会化期を過ぎてある程度の性格が確立された猫ちゃんであれば、子猫のようにこまめなお世話も不要と言えるでしょう。

身体の成長が止まっていれば、キャリーバッグや猫用ベッド、トイレなども成長に合わせて買い換える必要がないですし、子猫のようにいたずらの頻度も少なくなります。

そして何よりも保護猫といった尊い命を救い、殺処分を免れるための活動は自分自身の誇りとなります。

辛い思いをたくさんしてきた事が分かるからこそ、より強い責任感を持ち、一生幸せに暮らせるように努める飼い主さんが多いことでしょう。


保護猫を迎えるための費用はどれくらい?

保護猫を迎える際にはペットショップやブリーダーのように、猫ちゃん自体の代金はかかりません。

保護されている間の必要経費となる病院代(検査・ワクチン・不妊手術など)や、譲渡費(交通費・人件費など)がかかることが一般的です。

保護団体によっては今後の運営を続けるための、寄付金を募る場合もあり、血統書が付かない猫ちゃんであっても、必ず初期費用がかかることだけは覚えておきましょう。

それらの費用の相場は、30,000~60,000円程度となりますが、お迎えする際の準備費用も考慮した上で、100,000万円前後の費用がかかると考えていた方が無難です。


保護猫と出会える場所

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保護猫を飼いたいと思ったら、どのような場所に行けば出会えるのかも気になるところですよね。

保護猫の譲渡を行っているのは、基本的に以下のような場所となります。

◆猫カフェ

猫ブームが到来して以降、全国各地に猫カフェが増えていきましたが、その流れで普及していったのが「保護猫カフェ」です。

内容的には室内で猫たちが自由に過ごし、利用者が触れ合えるといったシステムですが、保護猫カフェは保護団体が猫カフェを運営している場合や、猫カフェ運営者が提携先(自治体・保護団体など)から猫を引き取っている場合が多いようです。

遊びに行くだけでも支援となりますし、保護猫に興味を持った際には一度、足を運んでみてはいかがでしょうか。

📌【おすすめ記事】温かな空間で癒されよう!東京にある保護猫カフェをご紹介!

◆保健所

保健所は殺処分が行われる施設として、動物好きの方にはあまり良いイメージを持たれませんが、猫や犬などを収容できる施設を持つ自治体もあり、保護したり持ち込まれたりした個体を、一時預かりをして新しい飼い主を募ります。

環境省が作成している、「収容動物検索情報サイト」をインターネットで検索すると譲渡可能な保護猫の閲覧ができるため、気になる子が居た際には早急にエントリーすることがおすすめです。

しかし、一定期間を過ぎると各都道府県が運営する、動物愛護センターへ移送されることがほとんどのため、保健所での出会いを求める際には、タイミングと即決力が必要と言えるでしょう。

◆動物愛護団体(譲渡会)

動物愛護センターでは賄いきれずに殺処分対象となる猫たちを引き取り、協力を仰ぎつつ連携して譲渡の取り組みを行うのが、殺処分ゼロを目指す動物愛護団体です。

独自の保護活動によって保護した猫も対象となり、そんな猫ちゃんたちを対象に定期的な譲渡会を開催するため、直接会いに行ってスタッフの方に、細かくどんな猫ちゃんなのかを聞くことも可能となります。

◆里親募集サイト

動物愛護団体のように大きな収容施設がなくても、個人や少人数で保護活動を行っている方もたくさんいらっしゃいます。

そのような方々も定期的に譲渡会を開催したり、インターネットの里親募集サイトで里親さんを募ったりしているため、保護猫を飼いたいと思ったら、自らさまざまな情報を収集して、未来の愛猫を見つけられるように努めましょう。


保護猫を引き取るのは難しいの?

保護猫にはたくさんのメリットがあることが分かりましたが、実際にお迎えしたいと考えた時、さまざまな団体や人を通すことからも、引き取りが難しいのではと考える方も少なくないはずです。

お迎えしたいと思った猫ちゃんが居た場合には、どのような流れでお迎えが可能となるのでしょうか。

◆保護猫を迎える時の条件

保護猫を飼いたいと思ったとしても、譲渡先である保護団体などの基本条件がのめなければ、猫ちゃんを譲り受けることはできません。

保護をされる前に辛い環境で生活をしていたことも考慮され、本当に責任や愛情を持ってお世話してくれるような方でなければ、簡単に譲渡できないのは当然ですよね。

基本的な条件としては、経済的に自立している、家族の同意を得ている、ペット可物件に住んでいる、完全室内飼いの対策ができる、先住猫が居る場合は必要な医療や隔離が可能である、単身者ではない、終生家族として大切に飼育するなど、譲渡先によって条件はさまざまです。

そして過去のトラウマを抱えているような、精神的に不安定な子には、さらに厳しい条件が準備されていることもあり、簡単に里親となることは難しいと言えるでしょう。

さまざまな条件をクリアしつつ、本当に責任を持って生涯大切にできる覚悟がなければ、保護猫を敢えて飼いたいといった安易な考えは持たない方が無難です。

◆トライアル期間がある

保護猫を迎え入れる際には申し込みと面会を済ませて、気に入った子をその場で連れて帰ることはできず、必ず1ヶ月程度のトライアル期間が設けられます。

条件自体はクリアしていたとしても、家族や先住猫との相性、安全な生活環境、保護猫が新しい環境と飼い主さんに順応できるかなど、保護主や団体の方々が、応募者に任せても大丈夫なのかを見極めます。

この約1ヶ月を長く感じたり、保護猫が慣れてくれないからとトライアルを中断したりすれば、もちろん気に入った保護猫を飼うことはできません。

あくまで保護猫を安心して任せられる家族なのか、終生幸せに暮らせる家庭かなどを見せなくてはいけないため、このトライアル期間をなくしては、保護猫譲渡が叶わないことを覚えておきましょう。


保護猫を迎える際の注意点

人間と同じように猫も一緒で、すぐに新しい環境に順応できる子はほとんど居ません。

保護猫のように性格が確率している成猫であれば尚更、迎え入れる際は慎重に接してあげなければいけませんし、環境に慣れるまでは保護猫のペースに合わせ、適切な距離をとりながら警戒心を解いていくように心掛けてください。

保護猫を飼いたいのであれば必ず、保護猫の気持ちや性格を尊重して、少しずつ家族と認めてもらえるように努めましょう。

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最近では捨て猫や野良猫、何かしらの理由によって保護した猫といった「保護猫」を迎える里親さんが増えてきました。 第2のニャン生活をより幸せな時間にするためにと、前向きな気持ちで迎え入れる里親さんがほとんどだとは思いますが、実際問題保護猫は人間に慣れるまで、かなりの時間を要するとも言われています。 迎え入れても保護猫がなかなか心を開いてくれないと、どのように接してよいのか不安になる飼い主さんも多いことでしょう。 保護猫は一体、人間に慣れるまでどれぐらいの時間を要するものなのでしょうか。

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まとめ

保護猫のほとんどは性格の確立した大人の猫が多く、保護されるまで辛い経験をしてきた子がほとんどなため、譲渡を希望する際には、細心の注意を払いながら向き合っていかなければいけません。

保護猫が飼いたいと思っても、さまざまな条件を飲むことや、トライアル期間を経て、本当に適した飼い主になれるかの審査もあるため、強い意志を持って譲渡を決める必要がありますよね。

そして、実際にお迎えができた際には、しっかりとその子の性格を尊重し、終生幸せにすることを誓って、家族としての時間を一緒に歩むようにしましょう。



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たぬ吉

たぬ吉

小学3年生のときから、常に猫と共に暮らす生活をしてきました。現在はメスのキジトラと暮らしています。3度の飯と同じぐらい、猫が大好きです。


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