キャリーバッグを嫌がる猫の対策!入らない時の対処法は?おすすめ紹介もご紹介!

2022.05.12

キャリーバッグを嫌がる猫の対策!入らない時の対処法は?おすすめ紹介もご紹介!

猫が嫌がるものといえば、キャリーバッグですね。どんなに入れ方を工夫しても、ごまかしても、猫はすごく抵抗します。どうして猫はあれほどまでにキャリーバッグを嫌がるのでしょうか?どうすればスムーズに猫をキャリーバッグに入れられるのでしょうか?今回は猫がキャリーバッグを嫌がる理由と、上手な入れ方についてまとめてみました。

【目次】
1.どんな時にキャリーバッグは必要?
 1-1.病院に行く時
 1-2.災害時
2.猫がキャリーバッグに入るのを嫌がる理由は?
3.キャリーバッグの入れ方、入らない時の対処法は?
 3-1.あらかじめキャリーバッグに慣らしておく
 3-2.おびき寄せる入れ方
 3-3.狭い場所に追い込む入れ方
 3-4.洗濯ネットを使う入れ方
 3-5.毛布を使う入れ方
 3-6.PIBIを活用する入れ方
4.おすすめのキャリーバッグ5選!
 4-1.ねこちゃん用ボックスキャリー デニム
 4-2.キャンピングキャリー ファイン
 4-3.OSOTOキャリー トラベラー Tall ブラック
 4-4.necoco リュックキャリー
 4-5.Liscio CAT リュックキャリー
5.まとめ

どんな時にキャリーバッグは必要?

猫 キャリーバッグ 嫌がる

猫を持ち運ぶ時に使用するキャリーバッグ。プラスチック製の籠型のものから、布製のリュック型のものまで、今は様々な形状のキャリーバッグが販売されています。
中にはキャリーバッグに入ることが大好きな猫もいますが、「キャリーバッグに入るのを嫌がる」「キャリーバッグを出しただけで逃げてしまう」なんて方もいるのではないでしょうか。

猫がキャリーバッグを必要とする時には、以下のような場面があります。

◆病院に行く時

猫を飼い始めて初めてキャリーバッグが必要になったのはいつですか?大体の方は病院に連れていく時なのではないでしょうか?
猫を飼い始めてすぐの健康診断やワクチン接種で病院を訪れる際にキャリーバッグは不可欠です。ほとんどの猫は完全室内飼いで、犬の様に毎日散歩で外出することもなく生活しています。そんな猫をいきなり何も入れないで外に連れ出すと、猫はパニックになってあっという間に脱走してしまいます。段ボールなど破損しやすいもので済ませようとすると、ふたの隙間から脱走したり、壁を突き破って逃げ出してしまうこともあります。

また、車の中で猫を放しておくことも危険です。人の手の届かない狭い隙間も、猫なら入ってしまいます。そしてそのまま出られなくなってしまうこともあります。病院に到着して車のドアを開けて途端に脱走、ということも。

病院の待合室でキャリーバッグは絶対必要です。待合室は猫ばかりでなく犬をはじめ、他の動物たちが診察を待っています。そんな中、抱っこで診察を待っていることは病院や他の患者さんの迷惑にもなりますし、病気に感染する可能性もあります。

病院に行く時は必ずキャリーバックに猫を入れましょう。環境の変化に敏感な猫であれば、キャリーバックの上から毛布などを被せてあげると安心します。布を被せることはくしゃみや咳などで感染症が拡大することの予防にもなります。また、車で外出する際はキャリーバッグにもシートベルトを装着し、急ブレーキでキャリーバッグが座席からころがり落ちない様にしましょう。

◆災害時

万が一の災害に備えて、飼っている猫の頭数分のキャリーバッグを準備しておきましょう。キャリーバッグは避難時の時だけでなく、避難先での猫の居場所にもなります。できれば防災用は普段使いとは別のものを用意するのが好ましいです。

非常用に水や食事などを入れて準備しておくと、避難時にスムーズに行動できます。災害時は飼い主さんの両手が自由になるリュック型やショルダー型が便利です。

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猫がキャリーバッグに入るのを嫌がる理由は?

本来は狭くて暗い場所が大好きな猫。キャリーバッグならうってつけの場所なのに、どうしてそんなに嫌がるの?と首を捻りたくなリます。

けれど思い出してみてください。生まれて初めてキャリーバッッグに入れた時の愛猫は、現在の様に全力で抵抗していましたか?もっとすんなりと入ってくれていたのではないでしょうか?

猫がキャリーバッグを嫌がる理由の大きなものに、「キャリーバッグ=病院=痛い、怖い」というイメージが猫の中で出来上がっているからです。
そして面白いことに病院で治療が終わった後、診察台からキャリーバッグに入る時は自分から進んで入る猫が多いこと。診察台でのキャリーバッグは「家に帰れる」安心なスペースにもなるのです。

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キャリーバッグの入れ方、入らない時の対処法は?

猫 キャリーバッグ 嫌がる

どうしてもキャリーバッグに入ってくれない場合は強制的に入れる他ありません。猫は嫌がるでしょうが、キャリーバッグに入らなければいけない時は必ずあるので、飼い主さんもしっかり方法を体得しておく必要があります。

◆あらかじめキャリーバッグに慣らしておく

嫌がることなくスムーズに猫をキャリーバッグに入れるために最も効果的な方法は、猫にキャリーバッグは怖くないと思ってもらうことです。

普段はキャリーバッグをしまいこんでいて、使うのは病院に行く時だけ、となると、猫にとって「キャリーバッグ=怖い」となってしまいます。キャリーバッグを普段から遊び場所や寝床にするなど、猫の生活の一部に組み入れると実際に使用する際にも嫌がることなく入ってくれる様になります。

猫をキャリーバッグに慣らすためには以下の様な方法があります。

・キャリーバッグの中におやつを入れて、猫に自分で取りに行かせる。
・猫がキャリーバッグに入ることに抵抗がなくなってきたら、キャリーバッグにご飯を入れて中で食べさせる。
・キャリーバッグの中にお気に入りのおもちゃや毛布を入れておく。

これらのことを普段から行っておくと「キャリーバッグ=美味しい、楽しい」と猫が思ってくれる様になってくるはずです。

◆おびき寄せる入れ方

おもちゃやレーザーポインターで猫をキャリーバッグの中におびき寄せて、中に入った途端に扉を閉めます。ただしこの方法は2度目以降通用しない可能性があります。

◆狭い場所に追い込む入れ方

おもちゃなどで猫を狭い場所に連れて行きます。他に逃げ場所のないところまで追い込んだ後、捕まえてキャリーバッグに入れます。

ただし、猫が突然思いもよらない方向に逃げ出したり、高い場所に飛び上がったりして、猫や飼い主さんが怪我をすることのない様に注意が必要です。事前に猫にとって危険なものは全て片付けておく必要があります。

◆洗濯ネットを使う入れ方

洗濯ネットに入れてしまうと猫は急におとなしくなり、飛んだり跳ねたりすることをやめます。そのタイミングを見計らってキャリーバッグに入れます。

洗濯ネットへの入れ方は以下の様な方法があります。

  1. 洗濯ネットを用意する
  2. 猫が入る大きさの洗濯ネットを用意します。抵抗されても入れ易いように、猫よりも少し大きめのサイズを選びます。真っ白で中の様子が見えなくなるタイプではなく、目が粗めの、中の猫の様子が見えるタイプにしましょう。

  3. 頭側から洗濯ネットに入れる
  4. ファスナーを開けて、猫の頭側からネットをかぶせて、ネットの中に猫を入れます。お尻側からやると逃げられるので、必ず頭から入れます。

  5. キャリーバッグに入れる
  6. 洗濯ネットに入れたままキャリーバッグの中に入れて、バッグの扉を閉じます。猫の抵抗が不安な場合はファスナーを閉めた状態で入れますが、ネットをかぶせた状態だけで猫の動きはかなり治ります。慣れてきたらかぶせたネットで猫をくるむように持ち上げて入れることもできます。

●通院する時におすすめの商品
猫ちゃん用 楽らくネット

病院でどうしても暴れてしまうネコちゃんのための通院ネットです。ネコちゃんのオーナーさんがキャリーバッグを使用するのは、通院が一番多いというお客様の声から生まれました。

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◆毛布を使う入れ方

普段猫が寝るときに使っている毛布やタオルで頭まで全身を一気に全身を包み、甘やかすように名前を呼びながら立てておいたバッグに毛布ごと入れます。

この時、必ず猫の背中側から毛布をかけ、そのまま猫の背中を自分側にしてキャリーバッグに入れる様にします。猫がこちら側を向いた状態で入れようとすると、爪で引っかかれることがあるので注意しましょう。

◆PIBIを活用する入れ方

「PIBI」(ピビ)とは「つまみ誘発性行動抑制」の略であり、「猫の首をつまむとおとなしくなる」現象のことです。この現象は母親が子猫の移動をスムーズに行う際に見られます。母猫が子猫の首筋をくわえて移動する際、子猫は声を押し殺して背中を丸めます。静かにすることで外敵の目をそらし、じっとすることで母猫の労力を減らすという、生存確率を高めるための本能的な反応です。

飼い主さんが猫のうなじをやや強めに握ると、猫がおとなしくなります。おとなしくさせてから抱っこしてキャリーバッグに入れるとスムーズにいくでしょう。

この方法は、地震や火事などの災害が発生し、急いで猫を移動させなければならない緊急時にも役立ちます。注意点は片手でうなじに圧力を加えたら、必ずもう片方の手で猫の体重を支えるようにすること。そのまま強引に持ち上げようとしたり、うなじをつまんだ状態で乱暴に揺さぶったりしないでください。


おすすめのキャリーバッグ6選!

嫌がる猫をキャリーバッグに入れることは大変ですが、キャリーバックを吟味することで入れ易さがグンっとアップします。猫は火事場の馬鹿力がすごいらしく、プラスチック製のキャリーバッグの蓋を蹴破って逃走するなどという話も聞きます。

キャリーバッグ選びは頑丈なもの、持ち運びのしやすいもの、猫の入れ方が簡単なものなど、よく考えて購入しましょう。

◆ねこちゃん用ボックスキャリー デニム

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体にフィットする半円形の特別な形状をしていて、ショルダーを使用した際に持ちやすく、揺れも少ないので、猫が中で安心して過ごせます。

チャックで窓の開け閉めができ、上フタをはずせばベッドとしても使用可能なので、普段かベッドとして使用しておけばキャリーバッグとして使用する際もは安心して入ることができます。車での移動の際は、バッグ背面のベルトにシートベルトを通して座席に固定ができます。

また、通院等に便利なメッシュネット付きなので、猫がバッグに入ることを嫌がる際にもネットで捕まえることができます。

◆キャンピングキャリー ファイン

キャンピングキャリー ファイン
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こちらはハードタイプのキャリーバッグです。上部・下部がそれぞれ別々に販売されているので、好きな色を組み合わせて使うことができます。

ハードタイプのキャリーはものが当たっても変形しにくく、災害時等に活躍してくれるでしょう。

別売りのカバーをかけると完全に覆うことができますので、周りが見えずにネコちゃんも安心してくれます。

◆OSOTOキャリー トラベラー Tall ブラック

OSOTOキャリー トラベラー Tall ブラック
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ハードタイプのキャリーは持ち運びが大変!という方におすすめなのが、リュックのように背負えるこちらの商品です。

HINOMOTO製タイヤと伸縮する引手がついているため、スーツケースのように引いて使うこともできますよ。

◆necoco リュックキャリー

necoco リュックキャリー
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上が大きく開いて出し入れしやすく、体に沿う形状で前に抱えて使うこともできるリュックタイプ。

左右と上にある通気性のあるメッシュ窓付。カバーは、ロールアップが可能。また、クッション性のある2重中敷で移動中も安定し、猫ちゃんも快適。

◆Liscio CAT リュックキャリー

Liscio CAT リュックキャリー
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ファスナーで毛が巻き込まれにくく、フタが閉めやすいリュック。特許出願中の特殊構造で、フタが内側に落ちずに固定されるので開閉がスムーズ。

また、底が傾きにくい水平構造と便利な13の機能で猫とのお出かけを快適に。スタイリッシュなデザインで男女兼用で使用できる。


まとめ

いかがでしたか?

キャリーバッグは猫の嫌がるもののトップクラスの一つと思いますが、必ず使用しなければならないものの一つでもあります。飼い主さんの工夫と創意で、猫ちゃんが安心して過ごせる空間にしてあげたいものですね。またキャリーバッグを見直す際には、災害時の備えも考えてみると一石二鳥ですね。

どうぞ素敵な猫ライフをお送りください。



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そらにゃん

そらにゃん

猫が大好きなおばさんです。猫、いいですね! 我が家には「そら♂」「すず♀」「りん♀」のニャンズがいます。 ずっと犬を飼っていて猫暦はまだ二年そこそこと短いのですが、長年の願いだった猫との暮らしに今もウハウハ状態です。ニャンズのおかげで仕事や家事や寄る年波の疲れも吹っ飛びます。 病気がちな「そら」のおかげで獣医さんと懇意になり、通院の度に先生から様々な猫情報を教えていただいてます。 いかにニャンズを満足させられるか、猫じゃらしの振り方を日々研究中。 得意技は猫に錠剤を飲ませること。←ただし「そら」限定!?


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