猫の抜け毛の時期はいつ?おすすめブラシ・掃除方法などの換毛期対策について

2020.05.05

猫の抜け毛の時期はいつ?おすすめブラシ・掃除方法などの換毛期対策について

猫を飼う上で気になる問題の一つが「抜け毛」です。特に夏や冬など、季節の移り変わりの時期には抜け毛の量が増え、掃除が大変で苦労する飼い主さんも多いでしょう。ついついブラッシングなどを怠ってしまう場合がありますが、お手入れをしてあげないと後に毛玉となり、最悪の場合は皮膚炎になってしまう事もあります。また病気やストレスによる抜け毛にも注意が必要です。猫と暮らしていく上で身近な抜け毛問題について、原因や対策をご紹介していきたいと思います。

猫の抜け毛の多い時期は?

猫 抜け毛

猫の抜け毛が最も多くなるのは春から夏に変わる時期(3月頃から)、そして秋から冬に変わる時期(11月頃から)です。毎日少しずつ抜けて生え変わる猫の毛ですが、季節の移り変わりの時期は「換毛期」と言い、季節に合わせた性質や長さの毛に換わる時期なのです。

◆シングルコートとダブルコート、猫の被毛の構造と種類

猫の被毛は「シングルコート」、「ダブルコート」という二種類の被毛の構造で分類され、被毛が一層のみの構造がシングルコート、二層の構造がダブルコートと呼ばれています。

更に被毛の種類には「オーバーコート」と「アンダーコート」があります。
オーバーコートは体の外側に面する被毛で、水を弾いたり紫外線から身体を守る役割があります。アンダーコートは皮膚に近い部分に生える被毛で、体温を維持する役割があります。

猫の種類によってこれらの被毛の構造や組み合わせが違い、オーバーコートによるシングルコートの猫、アンダーコートによるシングルコートの猫もいます。ダブルコートの猫の場合は、内側がアンダーコート、外側がオーバーコートになっていることが多いです。

◆季節の移り変わりが換毛期である理由は?

猫の被毛の構造と種類を踏まえた上で、換毛期についてご説明します。

例えば春から夏にかけては、人間が長袖から半袖になる様に猫の毛も生え変わります。冬の寒さに耐えて来たフワフワとしたボリュームのある毛は、夏にかけてさっぱりしたボリュームの少ない毛になります。我が家の長毛種の猫の場合は、夏場になっても毛が長い事に変わりはありませんが、冬場よりも毛のボリュームが少なく感じられます。
反対に秋から冬にかけては、寒さに耐えるためにボリュームのある毛へと変わって行きます。

この様に、季節の気温に合わせて毛が生え変わるため、換毛期には抜け毛が多くなるのです。


猫の抜け毛の原因は?

抜け毛の原因としては、上記の「換毛期」が健康な猫では一番の原因と思われます。また、換毛期以外にも抜け毛の原因となる例があります。

ではストレスと病気による抜け毛について見ていきましょう。

◆ストレスによる抜け毛の増加

猫はストレスに弱い生き物として有名です。飼い主さんが忙しく、かまってもらえず寂しい時、トイレが汚れている時、引っ越しで環境が変わった時など、猫によって違いますがストレスを感じる子が多いです。

こういったストレスを感じた時、猫は気分を落ち着かせるためにグルーミングを行います。綺麗好きな猫はストレスを感じていなくてもグルーミングをしますが、ストレスによるグルーミングは必要以上に被毛にダメージを与え、抜ける必要のない毛まで抜けてしまいます。

◆皮膚病による抜け毛の増加

上記以外の抜け毛の原因として、「皮膚病」があげられます。

皮膚病の原因は様々ですが、外を出歩く猫ではノミによる皮膚炎、食事が原因となるビタミン欠乏症、強い日差しを浴びた場合に起こる日光過敏症などがあります。これらの皮膚病は日常生活と隣り合わせにある身近な病気なので、日頃からのチェックが大切です。

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猫の抜け毛対策をしないとどうなる?

猫 抜け毛 原因

放っておいても自然に抜けていく猫の毛ですが、飼い主さんによるお手入れはとても大切なものと言えます。猫の抜け毛対策をしないと、どのようなことが起こるのでしょうか。

◆毛玉ができ皮膚炎などにつながる

我が家は長毛種の猫を飼っていますが、ブラッシングが難しい場所(脇の下や股など)は毛玉が出来やすいです。毛玉は最初は毛が少し絡み合っているような状態ですが、放っておくと毛が複雑に絡み合いカチカチになってしまいます。
こうしたカチカチの毛は、皮膚を常に引っ張って肌にダメージを与えている状態となり、そのままにすると皮膚炎の原因となります。

毛玉が出来てしまった場合は、バリカンやハサミを使用してこまめに毛の絡まりを解いてあげることも必要になります。

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◆毛を飲み込み毛球症になる

飼い主さんがブラッシングなどの抜け毛ケアをしてあげない場合、猫自身がグルーミングで抜け毛を飲み込む事が多くなります。
元々猫はグルーミングで抜けた毛を飲み込んで吐き出すのが日常的習慣ですが、換毛期など抜け毛の量が多い時期になると飲み込んだ毛が消化器官内に溜まってしまう事があります。飲み込んだ抜け毛を猫自身の力で吐く事や排便する事が出来なくなる病気を「毛球症」と言います。

抜け毛を飲み込んでしまう猫に関しては、毛玉ケアができるフードで日頃から対策したり、猫草を与えて毛玉を吐きださせるなどの対策があります。

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この他に、飼い主さんが猫の抜け毛を減らすお手伝いをしてあげることで、このような病気になるリスクを減らすこともできます。


猫の抜け毛対策法は?【ブラッシング、シャンプー、掃除】

では、猫の抜け毛の対策はどうすればいいのでしょうか。ここでは日々の抜け毛ケアについてご紹介していきます。

◆ブラッシングによる抜け毛対策と頻度

一番手軽に行える抜け毛対策は「ブラッシング」です。短毛種の猫なら毎日ではなくてもいいですが、週に3回ぐらいはしてあげた方がいいでしょう。長毛種の猫の場合は、大変ですが毎日してあげた方がいいです。

猫用のブラシは色々な種類がありますので簡単にご説明します。

– 獣毛ブラシ –

その名の通り獣の毛で出来たブラシです。初めにこの獣毛ブラシで抜けかけている・すでに抜けている抜け毛を取るのに使います。毛艶を良くする効果もあるのでちょっとしたブラッシングに使い勝手が良いです。短毛種、長毛種共に使いやすいです。

– スリッカーブラシ –

細い針金で出来たブラシです。ブラシ部分が細い金属なので、もつれた毛もとかしやすく抜け毛も沢山取れます。
毛が切れやすく、猫の肌にあたると痛がってしまうので加減しながら軽い力で梳かしてあげるタイプになります。毛が絡みやすい長毛種の猫に向いています。

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– ラバーブラシ –

柔らかいゴムで出来たブラシです。ブラシとしては短く荒いので短毛種の猫に向いています。短い抜け毛を絡め取るタイプになります。人間のヘアマッサージに使われそうな見た目の通り、猫にとってもマッサージ効果がある様で気にいる子が多い様です。

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– ピンブラシ –

毛先に丸いラバーの様なものがついたブラシです。ブラシによって荒さが違いますが、我が家は密度が高めのピンブラシでガシガシとブラッシングしています。
毛先が丸いため肌にあたっても痛くなく、獣毛ブラシに比べるとブラシ部分が針金で硬いため絡んだ毛を梳かしやすいです。

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長毛種特有の美しくて健康な被毛のための必需品。ピン先でしっかり被毛をブラッシングできます。

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– コーム –

金属やプラスチックなどで出来た目の細かいクシです。絡んでいる毛を梳かしたり、毛玉になりかけている部分をほぐしたり、ブラッシング後の仕上げに使ったりと万能です。
クシの目の荒さは、荒いクシだけのタイプ、細いクシだけのタイプ、両方をくっつけたタイプなどがあります。

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まるい形のピンが毛の奥までスッと入り、被毛のからみをほぐし、むだ毛を取り除きます。コーム全体に静電・抗菌加工、「嫌なパチパチ」を防ぎ、清潔に使えます。

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この様に形や素材によって用途が違ったりするのですが、猫にもブラシの好みがあるので、まずは嫌がらずにブラッシングさせてくれるブラシを見つけるのがオススメです。

我が家の場合ブラッシングする時は、猫が嫌がらない、気持ちいいと思ってくれる場所から始めます。猫にとって急所となるお腹や、不自然な格好になる脇の下などは少しずつ行うと警戒されにくいです。

また、ブラッシングの際は絶対に猫が痛くない様、嫌な気持ちにならない様、猫の様子を伺いながら優しくブラッシングしてあげましょう。複雑に絡んだ抜け毛をほぐそうと力任せにしたりせず、どうしてもほぐせない毛は毛玉の真ん中あたりをハサミでカットしてほぐすなど、猫が痛がらずにケアしてあげる事が大切です。

猫は一度痛い思いをすると警戒心が強くなってブラシを見るだけで逃げる様になってしまう場合もあります。ブラッシングは心地良く、飼い主さんに愛されている事を感じられるコミニュケーションの一つだと思ってもらう事が大切です。

◆シャンプーの必要性

猫でシャンプーが嫌いというのは猫あるあるですよね。我が家の猫も、もちろんシャンプーは大嫌いです。猫に絶対シャンプーが必要というわけではありませんが、猫自身のグルーミングだけでは、抜け毛が処理しきれなかったり、汚れが落ちきれなかったりします。シャンプーはそうしたケアのお手伝いとなるのです。

頻度としては、短毛種の猫であれば半年に一回ぐらい長毛種であれば月に一回ぐらいしてあげるといいでしょう。時期としては換毛期の時期に行う事で、より抜け毛を効率良くスッキリさせる事が出来ます。

シャンプーは、自宅で行うか動物病院やペットサロンで行ってもらうかになります。自宅で行いたい場合は、子猫の時からシャンプーする事に慣れさせておくと、大人になっても嫌がらない子になる様です。

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また、お風呂場を締め切ってシャンプーは何とかクリアしても、乾かす時に逃げてしまったのは我が家の猫です。この様にドライヤーの音が怖い猫もいますので、吸水率のいいタオル、音の小さいドライヤーを用意してあげるといいでしょう。

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動物病院など外でシャンプーをしてもらう場合、飼い主さんはとても楽ですが猫によっては慣れない環境で嫌いなシャンプーをされてストレスに感じることもありますので、帰ってきたら優しく接してフォローしてあげましょう。

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◆こまめに掃除をして抜け毛対策

我が家で最も消費率が高い消耗品は転がすタイプのテープクリーナー、いわゆるコロコロです。

換毛期はちょっと猫を膝に乗せて撫でただけで、衣服にべったり毛が付きます。日中の日差しの中で猫を撫でると、撫でる度に毛がサラサラと舞っていく様子が見れます。それだけ抜けているのです。
なので換毛期の時期の掃除機による掃除は、最低でも1日1回はしたいところです。毛はどんどん抜けて部屋の隅などに溜まって行きます。抜けた毛にはダニなどもいます。特に春から夏への換毛期の暑い時期、日本は湿度も高いのでダニを放置しておくと危険です。

抜け毛を素早く取り除いてクリーンな状態を保つ事で、猫にとっても皮膚炎や菌による病気、ストレスの予防に繋がるのです。


日頃のケアが予防と対策に繋がる

抜け毛の原因や対策についてお話ししてきましたがいかがでしたでしょうか。

フワフワの触り心地の可愛い猫ですが、実際に飼うと抜け毛の対策には苦労すると思います。換毛期には掃除しても掃除しても毛が舞い散って、「もー!」と思ってしまいますが、ブラッシング中の愛猫が気持ち良さそうにしている様子を見ると、仕方ないなぁと思いつつ目尻が下がってしまいます。

ちょっと大変な抜け毛対策ですが、毎日猫の体調変化や毛玉が出来ていないかをチェックし、こまめにブラッシングや掃除をしてあげ、猫も人間も快適に過ごせるようにしましょう。

eye catching by パコ



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yurie

yurie

兵庫県出身。イラストレーター。猫のオリジナルキャラクター「ネコぱん」を描き、作家として活動しています。愛猫は6歳の雄猫プーアル。猫とは思えない直球な愛情表現で毎日べったり。お腹を上に向けてガニ股で寝る姿には毎度笑わされています。

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