ワンちゃんのしつけは飼い主次第!?ワンちゃんに見習われる飼い主になろう!

2016.05.21

ワンちゃんのしつけは飼い主次第!?ワンちゃんに見習われる飼い主になろう!

犬を飼う上でとても大切なことに「しつけ」があります。 人間と生活するために守ってもらいたい「決まり」を犬に教える事は、とても大切なことです。 犬は小さな子供と一緒です。知能は大人になっても人間の子供の3歳程度と言われています。 飼い主の言う事を聞かない、反抗的、攻撃的、臆病で神経質など直したい問題は色々あると思います。 これはもともとの犬の性格もありますが、一番影響しているのは飼い主のしつけや接し方にあります。 犬が何か問題を起こすとき、それは必ずと言っていいほど飼い主側に責任があります。 犬に支配されている飼い主さんは大抵犬に気を遣っておどおどしている場合が多いです。 毅然とした態度で接することなく、犬のいう事をみんな聞いてあげていると我が侭でいう事を聞かない犬に育ってしまいます。 そうならないように普段からどんなことを注意してしつけをすればよいのでしょうか?

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しつけはいつからやるの?

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しつけは子犬や犬が家にやってきたときから始まります。それは2カ月の子犬かもしれませんし、5歳の成犬かもしれません。
でもいつからでもしつけはすることが可能です。年齢は関係ないのです。
もちろん、子犬の方がしつけしやすいというのは事実です。でも子犬の時期を逃してしまったらもうしつけは出来ないと考えるのは間違いです。
根気と愛情をもってしつければ何歳でもきちんとしつけられた犬になる可能性を彼らは持っているのです。

飼い主の心得

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しつけに関してよく言われてきた事に「人間は犬の群れのリーダーにならなければならない」といったことがありました。犬は群れを作る動物であり、そこにリーダーがいるのでそれに人間がならないと群れを率いることが出来ないという考え方が主流でした。
そして先住犬を常に優先し、犬の順位を人間がきちんと守ってやらなければならない。そんな事が言われ続けていました。
でも現在では少し考え方が違ってきています。
一番大切なのは犬と人間との一対一の関係だと言われています。一頭だけで飼っていても多頭飼いでも当てはまるのですが、各犬と自分の関係がきちんとうまくいっていて、犬が飼い主の命令は絶対であるという態度が構築されていればあとは犬達同士の順位は犬たちが勝手に決めるのでそれに人間が合わせてあげればよいという考え方です。
飼い主は群れのリーダーになるのではなく、群れを率いるリーダーでなくてはならないのです。

飼い主が頼りないとどうなる?

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飼い主と犬との関係がまったく出来ていない場合、犬は好き放題してしまうことになります。
散歩のときは引っ張る、自分の行きたい方に行く、他の犬に合うとケンカする、他の人間に吠える、家ではお手入れを嫌がってさせない、好きな場所からどかない、手を出すと噛みつく、唸る。
これらは「犬が悪い子」なのではなく「飼い主が悪い」ために起こってしまう事です。
きちんとしつけが行われておらず、犬を甘やかして育てた結果です。人間の子供と同じなのです。
親が甘やかしてなんでもいう事を聞いてもらえたら人間の子供もそんな風に育ってしまう事でしょう。
犬が社会的に、そして飼う上で困らないようにするためにも「しつけ」はとても大切なことなのです。
飼い主が毅然とした態度で犬に接して、根気よくしつけをする。それは結局犬のためになることなのです。

毅然とした態度とは?

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犬は頭が良く、そしてとても良く人間を観察しています。
ビクビクして犬に接すると犬は「自分より弱い生き物だ」と判断します。メリハリのある毅然とした態度で接すれば「この生き物は頼りがいがある」と判断します。
そして堂々とした態度でやってはいけないことを教え、出来たときは心から愛情をこめて褒めてあげるのです。
この「メリハリ」がとてもしつけをする上で大切なことなのです。
短い言葉で、はっきりと伝える方が犬には理解しやすいのです。そして怒ってしつけるより褒めてしつける方が上手くいきます。
決して叩いたり、大声で感情的に怒鳴ったりしないでください。それはただの臆病で攻撃的な犬を作ってしまう事になりかねません。

犬のしつけには根気が必要

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犬をしつける上で次に必要なのは「根気」です。
前に書きましたが、いくら大きくなっても犬は人間の3歳程度の知能しかありません。
人間の3歳児ってどうですか?きちんと色々なことを理解できる年齢でしょうか?
「○○ちゃん、これは危ないからやっちゃだめよ」
「うん、わかった」
そう言った直後に他に興味のあることが起これば注意なんか忘れてしまう。そんな年頃ではないでしょうか?
犬もそんな感じだと思ってください。
悪気はないのです。教わったことも忘れてしまう事があるのです。
時々「うちの子トイレをなかなか覚えなくて」というお話を聞きます。「ワンちゃんはおいくつですか?」と伺うと
「3カ月なんです」なんてことが良くあります。
人間の感覚で言うと家に来て1カ月も経ったのにまだ覚えない。頭が悪いのかしら?なんてことになるのでしょうが、とんでもない!3カ月なんてまだ赤ちゃんです。
身体の成長から見ても、おしっこを我慢することもろくに出来ない年頃です。「出ちゃった時がしたい時」で当たり前。
偶然にもペットシーツの上で出来たら、その時は思いっきり褒めてあげる段階なんです。
出来なかったときはさっさと掃除して、いちいち反応しないこと。出来たときだけ大げさに褒める。そんな風にアドバイスさせてもらっています。しつけをするという事は根気がとても必要です。

他の物事に対してもそうです。少しずつ、一つずつ、正しく人間がしつけを行えば犬はきちんと覚えます。
どんどん成長していく犬の様子を見守るのはとても楽しいことです。
そして飼い主さんは自信をもって堂々と犬と接してください。決して「可哀想だから」なんて甘やかさないでください。
犬を甘やかして育てる事は、犬がこの社会で生きていくのにとても生きにくい状況を作ってしまう事になってしまいます。極端な言い方をすれば虐待にもなりうるのです。その方がずっと可哀想なことになってしまいます。
犬に尊敬される飼い主であってください。犬はいつもあなたを見ていますよ。

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Tomimaru

Tomimaru

2002年に最初にパピヨンを飼ってからパピヨンの虜になりました。 現在はブリーダーとしてドッグショーに参加しながら9匹のパピヨン たちとにぎやかに過ごしています。 もっと犬の事を知りたいと、犬学や行動学を中心に色々な本を読んで います。愛玩動物飼養管理士1級を取得し、現在はペット栄養管理士 の資格取得のため勉強中です。


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