[ストレスの現れ方]
犬のストレスの現れ方はどのようなものがあるでしょうか?
典型的なストレスサインに無駄吠えや抜け毛、病気以外の下痢などがあります。その他にも温度に関係なくハアハアしたり、頻繁に震えたりするのもストレスのサイン。
我が家の愛犬はお散歩命!の犬です。悪天候で何日もお散歩に行けないと脚の同じ部分を舐め続けることがあり、これがストレスのサインです。舐め続けた箇所の毛が薄くなってしまうほどでした。
[ストレスの原因・家族が増えた]
赤ちゃんが生まれた、新しい子犬がやってきた、犬にとっては今までの生活がガラリと変わってしまうような一大事です。家族はつい、赤ちゃんや子犬の方にばかり目を向けてしまいます。犬は飼い主さんの想像以上に疎外感を感じていることでしょう。赤ちゃんが生まれると授乳やオムツ替えなどお世話が大変で忙しくなるのは当然です。そんな時は家族の協力が不可欠。犬の気持ちを考えて、お散歩はなるべくいつも通りに連れて行ってあげたり、家族の誰かがいつもどおりに犬と関わりあってあげることが大切です。子犬がやってきた場合は、いきなり一緒にしないでクレートなどに子犬を入れて反応をみます。興味を持って近づいてきたら子犬をクレートから出して様子をみましょう。フードやおやつをあげる時は子犬よりも先にあげるなど、先住犬優先にするように家族と相談しておくことをおすすめします。後から来た犬と仲良くできれば、楽しく一緒に遊んだり、お留守番が寂しくなくなり逆にストレス解消になります。二頭目を迎える時は先住犬との相性を考えることがとても大事ですね。
[ストレスの原因・スキンシップ不足]
犬は何よりも飼い主さんが大好きです。そんな飼い主さんが構ってくれなければストレスを感じるのは当然ですね。かと言って、ずっと愛犬に構っていられません。犬との関わりはメリハリが大切です。思いっきり遊んであげたり、たっぷり抱っこしてあげたら、クレートで静かに過ごさせることも大切です。いつも愛犬の思うままにべったりしてしまうと返って分離不安を引き起こしてしまいます。私は仕事で出かけるときは長く楽しめる工夫をしたスペシャルなおやつを置いて行きます。フードなどを入れるための空洞があるゴム製のおもちゃに、フードと大好物の鶏ささみのすり身を詰め冷凍した物です。飼い主が行ってしまう、という寂しい事とスペシャルなおやつがもらえる、という嬉しい事を同時に起こしてプラスマイナスゼロにする作戦です。仕事から帰ったすぐは興奮し過ぎるため、着替えと手洗いが終わって少し落ち着いてから「ただいま、お留守番、良い子だったね」と言ってぎゅーっと抱きしめてあげることを習慣にしています。その瞬間は飼い主の私自身も仕事のストレスが抜けていく感じがして、とても癒されます。
[その他に考えられるストレスの原因]
病気や怪我でどこかが痛いときにもストレスがたまります。言葉で表せない分、飼い主さんが十分気をつけてあげましょう。抱っこすればわかることがあるので普段のスキンシップは大切ですね。
十分な食べ物と飲み物を与えていないとストレスが溜まることがあります。飼い主さんは十分な量だと思って与えていても犬にとっては全然足りない、ということも稀にあります。また、一緒に飼っている他の犬にフードを食べられていた、ということもあります。多頭飼いの場合は気をつけてあげたいですね。
他には室内温度が寒すぎたり、暑すぎたりしても犬にストレスが溜まります。特に暑さには弱いので工夫してあげましょう。
犬のストレスサインと原因、対策について考えてみました。なにか当てはまることありましたか?ストレスが健康に悪影響を及ぼすことは犬も人間も同じ。ストレスがない生活を心掛けたいですね。時間があるときは愛犬とたっぷりスキンシップをとって、飼い主さんもリフレッシュしましょう!
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