秋田犬の特徴と歴史
日本には6種類の犬種がいますが、その中でも秋田犬は唯一の大型の犬種です。秋田犬は「あきたけん」と呼んでいる方も多いですが、正確には「あきたいぬ」と呼びます。秋田犬の特徴的な部分は、非常に体躯がしっかりとしているということです。元来は狩猟や闘犬に使われていた犬種ですので、体つきもしっかりとしていて逞しい体をしています。心配能力も高く、狩猟に対応出来るように動き回ることも出来ます。毛色の特徴は茶色でして、ほとんどの秋田犬がお腹や手足や顔周辺以外は茶色の毛色をしていますが、中には全身真っ白の秋田犬もいます。秋田犬の歴史は古く、昔から狩猟のために飼育され活躍していました。日本で闘犬が流行していたこともあり、人気も高い犬種でした。しかし、その後闘犬に対しての風当たりが強くなりまして、洋犬の人気が高まるようになり、秋田犬の人気が落ちるようになりました。秋田犬にとっては不遇な時代が続いたのですが、転機が訪れたのが天然記念物の指定です。1931年には、日本の犬としては初めて天然記念物に指定されました。その後には、映画にもなった忠犬ハチ公の記事が出されまして、日本の代表的な犬種として認知されています。アメリカでも人気があり、アメリが兵が持ち帰った秋田犬の子孫がアメリカで繁栄しています。アメリカン・アキタ・ドッグと呼ばれていまして、アメリカだけではなくて全世界に広がっています。アメリカ以外では、ロシアのプーチン大統領にも秋田犬が贈られました。これ程に日本の犬種として認知されていると言えます。
秋田犬の性格
秋田犬の性格の最大の特徴は、非常に飼い主に対して忠実だということです。飼い主に対して忠実なので、飼い主の命令には基本的には逆らいません。しかし、プライドが高いという側面もありまして、納得することが出来ない命令なら従わないときもあります。警戒心が強いので、番犬としては最適な犬種です。来客が来たときに吠えてしまったりすることもありますので、自宅に人の往来が激しい場合はしっかりとしつける必要があります。プライドが高いという側面もありますが、基本的には温厚でとても従順です。一度受けた恩や普段からお世話になっていることは忘れませんので、心を許すと飼い主に対して人懐っこくなります。
秋田犬の飼育のコツ
秋田犬の飼育のコツは、とにかく徹底したしつけにあります。秋田犬は飼い主には従順ですが、敵対する相手には攻撃的になってしまうこともあります。一度秋田犬が怒って暴れ出してしまうと、体躯が逞しいので大人の男性でも止めるのが大変です。その要素を抑えるためには、子犬からのしっかりとしたしつけが重要になります。秋田犬の飼育には、非常にテクニックが必要になりますので、ブリーダーを利用すると良いでしょう。ブリーダーの中には、秋田犬の飼育は断っているところもありますので、事前に秋田犬の飼育が可能かどうかを調べておく必要があります。サロンやドッグランは一緒に利用することが出来ない場合も多いので、その点も考えておきましょう。秋田犬を購入するときは、ブリーダーから購入すると安く購入することが出来ます。ペットショップを介して購入すると、しつけがされていないこともありますし、中間のペットショップがある分価格が高くなってしまいます。秋田犬のブリーダーなら、しつけも安心ですし専門的なアドバイスを受けることも出来ます。
