人間でも風邪ひくし、犬も風邪くらいひくものでしょう。と思っている飼い主さんも多いのではないでしょうか。確かに犬も本当に軽い風邪の時だってあります。そんな時は多少鼻水が出ていようが、飼い主さんと遊ぶことの方が大切、お散歩に行く方が大切!と思ってワンちゃん自身もあまり気にとめてもいないことでしょう。
しかし、注意して見ておくことを怠ってはいけません。だってワンちゃんは自分から「なんだか今日はダルイ」とか「なんとなく身体が言うこと聞かないの」のんて言ってくれませんからね。少しの変化に気付いてあげられるのは飼い主さんだけです。いつも鼻水でてるから、とかむせるのはいつものクセだからといって、見逃してしまっていませんか?飼い主さんの思い込みで小さな風邪の症状を完全に無視してしまってはいないでしょうか?最初のうちに気付いていたらすぐに対処が出来たことも、そのままにしてしまうことで、重い病気を重症化させてしまうことになりかねません。
必要以上に過保護になってしまうことはありませんが、犬の風邪がどのようなものか
知識をつけたうえで、時々は注意深く愛犬のことを気にしてみてはいかがでしょうか。
以下で症状、対処法、風邪をひかない為の環境作りについてご紹介致します。
あってはならないですが、『もしも』の時があった時の備えをしてみてはいかがでしょうか。
症状はここに注意!!
犬の風邪の症状、まず気にしたいのは『鼻水が出る』『咳が出る』『目やにが出る』の3点です。
鼻水は透明だったものが黄色い粘々になってきたら要注意。咳は運動した後に少し出る程度だったものがどんどん頻度が多くなってきた場合は要注意。ただし、症状は決して一つではありません。散歩に行きたがらなくなる、食欲がなくなるといった変化が合わせて起こってきた場合は確実に注意が必要です。
風邪かも?!と感じたら
初期症状であれば、温かくして、栄養のある食事を食べさせることが大切です。また無理して散歩やあそびをせずに、ゆっくりと休ませてあげましょう。しかし、お水を飲まなかったり、症状が悪化してひどくなっていく場合は迷わず獣医さんに診せましょう。また、子犬や老犬は症状の進行が速かったり、体力が成犬よりも無かったりするので、より早く飼い主さんが判断をし、対処することが大切です。
風邪をひかない環境作りをしよう!
今まで、風邪とはどんなものか、どうしたら良いのかを見てきましたが、風邪をひかない事がなによりも大切です。まずは風邪をひかないようにするための環境を飼い主さんが整えてあげましょう。
その為に、まずは犬が自分で体温調整が出来るようにしてあげましょう。湯たんぽやホットカーペットを利用し、犬が快適温度を自分で見つけられるようにしてあげましょう。犬は基本的には人よりは暑がりです。なので、寒いかもと心配をして、暖房を部屋全体にやりすぎることは注意しましょう。また、暖房器具の中でストーブだけは注意しましょう。本人が気づかずに毛が焦げることがあります。
また加湿をすることも大切です。風邪の原因はウイルスです。ウイルスは乾燥しているとき程活動が活発になります。多湿にすることでぐっと活動を抑えることが出来るのでぜひ心がけましょう。
以上、犬の風邪についてご紹介しましたが、よくよく知ってみると人の風邪とあまりかわりがないですよね。何も難しい事はありません。ただワンちゃんは手洗い、うがいという根本的な対処方がとれないからこそ、飼い主さんが体調面も環境面も注意してあげることが重要ですね。
大切な愛犬は家族です。家族が辛い思いをすることはイヤですよね。そんなイヤな思いをしない為にも、日頃からきちんと愛犬の様子を注意してみてあげましょう。そうやって飼い主さんが自分のことを気に書けてくれるということは、ワンちゃんにとってもとても嬉しいことです。さらには風邪予防だけでなく、愛犬との絆がより一層深まることになりまさに一石二鳥なのではないでしょうか。
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