よくご質問を頂くのは…
「最近老化がはげしく、落ち着きがなく、あたりをクルクルと回っています。
まるで人間の痴呆症の方が徘徊しているような感じなのですが痴呆症ですか?」
と言うご質問です。
犬の世界にも「痴呆症」はあります。11年生きると人間で言う60歳ですから人間に比べて
犬の寿命の方が短いとは言え、年々寿命は伸びてきている傾向にあるのも事実です。
よって、自分の愛犬が突然「痴呆症」になってしまう事も考えられます。
よく「市販の薬はないですか?」と聞かれる事もありますが、薬は市販されていません。
ご相談の犬のような症状が見受けられたら、獣医師に相談してください。
飼い主さんがきちんと見てあげる事が大切です。
習慣にしていることができなくなったりすることから、始まるようです。
トイレがおかしくなることが、よく見られます。
食べても食べても、食べ足りなかったり、夜昼取り違えていたり、徘徊したり、壁に向かって、いつまでも吠えていたり….。
特に飼っていて問題となるのは、声(鳴き声)だと思います。
「近所迷惑になるので」と相談されることも多いと思いますし悩まれるでしょう。
そんな時には、声が近所に響きにくい所に愛犬を置いてあげることも重要です。
一緒にできる限り暮らしてあげたいですよね。
こうした痴呆の症状に対して、精神安定剤や催眠誘導剤などを使用したりする場合もあります。ただ、あまり使いたくはないですよね。
必ず獣医師と相談して、何がその子にとっていいのか?
飼い主さんが、暮らす上で負担にならないのか…よく話し合った上で決めて欲しいと思います。
それと…「呆け」が進むに従い、死も近づいてきてます。
その辺りも、しっかりと考えてください。
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