関節の病気ってどんな所に起こるの?
犬の場合、脊椎(せきつい)疾患、肘(ひじ)や膝(ひざ)などの関節など様々な場所で痛みを訴えることがあります。
脊椎の場合、一番多い原因としては椎間板ヘルニアです。特にダックスフントなどの腰が長い犬種に多く見られていましたが、最近ではトイプードルなどでも多く診察する事があります。
また、フレンチブルドックやボストンテリアなどでは腰の脊椎自体の骨が変形している事が多く痛みを発します。
痛みを和らげる応急処置
家での応急処置としてはまずは温める事で痛みがなくなる可能性もあるため、腰に不安がある子は腰を冷やさない様にしてください。
手、足の関節の原因について
手足の関節疾患の原因も様々です。
変形性関節症など高齢になると起こる疾患は骨の変形により痛みを生じます。
また、靭帯などの損傷などの軽度な物から、多発性関節炎など免疫関与の厄介な関節炎もあります。
手足の関節疾患は手足をあげてしまうなどの症状ですので解り易いとは思いますが、歩き方がおかしい場合はすぐに動物病院へ行きましょう。
万が一腫瘍などの可能性もあるため、様子を見る事は危険です。