シャム猫の毛色は温度で変化する!?シャム特有のポイント模様が現れる驚きの理由!

2018.06.02

シャム猫の毛色は温度で変化する!?シャム特有のポイント模様が現れる驚きの理由!

シャム猫はサイアミーズとも呼ばれ、その毛色からとても神秘的で高貴な魅力があり、人気の猫となっています。シャム猫の特徴として、ポイントと呼ばれる耳の先や手足、尻尾の先に濃い色の毛色があることがあげられますが、この毛色は温度に関係して変化することをご存知でしょうか? 今回は、シャム猫の毛色の変化、ポイントと呼ばれる模様、さらにシャムとのミックス猫についてもご紹介します。

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シャム猫の特徴は?

シャムの子猫

シャム猫は、タイが原産国の特徴的な毛色を持つ猫種です。

◆すらっとした体型が特徴的なシャム猫

シャム猫のボディータイプは、「オリエンタルタイプ」です。細身ではありますが、全身にしなやかな筋肉がついていて、しっかりした体つきをしています。

顔が小さく逆三角形型をしていて、手足と体が細長くてすらっとしています。耳は顔に対して大きめの三角形で、張りがあります。

また、シャム猫と呼ばれる猫種は、目の色がサファイアブルーでなければいけません。宝石のサファイアのようなブルーをしており、目の形はアーモンド型をしています。

◆「モダンスタイル」と「トラッドスタイル」

シャム猫の体型の違いとして、「モダンスタイル」と「トラッドスタイル」があります。

モダンスタイルは、顔が逆三角形でシャムらしい姿をしており、耳が大きくて離れ気味についています。
一方トラッドスタイルは丸顔で、耳もモダンスタイルほど大きくないという特徴があります。また、もともとシャムはよく鳴くタイプの猫ですが、さらによく鳴く性格を持っています。

◆シルクのような光沢のある被毛

シャム猫の被毛は短毛で、手入れのしやすい毛質です。
体にぴったりと密着している被毛は「クロースライイング」と呼ばれ、きめが細かくてシルクのような光沢があり、シャム猫特有の美しい見た目を作り出しています。

毛の生え方はトップコートのみのシングルコートで、保温性はなく寒がりの子が多いため、シャム猫を飼う時には温度の管理を注意してあげる必要があります。

◆人懐っこく甘えん坊な性格

シャム猫は、人懐っこく、好奇心が旺盛、甘えん坊といった性格を持っています。

人懐っこく犬のようだと言われる反面、猫らしく自己中心的でプライドが高いなど、二つの極端な面を持ち合わせた猫らしいものだと言えるでしょう。


シャム猫の毛色は変化する?その理由は?

シャムの親子02

◆シャム猫の子猫は真っ白!?

シャム猫の色の違いはポイントカラーの違いで分けられ、シールポイント・チョコレートポイント・ブルーポイント・ライラックポイントの4種類があります。

シャム猫の毛色は、体の大部分は白またはクリーム色で、顔、耳や手足、尻尾には黒またはチョコレート色といった「ポイント」と呼ばれる濃い色になっています。

ただ、生まれたばかりのシャムの子猫は体が真っ白で、成長するに連れてポイントカラーの模様が出てくるので、シャム猫は毛色が変化すると言われるのです。

◆毛色の変化には体温が影響する!?

シャム猫には、「サイアミーズ遺伝子」というものがあり、それがシャムの毛色が変化すると言われる理由です。

このサイアミーズ遺伝子が揃うと、色素の発現が抑えられるため、シャムの毛色が白になります。
ただし、体温の低いところでは、このサイアミーズ遺伝子の働きは抑制されて働かないので、毛色は白くなりません。

そのため、シャム猫は体温が高いところがサイアミーズ遺伝子によって白くなり、体温の低いところは白くならず、ポイントと呼ばれる濃い色になるのです。

◆生まれたばかりの子猫に徐々に変化が現れる

生まれたばかりのシャム猫は、まだポイントカラーが出ておらず全身真っ白な状態です。これは母猫のお腹の中が暖かいためです。
その後、成長するにつれてポイントカラーが体温の低い部分に出てきて、年を重ねるごとに、色合いが濃くなって変化していきます。

ちなみに、このサイアミーズ遺伝子は父猫、母猫がともにシャム猫の時に受け継がれるので、純潔なシャム猫にのみ出るものです。


シャム猫の歴史は?

シャムの顔

◆シャム猫のルーツはタイの王朝

シャム猫は、タイの王朝でもともとは王族や貴族や寺院など、身分の高い人や由緒ある血筋の人たちだけが飼っていた猫でした。タイではシャム猫は神様として、現在でも多くの人にあがめられているのです。

「シャム」という名前はタイ国の古い国名で、シャム猫と呼ぶのは日本だけであり、海外では「サイアミーズ(Siamese)」と呼ばれています。

ちなみに原産国のタイでは、「ウィチアンマート=月のダイヤモンド」と言われています。

◆大統領に贈られたシャム猫

記録上では1878年に、タイから西欧にシャム猫がやってきたと言われています。
当時のアメリカ大統領に、タイの首都バンコクに赴任していたアメリカ領事から贈られた猫が、最初のシャム猫ということです。

1884年には、シャム王朝からの贈り物としてイギリス総領事館に勤めていた人物にシャム猫が贈られ、その猫がイギリスに連れて帰られました。

その後、シャム猫はキャットショーに出て何度も優勝したため、イギリスを中心として人気が出始め、世界中でも人気が出てきました。1890年代には、イギリスからアメリカにシャム猫が輸出されるようになっていきました。

日本にシャム猫が初めてやってきたのは、明治後期の頃だという記録が残っています。


シャム猫のミックス「シャムミックス」の猫種5選

歴史のあるシャム猫と、他の猫とのミックス猫は、猫の登録団体に登録されているよく知られる品種から、あまり数がいない希少な品種まで様々なものがいます。

◆シャムミックスの猫種①オリエンタル

オリエンタルは、シャムを基礎に1950年代に作られた新しい猫の種類です。
純血のシャム猫と、ブリティッシュショートヘアやアビシニアン、ロシアンブルーなどを交配して作られました。

シャムとの相手の特徴が数世代後に現れ、ホワイト、チョコレート、タビーといった特徴の毛色を持つものが生まれました。

オリエンタルはシャム猫らしい特徴とされるくさび型の小さな頭に離れ気味についた大きな耳、アーモンド形の目をしています。体型はボディも手足もほっそりとしなやかで、無駄のない筋肉質をしています。

元はオリエンタルショートヘアという短毛種だけが認められていましたが、突然変異で生まれた長毛種もいて、オリエンタルロングヘアとして認められています。

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オリエンタルショートヘアという猫をご存知ですか?すらっとしたスレンダーなボディに長い尻尾、小さな顔に大きな耳とアーモンド型の美しい目。そのルーツは、ポイントのカラーのないシャムを作る時に偶然生まれたことだといわれていて、美しく気高く見える外見に反して、甘えん坊で人懐っこい性格をしています。
この記事ではオリエンタルショートヘアの歴史や特徴、性格や飼い方、一般的な値段についてご紹介していきます。

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◆シャムミックスの猫種②オイイーボブ

オイイーボブは、1990年代後半にオレゴン州にあるキャッテリーが、シャム猫とマンクスを交配させて生まれた品種です。品種名はアイダホ州のオイイー郡からきています。

被毛には短毛と長毛があり、カラーポイントであれば全てオイイーボブと認められます。
ただし、カラーポイントがなかったり、眼の色がブルー以外であったりする場合は、その猫は「マウンテンボブ」と呼ばれて別の種類となります。

オイイーボブの顔は丸めで、アーモンド型か楕円形のブルーの目を持っています。
マンクスから来る特徴として、尻尾が短いかほぼ無いことがあげられますが、尻尾の長さには規定はありません。

性格は賢く、人懐こくて犬のように忠誠心が強いと言われ、シャム猫の性格を受け継いでいるようです。

◆シャムミックスの猫種③ヒマラヤン

自然発生種のペルシャとシャム猫を交配させて、「長毛でありポイント模様がある」というそれぞれの魅力を備えた猫「ヒマラヤン」が作られました。

ヒマラヤンという名前は、その白地にポイントのある毛色の模様が「ヒマラヤウサギ」に似ていることからきています。イギリスやアメリカなどで、繁殖家により試行錯誤が繰り返されて、長い年月をかけて現在のヒマラヤンになりました。

ヒマラヤンの見た目はペルシャに似ていて、短めの丸い体に短めの太い手足を持ち、体型は中型からやや大きめのコビータイプです。
目はブルーで、毛色はポイントのあるものだけが認められています。

ヒマラヤンはおとなしい性格で、鳴き声も小さめです。他の猫や人間の家族ともうまくやっていくことができます。

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◆シャムミックスの猫種④カラーポイントショートヘアー

カラーポイントショートヘアーは、アメリカまたはイギリスが原産の猫で、シャムとアメリカンショートヘアーなどの血統を交配させて生まれた猫です。
シャム猫と同じポイント模様で、顔、耳、四肢、尾が地色よりも濃いという特徴を持ち、伝統的な4色であるシール、チョコレート、ブルー、ライラック以外のポイント色を持つ品種を求めて作り出された猫です。

また、カラーポイントショートヘアーの長毛種はジャバニーズという品種となっています。

カラーポイントショートヘアーには、シャムとは比べ物にならないたくさんのポイントの毛色の種類があります。
被毛の色によっては、ポイントのある「オリエンタルショートヘアー」に分類されることもあります。

シャム猫と似た性格で人懐こく、鳴き声も大きくよく鳴くと言われています。

◆シャムミックスの猫種⑤スノーシュー

スノーシューは、足に白いソックスや冬用ブーツを履いたような毛色をしている猫です。
1960年代にアメリカのシャム猫のブリーダーが偶然見つけた白い足先を持つシャム猫に、アメリカンショートヘアーを交配させてできた猫の種類です。

シャム猫のキャットショーでは欠点とされる白い模様を体に持っているために、シャムに血統が混ざることが恐れられて、当初は新しい猫の血統としては認められませんでした。
しかし、アメリカやイギリスで育種が続けられて、1990年には猫の大きな登録団体TICAに登録されました。

スノーシューの白い模様は劣性遺伝なので、足の白い部分がほとんど現れずに、シャム猫と同じ模様で成猫になる可能性もあります。毛色の特徴は靴下やブーツを履いたように全て白くなっているものが、スノーシューとして好ましいとされていますが、全部の手足に出なかったり、ほとんど出現しなかったりする猫も存在します。

世界中でも個体が少ないので、日本でもスノーシューが見られることはまれかも知れません。

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シャム猫についてのまとめ

シャム猫は、長い時期を経て人気がある猫です。その毛色の微妙な違いによって種類がわかれ、さらにミックス猫も含めると、シャム猫に順ずる毛色の猫はたくさんいます。

シャム猫は、小さい頃はほぼ白い毛色ですが、成長するに連れて特有のポイントが現れてきます。
毛色の変化はシャム特有のサイアミーズ遺伝子によるもので、純血のシャム猫が持つ不思議な特徴だと言えるでしょう。

シャム猫を子猫から飼う時には、成長して毛色が変化し、どんな模様が現れても、その個性を楽しんでかわいがってあげてくださいね。



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ねこちん

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ひろった猫たち、トータル5匹と暮らしています。猫の写真を撮り、猫のイラストを描くのが好きです。

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