犬を飼っている皆さん、春になると予防接種のはがきが届きませんか?結果から言いますと、春に打つ予防接種は①狂犬病②混合ワクチンの2つです。わかりやすくご説明します。
① 狂犬病予防接種
これは犬を飼っている飼い主さんに3月頃にはがきが届きます。この狂犬病予防接種は唯一法律で打つことが定められている犬の予防接種です。狂犬病は現在日本には存在していませんが、かつては死者を出す恐ろしい感染症でした。予防接種するということは、病気予防と同時に毎年保健所に登録を行うことで犬の住民票を作成するという意味もあります。「うちの子は噛まないから打たなくても大丈夫」という飼い主がたまにいますが、法律で定められた義務です。犬を飼うなら責任を持って、最低限のルールは守りましょう。
この注射は打つ場所を選べます。病院または集団接種といい、保健所などで決まった日にちに打ちます。以前、集団接種に行ったら時間はかかるし、犬がたくさんいるので興奮してしまい、大変でした。場所にもよると思いますが、私の場合は外で長蛇の列に1時間ほど並びました。もちろん他の犬も飽きてしまったり、前後の犬同士で吠えたり喧嘩を始める犬もいました。犬にとって、初めての場所で長時間待つことはストレスなんですよね。その上、痛い注射をするのでは、いい思い出はありません。よって私はいつも慣れている獣医さんで打ってもらいます。値段もそれほどかわらないと思います。これは飼い主さんが選択できますので、その人にあった所で接種することをオススメします。
② 混合ワクチン
これは年1回行う注射で生ワクチンです。混合といっても5種や7種など色々あり、値段も違ってきますので獣医さんとご相談ください。うちは9種混合といい、犬アデノウィルス・犬パルボウイルス・犬パラインフルエンザ・犬ジステンパー・犬コロナウイルス・レプトスピラ症・犬伝染性肝炎の病気予防に効果があるものを打ちました。この注射は任意なので、打つか打たないかは飼い主さんの判断です。また、狂犬病と混合ワクチン接種は同時に出来ません。もし副作用が出たときにどちらが原因かわからないからです。最低でも1週間はあけましょう。混合ワクチン接種により、まれに副作用も起こります。打った部分が赤く腫れたり、アナフィラキシーショックが起こる犬もいます。ワクチンを打ったからといって100%病気に感染しないわけでもありません。また、100%安全なワクチンもありません。犬も人間と同じです。飼い主さんがどうするか良く考え、獣医さんと相談して接種しましょう。
③ フィラリア予防
これは注射ではありませんが、一般的に春頃から始めます。フィラリアは蚊が媒介する恐ろしい寄生虫の病気です。これに感染しないように毎月薬を飲みます。
私は①、②、③どれも春になったら行っています。また、フィラリアの薬を始めるときには必ず血液検査が必要で採血することから、同時に健康診断もしてもらいます。血液から肥満や病気の発見もできます。といってもこの時期、病院はとても混みます。病院嫌いの柴犬を連れて行き、待っているのは大変ですが犬も頑張っているので私も頑張ります。時間はかかりますが、2匹別々に連れて行くとスムーズに出来ます。春は注射を打ったり採血したりたくさんする事があるので、お金がけっこうかかると思いがちですが、年に一度の愛犬の健康を守るためと思えばどうでしょうか?春に行ってしまえば、あとが楽ですし、健康に過ごせます。健康診断を行い元気だと確認できれば、私も気分が楽です。犬を飼っているのですから、きちんと予防接種をし、犬の健康を維持してあげましょうね。
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