猫が快適になれるエアコンの温度は?つける時期と嫌いな時の対処法について

2019.01.08

猫が快適になれるエアコンの温度は?つける時期と嫌いな時の対処法について

猫を室内飼いしている飼い主さんは、普段からエアコンをつけていますか。猫と暮らしていると、エアコンを使って部屋の温度を保つことはとても大切です。夏には冷房、冬には暖房と、エアコンを使う期間は長くありますが、猫に最適なエアコンを使う時期や設定温度も知っておきたいものです。 猫を飼っている時のエアコンの効果的な使い方や、温度を何度に設定したら良いか、さらに猫がエアコンを嫌いだった時にはどのようにしたらよいのかについてもご紹介します。

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猫の快適な温度は?

温度湿度計

◆夏の場合の快適な温度

猫が快適に感じる温度は、夏の時期であれば26℃~30℃とされています。猫の体温は人間よりも少し高めなので、人間とはまた違った快適さを感じていると考えられます。

暑い時でも、猫は自分から過ごしやすい場所を見つけることが得意なので、風があたって涼しい場所を見つけて過ごします。
さらに換毛期で夏には夏にふさわしい毛の量となり、暑い時期を快適に過ごせるような体になります。

しかし、室内で飼われている猫は、家の中という限られた場所で過ごさなくてはなりません。

猫は汗腺が少なく、汗をかけるのは肉球のみなので、人間の様に汗をかいて体の熱を外に逃すことがうまくできません。
また、夏には猫の毛が生え変わって、暑い時期にふさわしい毛並みになりますが、室内飼いの猫では、被毛の調節がうまくいかないこともあります。

エアコンを使って猫が夏を無事に過ごせるようにすることは、とても大切なことなのです。

◆冬の場合の快適な温度

猫は冬の時期であれば18℃~23℃くらいで快適にいられると考えられます。

猫は暑さよりも寒さに弱いとされています。猫の祖先は砂漠出身のヤマネコであったことを考えると、当然かもしれませんね。

筋肉量が多くよく運動する若い猫であれば、寒さにも比較的強いと考えられますが、老猫や子猫は寒さにとても弱くなっています。
また、長毛や太い毛並みの猫は寒さにも多少強いですが、短毛の猫は特に寒さには弱いと言えるでしょう。

猫は寒さを感じると、体を丸めてじっとして、毛の間に暖かい空気をためて動かないようにします。そのようなしぐさが見られたら、エアコンなどを使って快適な温度にしてあげましょう。


エアコンをつける時期は?何度に設定すればいい?

リモコンと猫

◆夏のエアコン(冷房)の場合

エアコンをつけ始める時期
エアコンで冷房をつけ始める時期は、気温が高く、人間が暑いと感じるようになってくる26℃~28℃からつけ始めるのが良いでしょう。

例えば、また夏前の6月ごろであっても、28℃を超えるような気温の時には、室内で熱中症になる人もいます。人間が熱中症になるような室内温度の時には、猫にとっても安全とは言えません。

夏が近づき、気温が高くなって暑いなと感じたら、除湿や弱冷房などの設定で、エアコンを取り入れていくと良いでしょう。

エアコンの設定温度
真夏には、エアコンを使うことがほとんどになりますが、冷やしすぎないように気をつけることも大切です。

人間が快適に感じるエアコンの設定温度は26℃~28℃とされます。また、環境省で推奨しているエアコン冷房時の室温の目安は28℃となっています。

猫が快適に感じる温度は26℃~30℃と幅があります。また、猫によっては、多少暑くても平気なものと、涼しいところが大好きなものなど、個体差があります。

そのため、エアコンは28℃に設定しておき、風通しを良くしたり、カーテンなどで日陰をつくったりして、猫が自分から快適な場所を選べる様にしておくと良いでしょう。

◆冬のエアコン(暖房)の場合

エアコンをつけ始める時期
人間の場合、室温が16℃以下になると不快指数が高まり、寒さを感じ、よく眠れなかったり、呼吸器疾患の症状が現れてきたりするということです。

室内が16℃というと随分低い気温となります。また、日本では暖房をつけ始める時期は11月が最も多いのですが、10月でも寒さを感じる時には、エアコンを使い始めたほうが良いでしょう。

冬場に、人間が快適に感じるエアコンの設定温度は、20℃~22℃と言われています。そのため、冬に暖房をつける時期は、目安として室温が20℃以下になった頃です。

エアコンの設定温度
環境省が推奨する冬のエアコンの設定温度は20℃となっています。もちろん、室温が上がらない場合にはそれ以上に設定する必要があります。

そのため、冬の設定温度は寒さなどに合わせて、20℃~22℃の間に設定しておくと良いでしょう。

エアコンを使いながら、カーテンやサーキュレーターを使ったりして、外からの冷気を防いだり、暖かい風を部屋に行き渡らせるようにしたりして、工夫しましょう。

猫は寒さに弱いとされているので、毛布や猫ベッドなどを用意しておけば、自分が快適に感じる場所を見つけて過ごします。

また、暖かい空気が上に登るので、キャットタワーなど高いところを作ってあげると、猫が暖かい場所を見つけて登っていくこともあります。

さらに、設定温度を猫のために変えなくても、部屋の湿度を上げることで、体感温度も上がります。室内の最適な湿度は40%~60%と言われていますので、加湿器を使ったり、ヤカンにお湯をわかしたりするなどして、湿度もコントロールしましょう。


猫がエアコン嫌いな時の対処法は?

カーペットの上の猫

◆エアコンが嫌いな猫もいる

猫がエアコンを嫌いなこともあります。これには、風が体にあたるのが嫌い、エアコンの空気に不快感がある、寒すぎる、または暑すぎるなどといった理由が考えられます。

そのような場合は、猫のベッドやキャットタワーやゲージなどをエアコンの風が直接当たらないところに設置しましょう。

特に、猫が移動できないケージは、一番快適な温度の場所に置いてあげるべきだと言えます。

◆エアコン嫌いな時の夏の対処法

エアコンを嫌いな猫は、暑くても、エアコンがついていない部屋に移動して過ごしてしまうこともあります。

だからといってエアコンの効いた部屋に閉じ込めることは猫にとってストレスになります。しかし、暑い部屋にいると夏バテや熱中症、脱水症状にならないかが気がかりですね。

猫にエアコンなしで過ごしてもらうには、次のようなことに気をつけると良いでしょう。

・飲み水(水飲み場)を増やす
・日陰の場所を作る
・風が流れるように換気する
・餌をしっかり食べさせる
・暑い部屋に閉じ込めないよう気をつける
・アイスノンやクールマットを利用する
・ブラッシングして抜け毛をとる

また、猫がエアコン嫌いでも、どうしてもエアコンを使うことになる真夏には、上記の対策に加えて次のようにすると良いでしょう。

・エアコンをエコモード、消音モードなどで使う
・家具やボードでエアコンの風を遮る空間をつくる

◆エアコン嫌いな時の冬の対処法

ペット用の保温グッズを使用する
冬には、猫ベッドや毛布など、猫が自力で暖まれる場所さえあれば、エアコンがなくても過ごせると言えるでしょう。

ただし、子猫や老猫の場合には寒さに弱く命にかかわるので、ペット用のゆたんぽなどを使ってあげると良いでしょう。

暖房器具を使用する
電気カーペットやこたつなどは低温やけどの原因にもなるので、飼い主さんがいるときだけ使用する、使う時には毛布などを敷いて温度を和らげるなどの配慮が必要です。

フローリングの床は冷えやすいので、猫ベッドを直接置かないようにして、カーペットや絨毯を敷いてあげるだけでも冷えが解消されます。

オイルヒーターを使用する
エアコンの音が嫌いな猫であれば、オイルヒーターを使うという方法もあります。

さらに、トイレや水飲み場、餌の置き場所がエアコンの風が当たる場所だと、エアコン嫌いの猫はトイレになかなか行かなかったり、水や餌を十分に摂らなかったりします。

エアコンの風が直接当たらないような落ち着いた場所にトイレと餌や水を置いてあげましょう。


猫を飼っていてエアコンを使う時に気をつけること

棚の上の白黒猫

猫には個体差もあるので、夏の暑さに強い猫と弱い猫、冬の寒さに強い猫と弱い猫とがいます。エアコンを使う際には、どのような注意点があげられるでしょうか。

◆部屋間の温度差が大きくなりすぎないようにする

夏場には、飼い主さんがいる室内はエアコンで冷えているのに、留守番させる時には冷房を使わないのでどんどん暑くなっている、ということのないようにしましょう。

室内の激しい温度変化は、エアコン代がかさむだけではなく、猫の体調にとっても良くありません。

◆留守番中のエアコンの故障に注意

真夏の暑い日には、猫だけで留守番させる時にもエアコンは必要です。しかし、停電や故障など、何らかの原因でエアコンが止まってしまうこともありえます。

そのため、たとえエアコンが止まっても、猫が涼しい場所で過ごせるようにしておく必要があります。

換気を必ずして閉め切らないようにしたり、部屋から部屋へ移動できるようにしたりするなどの対処が必要です。さらに保冷剤やクールマットなどのグッズを使うことも大切です。

◆毛布や猫ベッドなども併用する

冬場でも、エアコンが止まってしまえば猫にとって寒い空間となります。しかし、猫を留守番させる時にホットカーペットやエアコン以外の暖房器具を点けて出かけるのは安全とは言えません。

留守番させる時には、毛布や猫ベッドなどで猫が暖を取れるようにしておきましょう。

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猫とエアコンのまとめ

猫が快適とされるエアコンの設定温度は、夏であれば26℃〜28℃、冬であれば20℃〜22℃で設定すると良いでしょう。

エアコンをつける時期は、成猫であれば、飼い主さんが暑い、寒いと感じる時期に使い始めれば良いでしょう。特に、暑い時には季節がまだ夏前であっても、エアコンを使用し始めると良いでしょう。

エアコンを使わない時でも、猫が快適に過ごせるように気を使う必要があります。

さらに、エアコンを使って温度を設定する他に、暑さ寒さ対策を併用するようにしてください。

人と一緒に暮らす空間なので、まず人間が過ごしやすい温度に設定して、あとは他の方法を併用していくと、猫にとっても快適にできるでしょう。

エアコンをうまく使って、猫がそれぞれに快適な温度の場所で過ごせるようにしてあげてくださいね。



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ねこちん

ねこちん

ひろった猫たち、トータル5匹と暮らしています。猫の写真を撮り、猫のイラストを描くのが好きです。

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