犬の預かりボランティアって?
犬の預かりボランティアを知っていますか?犬の預かりボランティアとは、保護された犬を新しい家族が決まるまでの間、一時的に預かってお世話をするというボランティア活動です。各地方自治体で活躍している動物愛護団体の多くが、預かりボランティア活動(募集)をしており、ボランティアのさんのおかげで、しつけが出来ている犬の譲渡がスムーズに行われるのです。それでは一体、ボランティアさんはどのような活動をしているのでしょうか?ここでは、犬のボランティア活動について紹介していきます。
ボランティアって何をするの?
様々な動物愛護団体で、預かりボランティアさんを募集しており、ボランティアをする人は、以下のようなことを飼育する中で行って行きます。
■サークルやゲージに入れるようにすること
また、就寝時は一緒に寝ないでサークルなどで寝かすこと
■散歩になれさせること
■トイレトレーニングを行うこと
■食事管理を行うこと
■トリミングを行うこと
■人間社会で生活するために、様々な経験をさせてあげる
■保護団体によっては、飼育模様をブログで公開する
■しつけを行うこと
犬を預かる上で重要なのが、しつけをしっかりと行うことです。犬は、しつけがしっかりと出来ていれば私たち人間を不快にさせることもありません。しつけができていないから、ムダ吠え・噛む・トイレ以外で排泄をするなどの問題行動が目立つようになってしまうのです。ただ、これらの問題行動は、飼い主さんの飼育やしつけが出来ていないために起こるにも関わらず、【言うことを聞かないから】という理由で捨てられてしまう犬も多くいるのです。捨てられてしまった犬は、心に大きな傷を抱えてしまいます。預かりボランティアさんは、こうした犬のケアはもちろん、新しい家族に大切に飼ってもらうために最低限のしつけはマスターさせる必要があります。
預かる際の注意点
犬の預かりボランティアをする際、注意しなければならないことがあります。それは、預かる期間が定まらないことと、新しい家族が決まったら必ず譲渡をするということです。つまり、ボランティアさんは、新しい家族が決まるまでの間の期間限定の預かりです。ただ、その預かり期間中に、行わなければならないことは先ほどご紹介したように沢山あります。
また、犬の中には、動物虐待を受け人間不信になっている犬や、劣悪な飼育環境により皮膚等に病気を抱えた犬と、色々な事情を抱えた犬たちが多くいます。そういった犬のココロや体のケアを行うのもボランティアさんの大事な仕事でもあります。難しいと思うかもしれませんが、ボランティアさんが愛情を持って接することで、犬もココロを開き、信頼関係が生まれてきます。
犬の命を守ろう
新しい命が生まれると、尽きる命もあります。ただ、病気で尽きるのではなく殺処分という形で命が尽きるというのはどうでしょうか。【悲しい】の一言では済まない感情が芽生えてきますよね。人間の都合で生まれ、人間の都合で尊い命が尽きるということが、現実に起こっているのです。動物愛護団体は、殺処分をなくすために里親制度を利用し新しい家族の元で幸せに暮らすための架け橋とも言える活動をしています。
また、預かりボランティアさんがいるからこそ、救助された犬は新しい家族のもとで幸せに暮らすことが出来るのです。捨てられてしまった犬たちの命は、こうした活動をしている人たちによって日々助けられています。預かりボランティアをしたいと思った人、預かりは出来ないけれど違った形でボランティアをしたいという思った人は、その一歩を踏み出してみて下さい。その一歩が、犬の命を救うきっかけになります。
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