熱中症って?
まず、熱中症とは、体内に溜まった熱を外に逃がすことができず、全身の機能が不全に陥った状態のことを言います。屋外だけでなく、室内にいても起こる場合もあり、最悪の場合、死に至るケースもあります。熱中症にかかってしまう原因としては、真夏の暑い日の散歩、車内放置、室内にいてもクーラーが切れていた、など様々です。
熱中症にかかったときの症状は?
熱中症といっても、軽いものから重症のものまであり、軽い症状としては、ぐったりしている、元気がない、食欲不振などがあげられます。また、重い症状としては、口からヨダレを垂らしている、嘔吐、痙攣、下痢、血便、脈拍の増加などの症状が表れます。
熱中症にかかったときの応急処置は?(軽い場合)
まずは慌てず、部屋を涼しくしたり、犬の体温を下げてあげましょう。体温の下げ方としては、屋外だったら日陰に移動させ、犬の体に水をかけたり、水を飲ませたり、うちわであおいだりします。室内の場合は部屋の温度が高い場合はスグにクーラーで下げ、扇風機なども回してとにかく体温を下げてあげましょう。また、熱中症とわからなくても、食欲不振や元気がないときは、食べやすいフードに変えてみたり、暑い時間帯のお散歩を避けたりという工夫をしてみましょう。軽い症状のときでも、かかりつけの獣医さんに電話することをオススメします。
熱中症にかかったときの応急処置は?(重い場合)
明らかに症状がひどい場合には、スグに獣医へ向かいましょう。このとき、獣医さんに電話をかけておくと受け入れ態勢になっているので、対応も早いかと思います。息をしていない場合は、獣医へ向かう途中でも心肺蘇生をすることも大切です。犬はいつ、どうなるかわかりません。人間と同じように犬の心肺蘇生方法なども日頃から頭に入れておくと安心です。とにかく、熱中症は時間との勝負ですので、一刻も早く適切な処置をする事が命を守ることに繋がります。
応急処置と一緒にしたいこと
とにかく症状に気づいたときは、かかりつけの獣医さんにスグに電話しましょう。軽い場合はアドバイスをくれますし、重い場合はすぐに来て下さいと言われると思います。スグに見てもらうこと、適切な処置を行うことが重要です。熱中症も重度の場合は最悪、死に至る場合もあることを頭におき、飼い主さんの処置方法、判断がとても大切になってきます。私も犬の様子がおかしいな、と思ったときはスグに獣医さんに電話し、アドバイスをしてもらいます。
熱中症にならないためにも気をつけたいこと
最後に、熱中症にならないにこしたことはありません。私が実際目にした、危ないなと思ったことを何点かあげます。
・少しの間だからと、真夏に車内に犬を置きっぱなしにしている。窓は開けているが車内の温度はスグに上昇し、50,60度になってしまう。
・真夏の暑い日中、犬を散歩している。大型犬よりも小型犬のほうがアスファルトに近いため、熱を受けやすく熱中症になりやすい。
・犬をお留守番させるとき、クーラーを付けて出かけたが、帰ってきたらクーラーが切れていて、犬がぐったりしていた。
などなど・・・。
暑いだけでなく、湿度が高かったり、肥満犬の方が熱中症にかかりやすいというデータもあります。うちの柴犬も肥満犬なので、夏場は特に気をつけています。
まとめ
熱中症は予防していても、いつ起こるかわかりません。愛犬が熱中症になってしまったとき、パニックにならずに冷静に対応できるか、ということが飼い主にとってとても大事です。落ち着いて、まずは獣医さんに連絡をし、適切な処置ができるよう飼い主さんも頭にいれておきましょう。
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