ちょっと神経質?だけど好奇心旺盛で活発な性格
ダルメシアンは活発で体力があり、疲れ知らずの犬なので、外で遊ぶことが大好き犬です。
遊びまわるのが大好きな反面、運動中は水たまりを避けるなどキレイ好きなところもあります。
好奇心の塊のような性格ですから、興味のあることは徹底的に追求していきます。
そんなところからは少し想像しにくいですが、聡明な部分もあり、警戒心が強く、飼い主に対する忠誠心に溢れています。
少しがんこなところがあるので、見知らぬ人や犬に対しては神経質になる面もあるので、
番犬としても活躍できます。
また、少し独占欲が強いので、仲良く遊んでいたと思うとオモチャを取られたことでケンカになってしまうこともあります。
ダルメシアンのしつけには注意が必要
第二に、ダルメシアンのしつけ方をご紹介します。
元々ダルメシアンは、猟犬や軍用犬として活躍していましたので、かなりの運動力があります。このため、毎日の運動をしっかり行ってあげないとストレスを溜め込んでしまいます。
そのため、ダルメシアンをしつける際には、うまく運動を取り入れつつ行うと、より効率的です。
定期的に散歩や室内運動をさせるだけでなく、公園などに連れて行ってボール遊びやかけっこをする中で、「待て」「お座り」などの動作を組み込んでしつけをして下さい。このようにゲーム感覚で楽しんでしつけを行えば、比較的ストレスが少なく学習してくれます。
次に、ダルメシアンは、記憶力の良い犬だとも言われています。記憶力の良さは、しつけを行う際にメリットではありますが、デメリットもあります。これは悪いこともすぐ覚えてしまうからです。
一度体罰を与えたり厳しく叱りすぎてしまうと、それをしっかり記憶して、飼い主に対する不信感を募らせてしまい、なかなか言うことを聞いてくれなくなります。
ですから、ダルメシアンをしつける際には、ひとつひとつの行動を慎重に行うようにして下さい。叱る時も、一度だけ、しっかりと口に出して言うだけで十分でしょう。
もっとも、ダルメシアンはがんこな性格の持ち主でもありますから、なかなかこちらの言うことを聞いてくれないこともあるでしょう。でも、そのような時も、決して厳しく叱り過ぎたり体罰を与えたりせずに、辛抱強く接して下さい。
また、見知らぬ人や犬への過度の警戒心も、しつけの中で克服していって下さい。外に多く連れ出して、家庭内とは異なった環境に触れさせることによって次第に馴れさせるとよいでしょう。
ドッグランにも子犬の頃から馴れさせて、社交性を身につけさせて下さい。
そして、ほめる時には、おおげさにほめて下さい。飼い主にほめられることは、犬にとって最高の喜びです。
飼い主にほめられたことを繰り返ししていこうと、ダルメシアンも努力してくれるでしょう。
注意していただきたいのが、ダルメシアンの30%は先天的な聴覚障害を持っていることがあります。
耳が聞こえないと、言葉によるしつけはできません。また、難聴のダルメシアンは恐怖心から噛み付きを起こしやすいです。ですから、リードのショックや視覚・嗅覚を使うトレーニングをしっかりと行い、あまり恐怖心をもたせないしつけ方をして下さい。
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