猫にバナナを与える4つの効果と与え方、注意点

2019.04.30

猫にバナナを与える4つの効果と与え方、注意点

人間の食べ物に興味を持つ猫は多く居ますが、バナナを欲しがる猫も居るそうです。なんとも不思議な組み合わせのように感じますが、猫にもあの熟した甘い香りが分かるというのでしょうか?そして飼い主として知っておきたいのは、与えても大丈夫かということですよね。 今回は、猫にバナナを与える効果と与え方、与える際の注意点などについてご紹介します。

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猫にバナナを与えても大丈夫?

バナナ

バナナを猫に与えるために購入する方は少ないとは思いますが、購入してきたバナナに興味を抱く猫ちゃんが、世の中には居るようなのです。

もし愛猫がバナナを欲しがってしまったら…与えても良いものなのでしょうか?

◆猫にバナナを与えてもOK

結論を言ってしまえば、猫にバナナを食べさせても大丈夫です。

バナナには猫が中毒になるような成分は入っておらず、栄養価の高い優れた果物です。

肉食動物である猫は、普段の食事(総合栄養食のカリカリやウェットフード)で必要な栄養素を摂取出来ているので、雑食の人間のようにバランスよく色々な食べ物を食べる必要がありません。

もちろん猫に積極的に食べさせる必要はありませんが、愛猫が嗜好品としてバナナの味を覚えてしまったのなら、おやつ程度の認識として与えてあげましょう。

ただし、猫の基本的な食事は必ず総合栄養食で賄うようにしてくださいね。

◆バナナが持つ栄養素

バナナはスポーツ選手がすすんで摂取するぐらい、効率よくエネルギーが摂取出来る果物です。運動の約30分前に食べることによって、速やかにエネルギーへと変わり、筋肉を補修して疲労回復効果があると言われています。

また、1本で約86kcalなので、それほどカロリーも高くありません。しかもそのエネルギーが長時間続くこともあり、ダイエットをしている人にも効果的な食べ物と言えますよね。

バナナには豊富な栄養素が含まれています。

・ビタミン
・ミネラル
・カリウム
・マグネシウム
・食物繊維

私たちの体に必要な栄養素であるビタミンが、バナナにも多く含まれています。特にビタミンB6は、タンパク質の生成や分解に役立つ働きをし、脂質の代謝を促します。

他にもビタミンやミネラルは、美肌効果や貧血予防、むくみ解消や便秘予防にも効果を発揮してくれます。

カリウムには体の中の余分な水分を排出してくれる効果が得られ、体内の塩分調整を調整してくれる役割を担うことにより、血圧の上昇を防ぎます。

体内のミネラルのバランスを調整してくれるマグネシウムは、酵素の活性化を促し、タンパク質や糖質を分解する働きをします。同時に神経の昂りを抑える働きもしてくれるので、抗ストレス効果が得られるとして、注目もされているのです。

食物繊維も豊富で、便秘や整腸作用も期待出来てしまうので、バナナはまさにスーパーフードと言えるのではないでしょうか。


猫にバナナを与える効果は?

舌を出した猫

これはあくまで人間にとっての効果であって、体の小さい猫にとってバナナの必要性は未知数と言えますよね。

では、猫にとってバナナを食べた場合、どんな効果が期待出来るのでしょうか?

◆エネルギー補給が出来る

バナナの糖質は、ブドウ糖やショ糖などの色々な種類が含まれています。人工的な甘さではなく自然な甘みなので、与える際にある程度の安心感が得られますよね。

そしてエネルギーに変わるスピードも速いので、食欲不振や妊娠中の母猫などには良いかもしれません。

バナナは100gあたりに約75gの水分を含んでいるため、あまり水を飲まない猫にとっては、水分摂取の目的でも効果を発揮してくれそうです。

◆便通がよくなる

水をあまり飲まない猫の中には、便秘気味の子も多いです。そのため、水分量が多く、食物繊維が含まれているバナナは腸内環境を整える働きをしてくれます。

食物繊維の消化を得意としない猫にとって、与えるのは危険なのでは?と思ってしまうところですが、適量を守れば消化不良などを起こすことはないので、ご安心を。

◆被毛が活性化する

水溶性ビタミンであるビタミンB群の一種であるナイアシンは、栄養素をエネルギーに変えるための代謝を助けてくれる補酵素の働きをしてくれます。

また、健康的な皮膚や艶やかな被毛の育成、血液疾患にも役立ってくれるのです。

水溶性のビタミンは、体内に蓄積されたり生成されたりすることはないので、出来ることなら毎日摂取したい栄養素の一つとも言えるでしょう。

もしバナナを食べて毛艶が良くなったと感じたのなら、ナイアシンの効果が表れているのかもしれませんね。

◆利尿作用がある

豊富にカリウムが含まれていることもあり、体液の流れや特定の新陳代謝に役立ちます。カリウムには利尿作用効果もあるので、水分摂取量が少ない猫にとっても有り難い栄養素であると言えますよね。

しかし過剰摂取してしまうと肝臓や心臓に負担をかけてしまい、高カリウム血症を発症してしまうことも。

与えすぎには注意が必要となってきますので、利尿作用の効果を望んだ場合でもバナナを与えるのは少量を目安としましょう。


バナナの与え方、与える時の注意点は?

バナナと猫

では、実際に猫に与える際にどんな与え方をして、どんなことに注意をしたら良いのでしょうか?

◆必ず常温の状態で与える

猫は冷たい食べ物を苦手とする生き物です。冷たい状態で与えてしまうと消化器を刺激してしまうので、下痢や食欲不振の原因となってしまいます。

そのため、冷蔵庫で冷やしたり、冷凍庫で凍らせたりした物は、与えないようにしましょう。

◆少量を与える

猫にバナナを与える際は、最大で1cm程度で輪切りに切ったものを与えるようにしましょう。

いくら健康のためだからといって大量に与えてしまうと、肥満の原因にもなりますし、ありがたい栄養素も過剰摂取となり猫の体に害を与えかねません。

愛猫の健康状態と、一日の摂取カロリーを計算した上で、与えるようにしてくださいね。

◆必ず皮を剥いてから与える

中にはバナナが好きすぎて、皮のままかぶりついてしまう子もいるかもしれません。

しかし海外からの輸入されてくるものがほとんどなので、長期保存が出来るように殺虫剤や農薬を使用していることが多いです。

誤って口にしないように置く場所にも気を遣い、与える際はしっかりと皮を剥いて食べさせるようにしてください。

◆病気を患わっている猫には与えない

何かしらの病気を患わっている子や、高齢の子には、バナナは与えない方が良いでしょう。

自然な甘味が楽しめるのが果物の醍醐味ですが、糖質であることには変わりありません。肥満や糖尿病のリスクも高くなってしまうので注意しましょう。

そしてカリウムやマグネシウムも含まれているので、過剰摂取してしまえば膀胱炎や尿路結石のリスクも高まってしまいます。

高カリウム血症の危険性を避けるためにも、病気を患っている場合は与えないようにしましょう。

◆アレルギー反応を起こしていないかの確認をする

猫の中にはアレルギー疾患を抱えている子も多いです。様々な食べ物でアレルギー症状が出る子も居るので、すべての食べ物に言えることですが、バナナも絶対に安全とは言い切れません。

アレルギーを持っている子は特に、様子を見ながら与えることが必要不可欠となってきます。

食べすすめる中で、少しでも異変(粘膜の充血や痒がる、嘔吐など)を感じるようなら、与えるのは止めておきましょう。

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◆食べやすい工夫をする

柔らかく食べやすいバナナですが、猫にとっては少し粘度が高いです。毛にくっついたり喉に絡みついたりするので、若干食べ難さを覚えてしまうかもしれません。

食べたいのに食べれないとなると、ちょっとかわいそうですよね。

食べ方に苦戦しているような仕草を見せるようでしたら、バナナをペースト状にして、猫用ミルクや少量の水を足して、スープ状にしてあげると喜んで食べてくれるはずですよ。


まとめ

ミスマッチな組み合わせのように思える猫とバナナですが、与えても問題が無いということを知るだけでも、猫の食事に対しての知識の幅が広がりますので、安全な食べ物として認識することが出来ることだと思います。

ただ、身体や様々な器官の小さい猫は、私たち人間と同じ量を食べることは出来ませんし、栄養に偏りが出てしまえば健康で長生きが出来なくなってしまいます。

私たちが口にする物は、基本的には猫の嗜好品程度の解釈をしておいた方が、無難と言えるでしょう。

最近では、ペット用のフリーズドライ加工されている野菜や果物も売られていますので、そのような商品を購入してみるのも良いかもしれません。

どちらにせよ積極的に栄養価の高い食べ物を猫に与えるべきだとは、推奨することは出来ませんので、基本的にはしっかりと栄養バランスの摂ることの出来る、総合栄養食を食事として与えるようにしましょう。



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たぬ吉

たぬ吉

小学3年生のときから、常に猫と共に暮らす生活をしてきました。現在はメスのキジトラと暮らしています。3度の飯と同じぐらい、猫が大好きです。

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