- 1.猫神社ができた理由は?
- 2.猫に関係する全国の猫神社7選!
- 3.おすすめのお守りや御朱印・御朱印帳は?
- 4.猫神社とおすすめのお守りや御朱印帳についてまとめ
1-1.穀物や養蚕を守る存在として崇められた猫
1-2.猫好きを魅了し続ける猫神社
2-1.東京都台東区の猫神社「今戸神社」
2-2.東京都港区赤坂の猫神社「美喜井稲荷」
2-3.東京都立川市の猫神社「蚕影(こかげ)神社」
2-4.宮城県の田代島(通称・ねこ島)の「猫神社」
2-5.山形県高畠町の猫神社「猫の宮」
2-6.京都府京丹後市 金毘羅神社内の猫神社「木島(コノシマ)神社」
2-7.新潟県長岡市の猫神社「南部神社」
3-1.東京都「太子堂八幡神社」のタマちゃんの御朱印帳
3-2.東京都「今戸神社」の縁結びの御朱印帳
3-3.立川の「蚕影(こかげ)神社」の猫のお守り
3-4.栃木県「日光東照宮」の眠り猫のお守り
3-5.群馬県「於菊稲荷神社」の御朱印帳
猫神社ができた理由は?

◆穀物や養蚕を守る存在として崇められた猫
猫は、主食の穀物や養蚕を天敵のネズミから守るために、長く人間と一緒に暮らしてきました。日本独自の養蚕信仰とともに、蚕を守る猫も神様として崇められていたといいます。これが、猫神社ができた理由です。
長い歴史の中で、全国に猫稲荷や猫仏、猫地蔵といったものがたくさんあります。また、難破の多かった船旅で中国からやってきた猫は、航海の守り神としても島々で大切にされていたのです。
犬に比べて猫は忠誠心の伝説はあまり表に出ないほうですが、実は「飼っていた猫が飼い主に恩返しをした」という伝説も全国で多数残っています。
◆猫好きを魅了し続ける猫神社
猫を祀った猫神社では、参道に狛猫または招き猫などが置かれ、猫好きを魅了してやみません。昨今の猫ブームで、海外からの観光客まで旅の目的が「猫神社」だったりすることもあるようです。
病原菌を運ぶネズミの駆除や農作物を守ってきた猫を大事に、そして死んでしまった後も感謝して神社に祀った猫神社。猫神社には、日本人特有の人間以外のものへも向けられた「感謝」や「畏敬の念」が感じられます。
猫に関係する全国の猫神社7選!
全国にある猫神社、中でもおすすめのものを7つご紹介しましょう。
1.東京都台東区の猫神社「今戸神社」
今戸神社は、招き猫で有名な猫神社です。招き猫発祥の地はいくつかありますが、こちらの神社もそのひとつ。また、縁結びや開運招福でも有名な猫神社でもあります。
この猫神社の開運招福の由来は、江戸時代の末期に近所に住んでいた老婆と飼い猫の話からきています。
老婆は暮らしぶりが厳しく、ついに愛猫を手放すことになってしまいました。ある日老婆の夢枕に、手放した猫が現れ「自分の姿を人形にしたら福徳を授かる」と伝えます。
そして、猫の姿の人形を今戸焼の焼き物にして売ったところ、巷でたちまち評判になり、困窮していた老婆の暮らしが良くなったという話が伝わっています。
住所:東京都台東区今戸1-5−22
電話番号:03-3872-2703
アクセス:浅草駅から徒歩15分
公式サイト:https://imadojinja1063.crayonsite.net/
2.東京都港区赤坂の猫神社「美喜井稲荷」
美喜井稲荷は、猫のおかげで命拾いした人が、火事で命を落とした猫を祀ったことが始まりと言われる猫神社です。
面白いことに、美喜井稲荷に願い事をする人は「蛸」を食べてはいけないという禁忌があると有名。猫と蛸がどういう理由でそうなったのかは様々憶測されていますが、公式には「不明」です。
猫のおいなり様として親しまれ、老舗の和菓子屋とらやの隣の小さな祠に祀られています。
住所:東京都港区赤坂4-9−19
アクセス:東京メトロ丸の内線・銀座線の赤坂見附駅から徒歩8分
3.東京都立川市の猫神社「蚕影(こかげ)神社」
猫神社の蚕影神社があるのは、立川市の阿豆佐味天神社の境内です。
阿豆佐味天神社は「立川水天宮」とも呼ばれ、1629年立川市砂川が新田開発された時期に、村の鎮守の神として創建された神社。祭神は、医薬・健康・知恵の神、少彦名命(すくなひこなのみこと)、文学・芸術の神 、天児屋根命(あめのこやねのみこと)です。
境内社には9つの神社があり、その中の蚕影神社が「猫返し神社」といわれ、養蚕の神を祀っています。
昔絹の生産が盛んだった日本は、蚕を食べてしまうネズミを捕まえる猫が守り神とされていました。そんな猫を祀った猫神社がある阿豆佐味天神社は、いつの頃からかいなくなってしまった猫がお参りすると帰ってくると評判になりました。
養蚕が廃れてしまった現在でも、猫返し神社として猫を守ると人々に信じられています。
住所:東京都立川市砂川町4-1-1 阿豆佐味天神社内
電話番号:042-536-3215
アクセス:JR立川駅北口から、立川バス①番線「三ツ藤」・「箱根ヶ崎駅」行きで「砂川四番」の停留所で下車。約15分。
公式サイト:http://www.azusami-suitengu.net/
4.宮城県の田代島(通称・ねこ島)の「猫神社」
田代島は、311地震がきっかけで「ねこの島」として有名になった小さな島です。
田代島には、たくさんの猫が島民と一緒に暮らしています。海外のからの観光客も多く、猫と触れ合う島としても賑わっています。
島には猫神社があり、御神体の猫神様を「美與利大明神」として祀っています。
養蚕信仰の盛んだった宮城県内には田代島を含め、猫神社が10ヵ所もあります。田代島では時代が進むに連れ、養蚕業から漁業で生計を立てていきました。
養蚕で守り神だった猫たちは、今度は漁業の守り神になります。猫神社には、網元が飼い猫を手厚く葬った後、大漁が続いたという逸話が残されています。
現在の田代島は高齢化が進み、人口限界集落になってしまいました。養蚕から漁業、そして今度は観光で猫が島を守っているといってもいい状況ですね。
住所:宮城県石巻市田代浜
電話番号:0225-95-1111(石巻市役所 産業部観光課)
アクセス:JR石巻駅より路線バスで約10分「網地島ライン」下車、定期船発着所から田代島
公式サイト:http://www.city.ishinomaki.lg.jp/cont/10452000b/-kanko/-kankomap/d0120/20150814103358.html
5.山形県高畠町の猫神社「猫の宮」
山形県にある猫神社、その名も「猫の宮」は、主人に首をはねられながらも大蛇から主人を救ったといわれる猫を祀る社です。猫の宮と犬の宮が対座しています。
元々は、宮城県と同じように養蚕の神社として信仰されていたとされる猫の宮。現在、猫と犬両方の宮では、ペットの健康祈願や供養のために多くの人が訪れています。
猫の宮の拝殿には、亡くなった猫の写真が供養にとたくさん貼り付けられ、猫好きの間では有名なスポットです。
住所:山形県東置賜郡高畠町高安910
電話番号:0238-52-2153
アクセス:JR山形新幹線高畠駅からタクシーで10分
公式サイト:http://www.town.takahata.yamagata.jp/014/nekonomiya.html
6.京都府京丹後市 金毘羅神社内の猫神社「木島(コノシマ)神社」
猫は全国各地、特に養蚕の盛んだった地域では、なくてはならない大切な存在でした。今も丹後峰山のでは「機織養蚕の守護神」として祀られています。
京都の丹後地域は、丹後ちりめん発祥の地として有名。現在でも伝統を守り受け継がれ、丹後ちりめんの守り神として猫が大事にされています。
猫神社といわれる神社でも狛猫が2体いるのは数少なく、木島神社の狛猫はその中の貴重なひとつ。「あ」の口を空けている狛猫は、よく見ると子猫が一緒です。もちろん「うん」の口を結んだ狛猫も揃っています。
猫神社の木島神社は、京都市右京区太秦の住宅地にあり、正式な名称は「木嶋座天照御魂(このしまにますあまてるみたま)神社」。木島神社は略称で、蚕ノ社、金毘羅さんとも呼ばれ、地元の人に親しまれています。
パワースッポットとしても有名で、大変珍しい三柱鳥居があります。
住所:京都府京都市右京区太秦森ケ東町50
電話番号:075-861-2074
アクセス:嵐電嵐山本線「蚕ノ社」駅下車徒歩5分
公式サイト:http://www.kyoto-kankou.or.jp/info_search/?id=284&r=1534643870.6314
7.新潟県長岡市の猫神社「南部神社」
長岡市森上、栃尾の南部神社は、別名「猫又権現(ねこまたごんげん)」とも呼ばれ、狛犬と並んで立つ猫の石像で知られる猫神社です。
猫又というと昔話や怪談に出てきますね。年老いた猫が化けて妖怪になったのが猫又です。
ここ猫又権現もまた、全国の養蚕信仰と一緒で、蚕をかじるネズミ除けの神様として祀られています。
境内の狛犬の手前にある狛猫の石像は、猫又というちょっと怖いイメージの凛々しい眼差し、そして猫好きがたまらない丸いお尻の後ろ姿が大変プリティです。
住所:新潟県長岡市森上1062
電話番号:0258-51-1195(栃尾観光協会)
アクセス:JR長岡駅前から栃尾車庫前行きバスで49分「栃尾車庫前」下車、半蔵金・新山」行きに乗り換え「森上」下車すぐ
公式サイト:http://tochiokankou.jp/matsuri/108tou.html
おすすめのお守りや御朱印・御朱印帳は?
猫好きの方のために、猫のお守りや猫をモチーフにしている御朱印帳や御朱印がもらえる神社をご紹介しましょう。
これまでご紹介した猫神社の御朱印帳もありますし、ご紹介した以外の特に猫神社とはされてない神社の御朱印帳やお守りもあります。
かわいい猫グッズのある神社に行けば、神社めぐりが一層楽しくなりますよ。
1.東京都「太子堂八幡神社」のタマちゃんの御朱印帳
太子堂八幡神社のタマちゃんの御朱印帳は、木製で猫のイラストや文字が彫られています。
御朱印もお参りした日によって替わります。タマちゃんのかわいい御朱印も見逃せません。
住所:太子堂八幡神社:東京都世田谷区太子堂 5-23-5
電話番号:03-3411-0753
公式サイト:https://taishido-hachiman.jp/goshuin.html
2.東京都「今戸神社」の縁結びの御朱印帳
ピンクのハートの文様に2匹の招き猫の御朱印帳。縁結びの神社とあって、恋みくじまで猫、絵馬もカップルの猫です。
御朱印もとてもかわいい2匹の猫の御朱印です。
住所:東京都台東区今戸1-5-22
電話番号:03-3872-2703
公式サイト:https://imadojinja1063.crayonsite.net/
3.立川の「蚕影(こかげ)神社」の猫のお守り
蚕影神社は、いなくなった猫が戻ってくると言い伝えがある猫返しの神社です。
猫のお守りは可愛くて思わず買ってしまう人続出。このお守りは、猫のためのお守りです。お留守番をしている猫の健康を願って買い求める人がたくさんいます。
また、願い事を書く絵馬の三毛猫もかわいいです。狛犬ではなく狛猫は「ただいま猫」と呼ばれるリアルな石の猫。猫を優しくなぜるとご利益があると言われています。
住所:東京都立川市砂川町4-1−1 阿豆佐味天神社・立川水天宮の境内社
電話番号:042-536-3215
4.栃木県「日光東照宮」の眠り猫のお守り
日光東照宮というと猿が有名ですね。でも、伝説的な名人左甚五郎の作といわれる眠り猫も有名です。
この「眠り猫」をモチーフにした猫のお守りがかわいくておすすめ。眠っている三毛猫がとてもかわいくて、思わずすりすりしたくなります。
住所:栃木県日光市山内2301
電話番号:0288-54-0560
公式サイト:http://www.toshogu.jp/
5.群馬県「於菊稲荷神社」の御朱印帳
ピンクとパープルのかわいい御朱印帳は、於菊稲荷神社の御朱印帳です。猫の耳とひげ、招いている前足が可愛すぎます。
於菊稲荷神社の御朱印は、各シーズンによって御朱印が変わります。於菊と猫のイラストがかわいい御朱印も人気です。
住所:群馬県高崎市新町247
電話番号:0274 -42-3303
公式サイト:https://okiku-inari.jimdo.com/
猫神社とおすすめのお守りや御朱印帳についてまとめ

全国の猫神社とかわいいお守りや御朱印帳をご紹介しました。
猫神社と言われる神社以外でも、かわいい猫のデザインされたアイテムがあります。猫のためのお守りや、縁結びにカップルの猫のお守りなど、お参りに行った時はぜひ手にとって見てください。神社めぐりが一層楽しくなります。
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