ボクサーの性格
ボクサーの先祖は猟犬で、戦時中は軍用犬として重宝されていたほどワイルドなイメージを持つ犬ですが、基本的には飼い主に従順で普段はおとなしくペットとしても飼いやすい犬種です。
また軍用犬として利用されていたほどなので、知性にも富みかつ訓練しやすく飼い主ととても良好な関係を築けるものと言えます。しかし、一方で元々は猟犬なのでワイルドな性格も持っています。自律的な行動をとるように訓練しないと、獰猛な性格のわがままな犬になり手に負えなくなる可能性もありますので、子犬の時期にきちんと飼い主のいう事を聞かせるようにしておくようにしましょう。
ボクサーのしつけ方
ボクサーは、とてもアクティブな犬種です。しつけの一環として毎日活発に運動をさせるようにしましょう。自宅の庭や近隣への散歩などを欠かさず行うと、筋力upやストレス発散の他飼い主に対して従順な性格の犬になるなどプラス面が非常に大きいのです。従って、日々の運動は不可欠のものと言えます。
また多くの犬で見られるように見知らぬ人を見ると警戒して吠えます。ボクサーも例外なく警戒心と恐怖心といったナイーブな部分を併せて持っています。なので、ワイルドな性格とは言え警戒心をとるためにリラックスさせるようなトレーニングも必要なのです。
また警戒心が強くなってしまうと必然的に防衛本能も強くなり、その反動としてより攻撃的になってしまうという側面を持っていますので、できるだけ落ち着かせるような対応を取るようにしましょう。
このようにボクサーはワイルドでありながら、繊細で臆病な側面も見られる犬です。なので、必要以上に厳しすぎるしつけは逆効果になりがちです。無論、甘いしつけも厳禁です。何度も触れている通り、元々は猟犬の血が入っているので、温和な性格に仕上げてもふとしたきっかけで凶暴性が出て、飼い主を困らせる事態になってしまうのです。
噛む癖や無駄吠え方への対応方法
特に子犬のときにボクサーはよく噛む癖があります。それをそのまま放置して大人になっても噛む癖がそのままであったら、力が強いので怪我をする恐れが強いのです。
噛む癖は飼い主がしっかりとコミュニケーションを取る事で改善します。噛むというのは実は「甘え」の一環で、しつけによりだいぶ改善されると言われています。なので、子犬の時から、噛むという行為をしていたら適度に怒って止めさせる事が必要です。なかなか改善しないようでしたら、トレーナーへ相談ないしは調教を依頼するという事も考えましょう。
またボクサーに限らず、飼い犬の無駄吠えに悩まされるという人は多いと思います。犬が吠えるというのは空腹であったり、散歩の時間になったので連れて行ってほしいといった合理的なサインの可能性もありますが、単なるワガママの場合も少なくありません。ただ単に構って欲しいとか、暑いとか、知らない人が通った程度で吠えるケースも多いのです。特にボクサーは猟犬の血が入っているため、吠えやすい犬種とも言われています。
吠えたからといってこちらが何もかも対応していたら切りがないどころか、吠えれば何でも対応してくれると勘違いして事態は悪化します。なので、吠えたら無視をするというのもしつけの一環として取るべき方法です。
そうすればやがて、吠える回数は減っていくでしょう。
まとめ
このようなボクサー。難しそうにも見えますが、一人の家族としてナチュラルに愛情を持って接せれば、きっといいパートナーになると思います。是非、実践してみてください。
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