毛の生え方
毛の長い子などは近くの毛の長い部分に覆われることによって一見わかりづらかったりするのですが、毛の生え方にムラがないかどうかを確認することは大切です。
膿皮症など感染症の場合局所的に毛の薄くなっている部分が発見されることがあり、ホルモンなど体の中からの原因がある場合全体的に薄くなることがあります。
また、毛が抜けてはげているように見えても、実はよく掻く部分の毛が切れてしまい、一か所の毛が短くなってしまい、はげているように見えるだけのこともあるのです。
よく掻いている部分などが把握できている場合なども、その周辺の毛の生え方がどうなっているか見てみるとよいと思います。
皮膚の色
炎症を起こしている場合強い赤みを帯びることが多いです。
また、皮下出血などの病気の場合も皮膚に内出血のようなまだらの斑点がいくつも見えることがあり、いつもとは違う色をしていたり、模様がある場合動物病院へ連れて行った方がよいでしょう。
直接連れていくのが難しい場合、写真におさめておくのも判断の一つにはなるかと思います。
フケなどの分泌物
感染症の場合、湿疹などとともにフケのような分泌物が見られることが多いです。
湿疹などは見つけるのが難しくても、フケなどが多く出ている場合、細菌の増殖が起こっている可能性が高いので、その旨もトリミングサロンや動物病院へ相談してみても良いかもしれません。
ただし、若齢の子たちは代謝も活発なため病気でなくてもフケがたくさんでることもあります。
また、シャンプーなどのケア製品で体質に合うものに変更した場合、おさまることもあります。
臭い
ワンちゃんは、犬種によって脂を過剰に分泌することによって皮膚炎につながるため、こまめに脂を取り除くシャンプーによるケアが必要な場合もあります。
体臭はもちろん皮膚が汚れてきたかのサインにも繋がるため、大切ですが脂のにおいも気を付けておくと、愛犬の体質把握につながるでしょう。
舐める・掻くなどの行動
痒みだけではありませんが、痛みや精神的に落ち着かせるために、またはイライラした際などに舐めたり噛んだりすることがあります。
特に猫ちゃんの舌の表面はザラザラとしていて薄い皮膚はすぐに傷ついてしまうことがあるので、舐める・噛むなどの行動を見かけた場合、どの部分をよく舐めたり噛んだりしているのかを注意して、その行動の原因が何かをトレーナーさんだったり獣医さんなどの専門家の方に相談して解明した方が皮膚も悪化することなく済むでしょう。
皮膚の湿疹などは発見する事が難しいですが、脱毛など総合的に見ていつもと何か違うということが見つけられるだけでも早期発見にはつながると思います。
また、上記のものだけでなく、お耳の毛玉や触れたときにいつも濡れている部分などを掻いていたり舐めているとそれがサインに繋がり、皮膚の異常の可能性も高まります。
人間にとってもそうですが、痒みがあって眠れなかったりすると落ち着けず、精神的にも大きな負担になり得ます。
できるだけ早くその負担をとってあげられるように飼い主さんもスキンシップを兼ねての日々のチェックでワンちゃんや猫ちゃんのいち早いSOSサインをキャッチできるようになると良いかもしれませんね!!
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