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1.歴史
2.特徴
3.性格
4.お手入れ方法
5.カットの方法
6.かかりやすい病気
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歴史
マルチーズは愛玩犬の中でも非常にその歴史が古く、3000年以上とも言われています。 猟犬や使役犬を小型化したものではなく、始めから愛玩犬として飼育されてきた珍しい犬種です。名前の由来は、地中海のマルタ島からきていると言われています。紀元前1500年頃、マルタ島は貿易の中継地点として栄えていました。そこへフェニキア人が持ち込んだとされています。マルタ島からはヨーロッパやアジアの各地へ様々な犬が持ち出されていきました。マルチーズはマルタ島で他の犬種と分けて飼育されていたために、純血交配が繰り返され、その容姿や特徴を今に残しています。14世紀初めにイギリスへ渡り、イギリス王室でビクトリア女王をはじめとする王室貴族に愛されました。その後15世紀にはフランスで、19世紀には他のヨーロッパ諸国で人気が高まり、高額で取り引きさるようになりました。マルチーズは現在でも世界中で愛される愛玩犬として、高い人気を誇っています。
特徴
純白で光沢のある美しい被毛が特徴です。アンダーコートがないため、シングルコートと言われています。被毛は鼻の先から耳先、尻尾の先まで続いています。体重3kg前後の華奢な体で肢は短く、機敏な動きをします。黒く大きな眼は愛らしく、人々に愛され続けられています。
性格
人になつきやすい、温厚で優しい性格です。利口でトイレなどのしつけもしやすいでしょう。活発な一面もあるため、じゃれ付いて遊んで欲しがることもあります。それほど臆病ではないため、他の小型犬のように騒ぐことも少ないですが、コミュニケーション不足や過剰に甘やかすと、無駄吠えをするようになるので注意が必要です。元々室内犬なので、運動は室内でよく遊ばせれば大丈夫ですが、外で遊んだりお散歩をしてあげても喜ぶでしょう。
お手入れ方法
白く美しい被毛を維持するために、毎日のブラッシングやコーミングが大切です。また合わせて定期的なシャンプーやトリミングも必要になってきます。食餌の後に口を拭いたり、お尻まわりも清潔に保つようにしましょう。
カットの方法
マルチーズはカット次第で様々なスタイルを楽しむことができ、幾つか代表的なカット方式もあります。『クリップ』最も代表的なもので、足の一部や顔周りを中心にカットするスタイルです。始まりは猟犬が水中を泳ぐ際に、動きやすくかつ体を守れるようにとこのスタイルが生まれたそうです。クリップの中でも様々なバージョンがあります。『テディベアカット』マルチーズのカットの人気を高めたのがテディベアカットです。テディベアのように全身に毛を残すスタイルで、顔の周りにもふさふさと毛を残すのがクリップとの違いです。他にも床に着くくらい毛を長くして、リボンで結んだりする愛らしくマルチーズらしいスタイルもあります。 飼い主さんのお好みに合わせてオリジナルのスタイルを楽しんでみてもいいでしょう。
かかりやすい病気
・皮膚の病気
アトピー性皮膚炎やノミアレルギー性皮膚炎、食物によるアレルギーなど様々なものがあります。日頃からブラッシングやコーミング、シャンプーなどで肌や毛を清潔に保つようにしましょう。また異変に早く気づくためにも、皮膚の状態や体を掻くといった動作をよく見ておきましょう。
・眼の病気
流涙症や角膜炎・結膜炎などの病気があります。流涙症は涙が溢れ、眼の下の毛が常に濡れている状態です。それが続くと涙やけと言われるように色がついたり、目やにが固まったりするようになります。涙を排出する管が詰り、正常に排出できなかったり、眼瞼内反症という瞼が内側に曲がることで眼に刺激を与え続けることなどで起こります。また角膜炎や結膜炎は眼にゴミが入ったり傷がつくことで起こるので、注意が必要です。
・膝蓋骨脱臼
小型犬がかかりやすい病気の一つです。膝蓋骨脱臼が起こると、膝が曲がりにくくなり、足を引きずったり浮かせたりして歩くなどの症状が見られます。先天的な場合は手術で改善できる場合もあります。膝に負担をかけすぎないように、日頃から気をつけてあげましょう。
いかかでしたか?マルチーズは魅力がいっぱいの犬種です♪
マルチーズの事を知って愛犬と仲良くなりましょう!