ワンちゃんによってはシャンプーを嫌がるかもしれません。場合によっては噛み付かれるかもしれません。それでも根気強くシャンプーを嫌がらないワンちゃんになるよう接してましょう。叱ったりしてはもちろんいけません。やさしくやさしくワンちゃんにシャンプーをしてあげましょう。シャンプーする際は、ひと肌より少し熱いくらいのぬるま湯が最適です。お湯をそのままかけるのではなく、できればシャワーヘッドをワンちゃんの地肌にくっつけて勢いよくぬるま湯が飛び出さないように気を付けてください。
シャンプーをするのは、皮膚病を防ぐという側面もありますので、しっかりとシャンプーしてあげましょう。シャンプーはワンちゃん専用のモノが市販されています。お肌が弱いワンちゃんもいるので、その場合は獣医さんに相談しながら最適なシャンプーを選ぶようにしてください。最近はノミ予防のできるシャンプーや体臭をふせぐ機能があったりと高機能なモノが市販されています。シャンプーする際には、目に
石鹸がはいらないように気を付けるのは当然ですが、鼻にお湯やシャンプーが入らないよいうに気を付けてください。鼻にお湯が入ることをワンちゃんは嫌がりますので要注意です。
柴犬は室内で一緒に暮らすこともできる種類のワンちゃんです。最近ではペット用のおやつなどの種類が豊富になったせいもあり、ついついおやつをあげすぎてしまうペットオーナー様もいらっしゃいます。そこに運動不足も重なり、ぽっちゃりというにはちょっとはばかられるような体形になってしまうワンちゃんも多くなってしまいました。先日テレビに出ていたワンちゃんは、太りすぎが原因で階段が上がれなくなり、足腰が悪くなって更に太って…という悪循環を招いていました。結局そのワンちゃんはダイエットをするのですが、とても大変そうでした。そんなことにならないように、日ごろから食事の管理を徹底することが大事です。
柴犬をお迎えする時に必要なもの
柴犬をお迎えするまでにそろえたいものを紹介します。
まずは食器です。これはごはんを食べさせるものと、水を飲ませるものの二種類が必要です。プラスチックのものより、陶器やステンレス製の食器が良いでしょう。
ワンちゃんのごはんを保存しておく、フードストッカーもあると便利です。これは、ワンちゃんがごはんをあさって食べ過ぎないようにするという側面もあります。ワンちゃんは食べ物があれば、食べられるだけ食べて、吐き戻し、また食べるということをしてしまいがちですので、ごはんの管理もしっかりしたいものです。
味噌汁をかけたごはんでは塩分過多になり危険です。ワンちゃんに人間と同様の塩分が入った食べ物は病気の原因になります。ドッグフードはワンちゃんが安全に食べれるように配慮されているため安心です。ネギはワンちゃんの血液内にあるヘモグロビンを破壊し貧血を起こす原因になり、魚介系の食べ物は危険なのであげないようにしましょう。
ケージも忘れてはいけません。基本的にワンちゃんは、暗く狭いところを好みます。ケージの大きさはワンちゃんが中でUターンできる程度の大きさがあれば充分です。ケージの中に敷く、毛布やシートが必要になってきます。夏場は薄いシートのようなものですが、冬はワンちゃんも寒いので、毛布があると快適に暮らせるでしょう。
ワンちゃん用シャンプーは前述の通り必要です。ただ、洗いすぎると毛が脂分を失ってパサ付いてしまうので、注意してあげましょう。
首輪とリードも必要です。首輪はつけることが義務になっている鑑札をつけるのに必要です。そして散歩に行くのに、リードは不可欠です。ノーリード(放し飼い)で散歩してはいけない地域もありますので、ちゃんとリードはつけましょう。
柴犬のワンちゃんと暮らすと1年でどれくらい費用がかかる?
柴犬のワンちゃんと暮らすと、1年でどれくらい費用がかかるのでしょうか?
ここでは目安の金額をお伝えしますので参考にくしてください。
■暮らし始めにかかる費用
暮らし始めに、ワンちゃんをペットショップやブリーダから譲り受ける費用以外に9万円前後の
費用がかかります。
ワンちゃんの費用+9万1550円
<内訳>
- 鑑札費用 3000円前後
はじめてワンちゃんの狂犬病予防接種をする際におこなう蓄犬登録・鑑札費用のためにかかる費用です。
- 狂犬病予防接種
注射料金(病院や保健所によって異なる。3000円前後)、それ以外に別途はじめて狂犬病予防接種に行う際に、注射済票交付手数料が別途550円がかかります。※東京都の場合
- ワンちゃんの健康診断費用 健康診断費用は動物病院によって料金はちがいます。5000円~1万5000円と犬種や病院の診察内容によって違います。ペットショップやブリーダーが負担してくれる場合もあります。
- 混合ワクチン接種
2種から9種と、地域とワンちゃんの種類・体質によって最適なワクチンは変わります。
獣医さんに最適な混合ワクチンを接種してもらうようにしてください。
ワクチン代は病院によっても料金はかわりますが、5000円~8000円程度が目安になります。
子犬には3回接種するので2万5千円前後かかります。混合ワクチン代はペットショップやブリーダーが負担してくる場合があります。
- ワンちゃん用グッズ
サークルやワンちゃんのお休みをする小屋であるクレート、トイレ、ドッグフード、おもちゃ、おやすみタオル、ワンちゃんベッドなどが必要になります。すべて購入すると5万円前後かかります。
■毎年かかる医療費 7万1550円
- 狂犬病予防費 3550円
- 混合ワクチン代 8000円
- フィラリア予防薬 2万5千円
- ノミ・ダミ予防薬 2万円
- 健康診断費 1万5千円
(費用は目安です。獣医さんによって費用は前後します)
■消耗品の年間費用 17万円
- トイレシート 4万円
- ドッグフード 5万円
- おやつ代 3万円
- シャンプー、リンス 1万円
- 消臭剤 1万円
- 歯ブラシ 5000円
- オモチャ 1万円
- 首輪とリード 1万5千円
■その他、ワンちゃんにかかる費用
お手入れ費用
- トリミング代 1回8000円
- シャンプー&リンス代 5000円
- つめ切り 1回500円
- 耳そうじ 1回500円
- 肛門腺絞り 1回500円
- ペット保険料 年間4万円前後
- 病気やケガの治療費 年間8万円前後
(上記の料金はすべて、概算の費用です。犬種・個体によっても大きく変わります)
意外とたくさんの費用がかかることが分かっていただけましたでしょうか。かかる費用を考えたうえで一緒に暮らすことを考えてみてください。どんなに費用がかかっても、一緒に暮らし始めて得られる幸せは、費用には変えられないものだとすぐに感じられるはずです。
ペットショップやブリーダーさんの犬舎に赴き、あなたの大切なパートナーに逢いにいくことからはじめてください。運命的な出逢いは今すぐあなたの元に!?
ドッグショーへ行ってみよう!
機会があればドッグショーに行ってみましょう。ドッグショー会場でブリーダーさんにワンちゃんを分けてもらう相談は残念ながらできません。よいワンちゃんを見極める勘所をつかむことができます。会場で仲良くなったペットオーナー様から一緒に暮らす時のコツみたいなものを伝授してもらえるかもしれません。ぜひ、ドッグショーに足を伸ばしてみましょう。