最初はペットショップのグルーミングに挑戦!
我が家の犬は、人見知りが激しく、ペットショップを嫌がります。でも、シャンプーはトリマーさんにやってもらった方が気持ち良くきれいになると思って、最初は近所のペットショップで予約しました。いつも行く動物病院でもシャンプーをしてくれるのですが、ロングコートチワワのシャンプーコースは3,500円です。その料金をいつも見ていたので、ペットショップの料金表を何気なく見て「2,100円」と書いてあったので、その安さにひかれて予約しました。
とても丁寧に優しくシャンプーして頂き、大満足の仕上がり!でも犬はグルーミングの間中、ずっと不安そうにこちらを見ていました。その顔を思い出すと、ペットショップに連れて行くのに罪悪感を感じるほどの、かわいそうな顔でした。その後はしかたなく10年近く自宅でグルーミングを続けていますが、ご近所さんに「いつもきれいね」とほめてもらっています。そんな我が家のグルーミングは、次の5ステップに分けてやっています。
グルーミングの基本は、ふだんのブラッシング!スキンシップや健康チェックもかねて、毎日欠かさずブラッシングをしています。抜け毛が多い時期、毛が飛んで顔にくっついてかゆくなるのが、私は苦手です。少し濡らしてからブラッシングすると、抜け毛が舞うのを防げるので、楽になります。グルーミング用のスプレーを使えば、毛が絡まりにくく、ツヤも良くなり、良い香りがするのでおすすめです。スプレーがないときは、アイロンのときと同じように水を霧吹きで吹きかけたり、タオルを湿らせて拭いたりすることでも、代用できます。
毛が赤く変色しやすいところは、毎日丁寧にふいてあげると良いと思います。涙やけ用のウエットティッシュが便利ですが、毎日のことなので、うっかり切らしてしまうことがしばしば。そんなときは、水道水でぬらしたティッシュでふくだけでも十分きれいになります。このお手入れだけで、我が家の犬の毛は、目の周りも真っ白なままです。
綿棒にベビーローションやワセリンを薄くつけて、耳をそーっと掃除してあげます。犬の耳は複雑な形をしているので、太さの違う綿棒を使い分けると便利です。太い綿棒にローションをつけて耳の穴を掃除して、細い綿棒にワセリンを塗って耳の内側のひだの部分を掃除するといい感じです。犬も気持ち良いようで、綿棒を見ると喜んで近寄ってきて、ひざの上に乗って来ます。
室内犬は、足の裏の毛が伸びやすいと思います。我が家の犬は足の裏の毛がボーボーに伸びて、フローリングの床で滑りやすくなります。走った後のブレーキが効きにくくなったら、けがをする前にハサミでカットするようにしています。犬用のバリカンや散髪用のハサミを使うのがベストだと思いますが、バリカンの音を怖がるので、ハサミで少しずつ切っています。散髪用のハサミは切れ味が良く、犬のやわらかい毛も気持ち良くカットできます。カットした短い毛が散らばりやすいので、少し切るごとにガムテープにくっつけるようにしておくと、後のそうじがグーンと楽になりますよ。
グルーミングの中で、一番手のかかるシャンプーは、1ヶ月に1回しかやりませんが、十分きれいでいられます。シャンプーのついでに、ときどき肛門腺絞りにも挑戦しています。
以上の5つのお手入れをすれば、グルーミングはほぼ完了。爪切りと耳の毛切りを追加すれば、ペットショップでやってもらうグルーミングとほぼ同じ内容になると思います。爪や耳の毛を切るのは、最初に犬が嫌がり失敗したので、怖くてできなくなってしまいました。今考えると、人がおそるおそるやると、犬も怖がるんですよね。切りやすい爪から、自信を持って丁寧に切ってあげれば良かったと思います。
そんなわけで、爪と耳の毛だけはペットショップや動物病院に行ったときに、やってもらっています。爪切りと耳掃除の料金は、どちらも、ペットショップでは320円、動物病院では540円です。犬はブルブル震えてちょっとかわいそうですが、自宅で無理やりやるよりずっと安全なので、がまんしてもらっています。
自宅グルーミングのすすめ
自宅なら、いつもの環境だから犬も安心だし、飼い主も送迎の必要がなく助かります。何より安上がりでスキンシップにもなる自宅グルーミング。一度に全部やるのは大変ですが、少しずつ分割すれば、案外手軽にできます。犬の健康チェックにも役立つので、いつもトリミングに行くわんちゃんも、できるところからお試しください!!
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