トイレトレーニングの失敗コツとは？

トイレの場所を変える

結構多いのが、飼い主の都合でトイレの場所を変えてしまったことからくる『トイレトトレーニング失敗のコツ』です。私たちも普段、何気に同じ場所に座ったり、同じ方法で何かをしないと落ち着かなかったり、失敗したりしませんか？それは愛犬も同じです。レイアウトを変えたり、引っ越しでトイレの場所を変えた後にトイレが失敗する子は、『ここが新しいトイレ』と犬自身が認識するまでは、トイレトレーニングを最初から始めるつもりで接してあげることが必要かもしれません。

広い場所にトイレを置く

「狭いところにいさせるのは可愛そう」と思う飼い主さんも多いですよね。犬が主役のTVをみた後は「犬がいつもそばにいる生活がしたい」と犬を自由に家で放してみたくなる。「犬は賢い動物だから、教えたらすぐにトイレは覚える」と考えがち。でも、犬は狭い場所にいることで、生活スペースを覚えていく動物。特に、トイレトレーニングを始めたばかりの時は、あえて犬の居住スペースを小さくするようにします。トイレトレーニングがうまくいかない子には、もう一度、寝る場所とトイレだけの狭いサークルから出直すことがいいかもしれません。

人の目がある場所にトイレがある

　動物にとって、排泄をすることは「敵に狙われる」「隙を見せる」時間です。明るい場所はリビングで人通りが多い場所にトイレがあると、トイレがしたくなっても犬の気が散ってタイミングを逃してトイレが失敗…ということになりがちです。犬の気持ちを考えずトイレの場所を決めることも失敗のコツ。部屋の隅や、人の目を気にしない場所にトイレを設置することが成功のコツにもつながります。
　

サインを見逃す

これが一番の「トイレトレーニング失敗のコツ」です！トイレをしたい時、トイレをした後は、「トイレしたい」「トイレ終わった」を教えています。これを私たちが見逃すことが「トイレトレーニングの失敗のコツ」。トイレに行く前に見せる動作やしぐさは何か、そもそも「この子のトイレ間隔」を理解しているか、トイレを終わった後教えに来ているかをもう一度再点検してみること大切かも。飼い主自身が、どれだけ愛犬の生活スタイルに注意を向けているかが問われる部分ですね。

同じ言葉で声掛けていない

これも、「トイレトレーニング失敗のコツ」の大きなキーワードです。飼い主の中でも言い方が違ったりすると、犬は何を言っているか判らず排泄する場所を覚えない原因となります。
また、トイレを嫌なイメージをする言葉で呼ぶと、犬は嫌なことを思い出して「トイレに行く＝嫌なこと」の法則が出来上がってしまいます。犬がいい気持ちをイメージする言葉になるように心掛けたいところですね！

うまくトイレできてもほめない

　トイレなんてできて当たり前は「トイレトレーニング失敗のコツ」の早道です。トイレトレーニング中は、「教えたらほめる」「できたらほめるの」がとても大切。特にトイレをうまくできない子には、「言葉でほめる」プラス「できたらご褒美（おやつ・撫でる）」が犬の気持ちをぐっとやる気モードにさせます。
　同様に「トイレを失敗したら怒る」のも失敗のコツです。同じ場所でトイレをするといいことがあると教える事がトイレトレーニングには大切なんです。

トイレが不潔

これも意外に多い「失敗のコツ」。前の排泄物がそのままあると、排泄スペースが狭まってしまい、犬は広く清潔な場所を求めて違う場所で排泄をしてしまいがち。また、それを繰り返すうちに覚えていたトイレトレーニングもなし崩しになっていきます。だって、きれいで清潔な場所でトイレしたいのは、人間も動物も同じだからです。トイレを済ませたら、片付けてあげるのが飼い主の役割。このためにも、飼い主は愛犬の生活習慣を覚え、飼い主にかかる手間も少なくすることがトイレトレーニングを苦痛なものにしないポイントかもしれません。

まとめ

如何でしたか？「失敗のコツ」としてまとめたことは、逆をすれば「成功のコツ」です。私の愛犬も、なかなかトイレトレーニングがうまくいかず、トレーニングをしてもらったほどでした。でも結局、うまくいくようになったのは愛犬の気持ちを理解してからでした。トイレトレーニングがうまくいかないと思った時は、「失敗のコツ」を見直してみて、当てはまる項目の逆をやってみて下さい！きっと、解決の糸口が見つかります。

（参考文献）
戸田美幸：犬のしつけ＆ハッピートレーニング，西東社．
金子真弓監修：愛犬をかしこくすつけるマナーBOOK，成美堂出版．　等