一番人気・トイプードル
現代日本においてプードルの代名詞と言えるのが、おそらくこのトイプードルでしょう。体高28cm以下、重さは3~4kgで、主に家庭犬、愛玩犬として人々に可愛がられています。小さいのでマンションなどでの飼育にもピッタリ。一人暮らしの女性にも人気の品種です。他の種類に関する項目で後述しますが、猟犬というルーツを持つだけに小さいながらも活発な犬です。
また、全てのプードルに言える事ですが、従順で賢く、しつけ次第でしっかり言う事を聞くいい子に育ちます。逆に言うと、しっかりとしたしつけをしないと、飼い主と犬の立場が逆転してしまう事もあり得ますので注意が必要です。しかし、毛が長いので定期的なブラッシングとトリミングが必要です。
海外で人気のミニチュアプードル
ミニチュアプードルの重さは6~7kg、体高28cm~35cmです。小型犬ではありますが、トイプードルとの違いは運動神経があるのでサークルなどで加工だけでは飛び越えてしまうという点です。そこでこの犬種を飼う時には屋根のあるハウスやケージを使うことになります。
この種類は日本ではあまり見かけませんが、海外では人気のサイズでして、サーカスやトリュフ狩りに出る犬もいます。
新しく認められたミディアムプードル
ミディアムプードルは、重さ8~15kg、体高35cm~45cmの種類を指しており、2003年にJKC(一般社団法人 ジャパン ケネル クラブ)に認定されたという日本における犬種としては歴史が浅い種類です。
飼う時には後述のスタンダードプードル同様に運動量を増やして、飼い主自身もお手入れの知識をしっかりと身に付けることが必要となります。
歴史の長いスタンダードプードル
プードルの中で一番大型かつ、最も古い歴史を持つのが、このスタンダードプードルです。重さは16~25kg、体高45cm~60cmの大型犬で、元々は水辺の漁で撃った鳥を取ってくる回収犬として使われていました。
また、全てのプードルについて言える事なのですが、この種類の大きなプードルも屋内で飼って下さい。でないとプードル独特のふわふわの体毛の美しさが損なわれるばかりか、胃拡張・胃捻転などといった病気に気づくのが遅れてしまうからです。しかし、大きい分活発に動き回る必要があります。毎日1時間くらいは散歩や運動などを飼い主として共に意識的に行う必要があります。
おわりに
いかがでしたでしょうか? それぞれのプードルの種類の特徴をかいつまんで説明してまいりましたが、プードルという犬種が街でよく見かけるトイプードルだけではない事がお分かりいただけましたでしょうか?
本記事ではJKC認定の4種類のプードルを取り上げて参りましたが、実のところを申し上げますと、いまだ認定を受けていないプードルもまた存在しています。それらもやがて認定を受けて、一つの独立した種類となるのかもしれません。
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