猫が壁や柱に爪とぎする理由は?困った爪とぎ行動の6つの対策法

2018.02.27

猫が壁や柱に爪とぎする理由は?困った爪とぎ行動の6つの対策法

かわいい猫との暮らしって癒されますよね。ふわふわの手触りは何物にも代えられない幸せです。しかし人間目線でいうと、かわいいだけの猫ではありません。時には家具や壁、柱など様々な場所で爪を研いでしまった、なんて事も日常なのではないでしょうか?私たちがしっかり対策すれば、猫にとっても一緒に暮らす人間にとっても、より良い暮らしがあるはずです。今回は、猫が壁や柱に爪とぎする理由やその対策をご紹介します。

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猫の爪とぎの役割は?

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子猫の時の爪とぎはとても愛らしく可愛いものですよね。しかし、段々と大きく成長してくると、猫の爪はより硬く丈夫になってきますので、爪とぎされてしまった場所は相当ダメージがあるのではないでしょうか?

この少し困った猫の爪とぎ行動には、こんな理由があります。

◆爪とぎの役割①古くなった爪の層をはがす

爪とぎの役割とは、古くなった爪の層を新しく、そして鋭くして、獲物を捕まえられるようにすることです。

イエネコの祖先は、中東砂漠などに暮らす野生のリビアヤマネコと言われていて、人間と一緒に暮らすようになったのは約9500年前といわれています。
野生だった頃はネズミなどの小動物の狩りをしており、また、外敵から身を守る大切な行動のひとつとして爪とぎをしていました。野生で生きる猫にとって、外敵から身を守れないことは死を意味しています。

現在では飼い猫としての暮らしが出来るようになりましたが、本来の意味では生きるために必要不可欠な行動なのです。

◆爪とぎの役割②マーキング

爪とぎは、縄張りを表すマーキング行動でもあります。「ここは僕の場所ニャ!ここは私の場所ニャ!」と主張しているのです。
特に初めての物や場所に対して、猫は自分の匂いを付けなければ安心できずウロウロしてしまいます。

爪とぎはやめさせようとすると、猫に過度なストレスを与えます。ストレス発散の意味もあるのでなるべく、安心して研げるようにしてあげましょう。

◆爪とぎの役割③ストレス解消

多頭飼育の場合、猫同士の喧嘩や縄張り争いなどのストレス解消から爪とぎをすることあります。

筆者の家では、2匹の先住猫がいる状態での3匹目の迎え入れで、初めてのオス猫だったせいか、マーキング行動が強く出てしまったのかもしれません。少し緊張もしていたのかもしれないですね。こうした小さなストレスも、壁や柱の爪とぎに向かってしまうのです。

◆爪とぎの役割④気分転換

爪とぎはただイライラしている時だけではなく、リラックスしている時や、遊んでよ~の飼い主さんへの甘えたい感情、ねえ~かまってよ~の意思表示の時にも表れます。

また、来客があったり家の中で変化があったりした時や、気分転換をしたい時にも爪とぎを始めたりもします。


猫が壁や柱で爪とぎする理由は?

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猫が爪をとぐのは正常なマーキング行動です。しかし、どれだけ本能でも、大切な家具や壁紙、柱で爪とぎされるのはやはり困りますよね。

◆自分の行動範囲でのマーキング行動

猫の壁や柱への爪とぎは、自分のテリトリー(縄張り)に対して強く意識することから起こる行動です。

良く猫を観察していると、常に自分の行動範囲(通り道)にあるもので爪をとぎます。壁や椅子、柱などに自分の匂いを付けて安心出来る環境を作っているのです。

もし何も爪をとぐものもなく、飼い主さんに叱られ続けると、毛が抜けてしまったり、病気になってしまったり、健康にも害を及ぼします。

◆壁や柱の素材が好き

猫によっては、壁や柱の素材が好きで爪とぎをしてしまう場合もあるようです。一度壁や柱に爪とぎしてしまうと、なかなかやめさせることは難しいかもしれません。

筆者の3匹の猫はそれぞれ研ぐ場所にこだわりがあります。1匹目は平置きの段ボール素材のもので、一番お値打ちのもの、2匹目はサークル型の段ボール素材と垂直タイプのもの。
そして、3匹目は一番のやんちゃ猫で、ソファーと壁と平置きの段ボール素材のものがお気に入りです。ソファーはもう買い替えも考慮して諦めていますが、この猫しかソファーと壁で爪をとぎません。

◆気に入った爪とぎがない

部屋に爪とぎがあっても壁や柱でする場合、その爪とぎを気に入っていない可能性があります。
気に入った爪とぎがないと、猫は容赦なく壁やソファー、椅子、柱など適当な通り道にあるもので爪とぎしてしまうでしょう。


猫が壁や柱で爪とぎする時の対策は?

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ハッと気づくと壁紙は破れ、柱には傷がつき、ソファーや椅子などで爪とぎされていたら…ついつい叱りたくなりますよね。

しかし、先ほどご紹介したように、猫が爪とぎは本能から起きる行動です。無理にやめさせようとすると、ストレスになりかねません。

以下のような対策を取り、猫にストレスをかけない工夫をしましょう。

◆対策①猫のお気に入りを見つけてあげる

猫は個体差の強い生き物です。筆者宅には3匹の猫がいますが、見ていると3匹とも好みの爪とぎ場所が異なります。
まずは、猫のお気に入りの爪とぎを見つけて、しっかりと爪とぎの役割を果たすことが出来るようにしてあげましょう。

爪とぎには、平置きタイプのもので四角型、サークル型、ゆりかご型など、垂直タイプのもので直角型、ポール型など様々な形のものがあります。

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国産原紙Kライナーを使用したダンボール(W構造)は硬めで長持ち、とぎカスも出にくくなっています。

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元気な猫ちゃんのつめみがきから敷物や家具を守り、ストレスを発散させるつめとぎ。マタタビ粉付きです。

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爪とぎの素材にも、一般的なダンボールに加え、麻、カーペットなどの素材があり、猫の好みによって選んであげることができます。
麻を使用したものは、猫の爪にとって引っかかりがよく、魅力的な素材の一部です。インテリアにも合わせながら色々選んでみると良いでしょう。

爪とぎを揃える時には、何種類か試してみるのもお勧めです。

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ツメとぎで人気の麻製でゴミが出にくく耐久性も高い。

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丈夫なカーペット製ツメトギです。両面が使えるので経済的です。

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◆対策②爪とぎを垂直タイプの物にする

壁や柱で爪とぎをする猫の場合、平置きタイプの爪とぎよりも、垂直タイプのものの方が気に入る場合があります。

垂直タイプは、猫がうんと背伸びをしても上部にまだ高さに余裕のあるタイプがいいと思います。あまり猫の体に対して小さいと、使い勝手が悪く爪とぎしてくれない場合もあります。

最初は爪とぎにまたたびなどを振りかけて爪とぎだと認識させ、いつも爪とぎする壁沿いに垂直タイプの爪とぎを立てかけてあげましょう。

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愛猫が立ったまま背伸びして使える、壁面設置型スタンディングタイプです。
愛猫がどこでも爪をとげるように、内側はすべて段ボールの爪とぎ素材を使用。爪とぎ時の削りカスが飛び散りにくい構造設計になっています。またたび付き。

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キャットわくわくポール400

場所を取らないポール型の爪とぎ。取り付け簡単で、麻縄巻きはホコリも少なく、しかも長もち。

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◆対策③爪をこまめにカットする

猫の爪は生涯伸び続け、たくさんの層を作っていきます。爪がのびっぱなしになっていると、爪とぎで壁や柱が傷つけられてしまうだけでなく、爪が折れて出血する危険にもつながります。

猫の爪を切る際には、ソファーなどに腰かけて猫をタオルケットや毛布でくるみ、手と顔だけを出すようにして優しく語りかけながら切ってください。血管が通っているピンク色部分を切らないように注意し、爪先の透明の部分だけを切ります。

段々と慣れてきて暴れなくなると思います。これにより、万が一壁や柱に爪とぎされても被害は軽減するでしょう。

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そこで今回は、猫の爪の構造や爪切り時に深爪して出血しない為のコツ、出血してしまった時の止血剤を使った止血の方法などをご紹介します。

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◆対策④立ち入り禁止区域に保護シート

猫は粘着物が嫌いです。どうしても傷つけられたくないところには、ガムテープや保護シートを張りましょう。

壁や家具に直接貼れない時は、巻き付けるタイプの爪とぎシートもあります。
また、ホームセンターなどで売られているアクリル板や軽量のパネルで代用もできます。筆者は手ぬぐいを額縁に入れて、タペストリー代わりにして壁を覆っています。

ただし、必ず他の通り道にお気に入りの爪とぎをおいてあげるようにしましょう。

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ゴミが出にくいカーペットタイプのツメとぎマット。簡単着脱面ファスナー付きで椅子やテーブル脚に取付けてひっかき傷防止に便利。

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◆対策⑤爪とぎ防止スプレー

柑橘系などの猫が嫌がる匂いのスプレーを、爪とぎされたくない場所に吹き付ける方法もあります。
この場合は、万が一猫が舐めても安心な猫用のスプレーを使用するようにしましょう。

この場合も、必ず他の場所に爪とぎを用意し、爪とぎできないストレスを与えないようにしてください。

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ヒッカキノン100 愛猫用 スプレータイプ 100ml

猫の嫌いな柑橘・木酢・山葵の3種の臭いを特殊配合し、愛猫のイタズラを防ぐスプレータイプ。
シミになりにくい透明タイプ。

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◆対策⑥時間がある時はたっぷり遊んであげる

ストレスから爪とぎをしている場合、そのストレスの元を解消してあげることが大切です。
多頭飼いでストレスを感じている場合は、逃げられる場所を作ってあげたり、運動させることでストレスを解消させてあげましょう。

また、実は猫との触れ合いは、猫のストレス軽減に繋がるだけではなく、私たち人間にもよい効果がもたらされることが医学的に証明されています。
猫と遊んで飼い主さんの健康にも良いってすごいですね。

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まとめ

猫の爪は生涯通してずっと伸び続けます。自由に出し入れすることができ、静かに歩きたい時は、爪を隠して歩き、スピードを上げて思いっきり走りたい時には、グッと力を込めて地面に引っかかるようにストッパーの役割も担います。また、高いところや柱などに上る時にも爪を引っ掛けて、猫自体の体をしっかりと支えることができる大切な機能なのです。

しかし、やりたい放題爪とぎをやられてしまうのは困りものですね。
壁や柱などに爪とぎをしてしまう場合は、爪をこまめにカットしてあげる、爪とぎを変えるなどの対策をとって、猫にストレスをかけないようにすることが大切です。

爪とぎは猫の本能であることを理解してあげて、安心できる環境への配慮をしてあげてくださいね。



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