欧米など諸外国ではペットの美容師さんは「グルーミングをする人」という意味で「グルーマー【Groomer】」と呼ばれています。
日本では、「トリミングをする人」という意味で「トリマー」と呼ばれて
います。
ですので、
グルーマー(英語)=トリマー(日本語)
グルーミング(英語)=トリミング(日本語)
となります。
トリミングとグルーミングの具体的な内容
もともとの英語でトリミングと言う意味は身体の毛をハサミなどで綺麗に切りそろえて整えながら形作る作業の事をいいます。
グルーミングという英語の意味は、みづくろいすること、つまりペットでは爪切り、耳掃除、足裏・お腹、肛門回りなどのバリカンかけ、ブラッシング、シャンプー、ドライングを含み、その上でデザインカットや犬種別のコート(被毛)の手入れなどを指し、ペットを清潔にすることと美容としてきれいにすること全般を言います。
日本では、一般的にワンちゃんの美容師のことをトリマーと呼びますが、実際にしていることは海外も日本もあまり変わりません。
つまり、日本語のトリミングはグルーミングという意味で使っていて、ワンちゃんを清潔に美しく、キレイな状態に保つという意味でもほとんど変わらないのです。トリミングとグルーミング、どちらも犬をキレイな状態に整える事をあらわしていていますが、海外で「トリマー」や「トリミング」といっても別の意味に思われて通じないので、今や海外でも活躍する日本のトリマーさんも出てきた時代には、「グルーマー」という言葉も大事になってきました。
人がワンちゃんの体を触ることによって病気や異常の早期発見にも繋がり、ただ単に”暑そうだから”“おしゃれ”をするためだけでなく、耳や爪、皮膚の健康状態のチェックをし健康上の面でもケアをする必要なことです。
最後に
今からの季節、お出かけも楽しくなる季節でもあり服を着せたり、日中熱くなったりと、カットのスタイルを楽しむ季節になります。ペットも人間と同じく暑い戸外から涼しい室内と、自分の被毛での温度調整が必要です。
お家でのお手入れしきれない所はプロにお任せし、キレイにグルーミングをしてもらいましょう。
また、見た目のカットだけでなくワンちゃん自身の快適さも考えて、ペット目線でグルーマーさんにグルーミングのやり方を相談、お願いしてみてはいいかかでしょうか?