室内で飼育している場合は、ゲージやサークルは直射日光を避けた涼しい場所に置きましょう。遮光カーテンやブラインドを利用して、なるべく日陰を作り、窓を開けたときに風がよく通る場所が理想です。
子犬は屋内で飼育することが多いものですが、ある程度の月齢が過ぎると屋外で飼育することや、飼い主が留守の場合のみ屋外で過ごすというケースもあります。そのときも、屋内飼育と同じように、風通しがよく日陰になる場所で過ごせるよう、ハウスの場所やリードの長さなどを調整します。
私の家では、大きな日陰ができるまでの間を過ごせるよう、すだれを立てかけていたことがあります。簡単なものですが、こうするだけでも効果がありました。
屋内では冷却剤や冷却シート、屋外では土を利用する
次に、涼しい場所を確保したあとは、屋内飼育のときは床にクールマットや保冷剤を入れたピローなどを用意して、子犬がいつでも利用できるようにセットしておきます。しかし、準備するよりも先に突然気温が上昇してしまうこともありますよね。そのときは、事前に水を凍らせたペットボトルを数本準備しておく必要はありますが、我が家の犬が小さかったときにとった方法があるのでご紹介します。
水を凍らせたペットボトルをタオルで巻き、簡易マットを作ってあげる。これだけで、子犬は直接体を冷やし快適に過ごせるようです。もちろん、ペットボトルでなくても、クーラーボックスで利用する保冷剤でも大丈夫です。
この他にタイマー機能を利用してエアコンを使う方法もありますが、電気代などコストを考えると、保冷剤を利用した対策と合わせるのがおすすめです。その際は、冷たい空気が床にたまってしまうことがあるので、子犬が冷え過ぎないように気を付けください。
そして、屋外にいる子犬の場合ですが、土や芝のうえであることがポイントです。
犬は、土を掘る行動をとります。これは本能で食料を隠す行為といわれていますが、他にも土の中は温度が低いため、そこに潜れば涼しいことを知っているからです。
ですから、屋外で飼育をする際はコンクリートのように照り返しがあるところではなく、土や芝のある場所が適しているといえるのです。また、この土の上に水をまくと地表の温度が下がるので、水が蒸発するまでは穴を掘らなくても涼むことができます。
さらにもうひとつ、猛暑対策でおすすめなのは、日陰になっている土の上に犬のサイズに合うスノコを置いておくことです。こうすることで、少しですが地面から体が離れ、暑さが軽減されるのです。
さいごに
いかがでしたか?
猛暑は人であっても体力が奪われてつらいものです。子犬であればもっとつらいものでしょう。
まだまだ暑い日が続きます。
新しいものを購入するまえに身近にあるもので手早く対策をとり、少しでも早く快適に過ごせる場所を作り、子犬がにっこり笑って喜ぶ姿を見ることが、私たちのいちばんのご褒美ですね。
– おすすめ記事 –
犬を飼ったことがない人も安心?飼いやすい犬種を紹介!!
犬が床を掘る意味とは?何でも掘る理由と困ったときの対処法はこれ!