飼い主も犬も快適に暮らすために
犬だから多少は犬特有の臭いがあってあたり前、あまり神経質になるのも・・・そんな考えもあり、なのかも知れません。ですが、ただの体臭ではなく健康的に問題があって臭う場合もあります。犬の臭いが気になる飼い主さんはその臭いの原因がどこから来ているかを知った上で対策を考えてみませんか?
加齢によるもの
人間でも、加齢臭があるように犬も年を重ねると臭うことがあります。仕方のない事かもしれませんが、少しの工夫で臭いを軽減することが出来ます。こまめにシャンプーをすればきれいになりますが体力を消耗するシャンプーを頻繁にすると老犬に大きな負担をかけてしまいます。ボディ用大判サイズのウエットテッシュで、こまめに拭いてあげるとよいでしょう。水で洗い流さなくてもよいタイプのシャンプーもあります。両方とも乾かす時間が不要な分、犬の負担が少なくてすみます。
口の周りからの臭い
愛犬の口臭が気になっている飼い主さんは多いのではないでしょうか。犬の臭いは口の周りから発生することが多いです。一番多いのは歯石が原因の口臭。毎日歯磨きしてお手入れすることが理想ですがなかなか歯磨きをしてくれないこともありますよね。歯磨きガムやロープタイプのおもちゃを与えるなど工夫が必要です。フードに混ぜると歯石が着きにくくなるサプリメントや、水に混ぜると口臭が軽減する液体タイプのものもあります。口の中だけでなく、口の周りの汚れも臭いの原因になります。毛の長い犬は特に注意が必要です。食餌の後はすぐに口の周りを拭いてあげましょう。ウエットテッシュで拭いただけでは、汚れは取れても口の周りは湿ったままです。私は更にキッチンペーパーで湿り気を吸い取っています。水分をよく吸ってくれる上に、濡れてもテッシュのようにポロポロにならないので便利です。柔らか目のキッチンペーパーがおすすめです。
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目の周りからの臭い
涙の流れが悪く、いつも涙目になっている犬は目の周りに涙やけが出来ます。涙やけになっている部分は不快な臭いの発生元。涙やけにはホウ酸水が有効です。自宅でも作れますが市販の点眼剤タイプのものは保存がきくのでおすすめです。犬の涙やけ用の点眼剤として、動物病院やペットショップで購入できます。目の周りも口周りと同じく、いつもキレイにして湿ったままにならないように気をつけましょう。
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耳からの臭い
体には全く臭いが無いうちのトイプードルですが、耳から臭いがすることがありました。動物病院へ連れて行くと外耳炎を起こしかけているとのこと。トイプードルのような垂れ耳タイプの犬は耳の中がムレやすいです。耳の中の毛は伸びるとジャングルのようになり、放置すると耳垢が毛に絡みついて臭いますが、外耳炎の特徴である湿っぽくぬめりのある耳垢は特にくさいです。ひと月に一度のトリミング以外に家でも耳毛を抜いてイヤークリーナーで拭いています。犬が頻繁に耳をかいて臭う場合は外耳炎かもしれません。うちのトイプードルのように動物病院で耳洗浄をしてもらい、点耳薬で治療すると早く治ります。
内臓から来ている臭いにはサプリメント
うちのトイプードルは3歳になったばかり。まだ若いせいか、体臭を感じたことがなく、トリマーさんからも、無臭と言われるほど臭いません。しかし、犬があくびをした時にムワ?っと何とも不快な臭いがするのです。例えて言うなら魚の腐ったような臭いです。歯磨きは毎日していて、歯石も着いていません。獣医さんに相談すると腸内環境が良くないからかもしれない、と言われました。腸内環境を整えるために犬用の乳酸菌のサプリメントを与える事にしました。それから3ヶ月。あの不快な臭いはかなり軽減され、ほとんど気にならないようになりました。口臭は歯石の影響以外にも内臓から発生することがあります。犬の口の臭いは健康のバロメーターでもあるのですね。
犬が臭う原因と対策についてまとめてみました。私たち飼い主は犬本来の臭いと体のどこかの異常により発生する臭いを区別しなければいけません。犬とスキンシップをした時には、いつも臭いをチェックしてあげたいですね。
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