用意するもの
1、紙
2、はさみ
3、ものさし
4、メジャー
5、分度器
6、鉛筆
1、愛犬の体の計測をしていこう
愛犬に洋服を着せて計測すると、場所がわかりやすいです。
直接、計測しても大丈夫ですが、その際は少し余裕を持たせて計測してください。
参考に愛犬モコのサイズを横に記載しました。
写真に登場しているのは羊毛フェルトで作ったミニモコです。
(モコはじっとしてくれないので・・・)
後身頃
・首の付け根から裾まで 22センチ
・前足の脇を背中側に延長した所から首の付け根まで 7センチ
・左前足脇の下から右前足脇の下まで 27センチ
・前足の脇の下からウエストまで 6、5センチ
・首の付け根から肩まで 8センチ
後身頃
・喉側の首の付け根からウエストまで 20センチ
・左前足脇の下から右前足脇の下まで 12センチ
・顎の下の首の付け根から肩まで 4センチ
2、型紙を作っていこう
紙を二つ折りにして左右対称で作ります。
後身頃
①首の付け根から裾まで 22センチ
紙の輪を右側にし、下から測り印をつけます。
②前足の脇を背中側に延長した所から首の付け根まで 7センチ
①で印を付けた所から下に測り印を付けます。
③左前足脇の下から右前足脇の下まで 13、5センチ
紙を半分にしているので長さは半分にしてください。
②で付けた印から横に測り印を付けます。
④前足の脇の下からウエストまで 6、5センチ
③で付けた印から下に測り印を付けます。
⑤首の付け根から肩まで 8センチ
①で印を付けた所を分度器で117°測り、そこから測って印を付けます。
⑥肩の幅 3センチ
この幅は自由です。持っているタンクトップなどで決めてください。
⑤で印を付けた所を分度器で110°測り、そこから測って印を付けます。
⑤で付けた印と⑥で付けた印からそれぞれ5ミリ程度直角に線を引きます。
⑦首回り・腕回り・裾にフリーハンドでカーブをつける
前身頃
①喉側の首の付け根からウエストまで 20センチ
紙の輪を右側にし、下から測り印をつけます。
②後身頃④と同じ長さ(前足の脇の下からウエストまで) 6、5センチ
下から測り印をつけます。
③左前足脇の下から右前足脇の下まで 6センチ
紙を半分にしているので長さは半分にしてください。
②で付けた印から横に測り印を付けます。
④ゴムを入れるため③と同じ長さ 6センチ
紙の下を測り③で付けた印とつなぎます。
⑤顎の下の首の付け根から肩まで 4センチ
①で付けた印を分度器で113°測り、そこから測って印をつけます。
⑥肩の幅 3センチ
前身頃⑥と同じ長さ。
⑤で付けた印を分度器で105°測り、そこから測って印を付けます。
⑤で付けた印と⑥で付けた印からそれぞれ5ミリ程度直角に線を引きます。
⑦首回り・腕回りにフリーハンドでカーブをつける
3、腕回り・首回りのバイアステープを作る
腕回り・首回りのバイアステープの長さは、出来上がり寸法から1センチ~1、5センチ程度短くし、輪の状態にしておきます。
肩と脇を縫った状態で愛犬に着せると測りやすいです。
測ったら長さを控えておきましょう。
4、縫い代について
肩と脇は使っているミシンのジグザグ縫いの縫い目の長さに合わせて取ってください。
前身頃の下の部分はゴムを入れるので縫い代は1、5センチ程度とりましょう。
裾は端ミシンをする場合は1、5センチ程度の縫い代をとります。
これで出来上がりです。
犬の体形は千差万別です。
最初からピッタリとした型紙を作れることは残念ながらあまりないように思います。
使わない布や安い布などから何度も試作品を作り、長さを調節し直していくと
愛犬にピッタリな型紙になると思います。
一番手間がかからないのは、着古して処分しようとしていた洋服の縫い目をほどいて
型紙を作る方法です。
また、ネットなどで無料の型紙があるのでそれを利用してみるのもいいかもしれません。
基本のタンクトップの型紙があると、いろいろとアレンジしやすくなるので
是非、愛犬にピッタリの型紙作りにチャレンジしてみて下さい。