ワンちゃん同士がお尻を嗅ぐ理由は?
ワンちゃんの嗅覚は人間の100万倍と言われています。
人間よりも嗅覚はとっても鋭く、初対面の際に相手を知るためにお尻を嗅ぎます。
なぜ、お尻かというとワンちゃんのお尻には肛門腺という分泌組織があり、そのにおいをかぐことでそのワンちゃんの特質や健康状態までも見抜けてしまうのです。
ドッグランなどにいってお尻を嗅ぎ合っているのは、お互いが個人情報を相手に渡して、「仲よくしましょうね〜」といった感じです。
人間でいう名刺交換といった感じでしょうか。ワンちゃんの中でもそういったコミュニケーションの方法があるようです。
ワンちゃんがオオカミだった時代から、このコミュニケーション方法は使われており、現在でもその名残りがあるということなのでしょうか。
お尻のにおいを嗅がないワンちゃんもいる!
基本的に「おしりを嗅ぐ」=「挨拶」のようなものですが、上位にいるワンちゃんは下位のワンちゃんにはお尻をにおわせないとも言われています。
また、ワンちゃんにも人見知りならぬ犬見知りの子もいて、日本犬はとくにあまりお尻を嗅がせたり嗅いだりする事が嫌いな子が多いです。
もし、嗅がれそうになったときに“パタン”とオスワリして坑門を伏せてしまいます。
また、ワンちゃん同士でもお尻を嗅ぐ順番には特徴があるようで上位のワンちゃんが一番最初に下位のワンちゃんのお尻を嗅ぎ、そのあとに下位のワンちゃんが上位のワンちゃんのお尻を嗅ぐという事です。
人間の世界よりもワンちゃんの世界のほうが上下関係は厳しいのかもしれませんね…。
お尻を嗅ぎ合わす際に気を付けたいことは?
①お尻を嗅ぎ合わすのは1対1で行うようにしましょう。
何匹かワンちゃんがいて一気に触れ合わせたりする飼い主さんも多いですが、極力1対1で嗅ぎ合わせてあげるほうがいいです。
お尻を嗅がせるということは「安心してください。心を開いていますよ〜」という意味もありますが、一気にドバーっとワンちゃんが嗅ぎにきてしまうと恐怖でしかなく、なかなか心を開きにくくなります。
②リードは緩めてあげる
リードをピンっと張った場合だと相手は警戒してケンカになる可能性があります。
相手の飼い主さんに近づけても問題ないか確認し、リードを緩めてお尻をしっかりと嗅がせてあげましょう。
ワンちゃんはリードをぐいぐい引っ張ってくると襲われるのではないか?と不安になることがあります。
ある程度ゆるめてお互いがお尻を嗅ぎやすいように工夫してあげるようにしてください。
自分のお尻を嗅ぐのは?
お尻を嗅ぐことは個人情報を知ることだと前述させていただきました。
では自分のお尻を嗅ぐ犬は何を考えているの?と思う方も多いと思います。
ワンちゃんは自分のお尻を嗅ぐことでアイデンティティを知り、安心しようとしているのです。
あくびや目をそらす、体を震わせたり、地面をかぐことはワンちゃん自身の緊張をほぐしたりストレスを表現したりする方法で他のワンちゃんがいる際に自分のお尻を嗅いでいるのは不安を感じて自分を落ち着かせようとしている可能性があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
お尻を嗅ぐことはワンちゃんにとって挨拶のようなものなんですよね。
ワンちゃんも人間と一緒でこの行動を通じてコミュニケーションの構築を図ろうとしているようです。
是非、上記を参考に色んなワンちゃんに触れ合わせてあげてみてくださいね。
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