犬はこんなことでストレスを感じる
犬は、人間社会で生活をしているので、私たちがストレスに感じないことにも、日々ストレスを感じて生活をしています。犬のストレスに気付き、対処をしてあげるのは飼い主さんの義務でもあるので、これから紹介するストレスの原因に当てはまる項目があった場合は、必ず対処をしてあげるようにしましょう。
■散歩に行けない(足りない)
好奇心旺盛な犬や、活発な性格の犬は、散歩をすることが大好きです。また、そうでない犬であっても、散歩は良い気分転換になります。したがって、散歩に行けなかったり散歩の時間が短いと、犬はストレスを感じてしまいます。
■飼い主さんの機嫌が悪い
飼い主さんに対して忠実な犬は、常に飼い主さんや家族の様子を伺いながら生活をしています。そのため、飼い主さんが不機嫌な様子になると、犬にもそれが伝わり不安がってしまいます。
■怒鳴られる
犬は、とても聴覚が良い生き物です。そのため、飼い主さんが怒鳴って怒ることがあると、犬がビックリして不安になってしまいます。また、そのようなことが続くと、犬が警戒心を抱いてしまうので、怒鳴ることはやめましょう。
■子どもがしつこい
子どもは、加減を知りません。そのため、犬をおもちゃのように触ったりしつこく触ろうとします。このような行為は、犬にとってストレスとなるので、注意が必要です。
■床が滑って歩きづらい
実は、犬はつま先立ちをしています。そのため、フローリングなどの滑りやすい床は、犬が歩きづらくイライラする原因になります。また、フローリングは骨関節にも負担がかかるので注意が必要です。
年齢毎に感じるストレス
犬は、各年齢ごとに感じるストレスも異なります。ここでは、子犬期・成年期・シニア期と3段階に分けて、感じるストレスを紹介していきます。
■子犬期(誕生~1歳頃)
犬は、生まれてから約2ヶ月程で親元を離れ新しい家族の元で暮らします。そのため、子犬にとって不安なことが沢山あります。かまいすぎ・ホームシック・長時間の留守番などは、まだ小さな犬にとって大きなストレスとなるので、お家に迎え入れてすぐは、かまいすぎず留守番も徐々に増やすようにしましょう。
■成年期(2歳~6歳頃)
人間社会での生活に慣れてくる頃ですが、経験不足(人間社会での生活)・運動不足・習慣化は、この時期の犬にとってはストレスになります。出来るだけ色々な場所に連れて行き経験をさせ、運動もたくさんしてあげましょう。また、散歩の時間やご飯の時間等を決めてしまうと、その時間になると催促で吠えるようになります。時間は習慣化せずに飼い主さんの都合で変えましょう。
■シニア期(7歳頃~)
シニア期になると、今まで出来ていたことが加齢により出来なくなることが多くなります。体が痛くなる・欲求を満たしにくくなる・刺激が少ないなどの要因は、この時期の犬にとってストレスとなります。動く範囲が少なくなったら、出来るだけ近くに水飲み場を作ったり、外出はご飯を変えるなどの適度な刺激を与えましょう。また、足腰が弱くなってしまうので、床は滑らないものにしてあげましょう。
ストレスが原因で起こる病気
ストレスが過度に溜まると、人間と同じように犬も病気になってしまいます。以下に、ストレスが原因で起こる病気を紹介するので、愛犬の様子をチェックするとともに、病気にならないような環境作りをしてあげましょう。
■腸炎
ペットホテルやトリミング・サロンなど急な環境の変化によって起こりやすいです。下痢や血便の他、ウンチの回数が増えたり水をよく飲むようになります。
■分離不安
飼い主が急にいなくなることにより、留守中に普段はしないような行為(ものを壊す・トイレ以外で排泄をする・吠える等)をしてしまいます。分離不安は心の病気ですが、薬での治療が可能です。
■胃炎
知らない人が家に立て続けに来たり、知らない場所や嫌な場所に連れて行かれた時など、ストレスにより自律神経が乱れ嘔吐をすることがあります。
■肥満症
運動不足・ふれあいが不足すると、犬は食べることにしか楽しみを感じられなくなります。
■円形脱毛症
引っ越し等の環境の変化・家族が増える・日々のストレスの積み重ねにより、犬も円形の脱毛症になることがあります。
この他にも、ストレスが原因で起こりうる病気はたくさんあります。ストレスを感じさせないためにも、愛犬の気持ちになって行動をするようにしましょう!!
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