私が結婚してからは一緒に暮らすことはなくなりましたが、まだ実家にいたとき、仕事で疲れて帰ってくると玄関まで迎えに来てくれるプリンの温かさに毎日癒されました。
落ち込んだときはプリンに話しかけると、黙ってじっと見つめて、聞いてくれていると確信するような眼差しに、なんだか頼りになる気さえしました。難しいことを言うと首をかしげて、え?という顔もします。
私が出産をして里帰りしたときは、やはり首をかしげて、赤ちゃんの事を不思議に思っていたようでした。
面倒くさがりなところも私によく似ていて、なんとなく気が乗らないときは玄関に来てくれることもなく、リビングでぐっすり寝ていることもよくあったので、先日久しぶりに実家へ行くとやはり寝ていて、あ、今日は面倒くさいのかな?なんて思っていました。しかし母に話を聞くと、ここ最近耳が聞こえていないようとの事でした。
いつも元気に走って、無邪気で、自然と赤ちゃん言葉で話しかけてしまうくらいいつまでも子供のような存在だと思っていましたが、犬の方が人間より年を取るのが早い、という事を思い出した瞬間でした。
リビングですやすや寝ているプリンに話しかけると、近距離で名前を呼んでもぐっすりと寝息を立てて寝ていて、なんだか切ない気持ちになります。
トントンと指でつついてみると、ハッと目を覚ましてしっぽを振って、来たの〜?という表情をしていました。ついこないだ赤ちゃんで我が家にやってきたような気持ちでしたが、あっという間な14年。ベッドにおしっこをされて怒った事もあれば、妊娠中に1時間も散歩に付き合ってもらったこともあります。私の気分が落ち込んでいるときには何を思ったのか、いつも母の側で寝るプリンが私のベッドにぴょん!と乗って、足の上で寝てくれた事もありました。プリンもきっと、私と自分の性格はよく似ていると思ってくれていると思います。
特に特別な出来事があったわけではないですが、私とプリンはなんとなく言葉が通じて、離れていても久しぶりに会えばやっぱりその感覚が取り戻されるような気がします。
プリンが産んだ他の2匹の子供犬たちももう13歳。悲しい事に、病院に行く機会も増えました。それでも元気にお散歩に行くのでいつまでも元気にいてくれる気がしてしまっていますが、あと何年一緒に過ごせるのかな?と頭をよぎる事も増えてきました。
つらい思いや痛い病気になる事なく、元気に過ごしてほしいと願うばかりです。
老犬になっても私にとってはやっぱり子供のようなかわいい存在。これからも大好きです。
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