猫の病気ランキング2019 子猫・成猫・老猫の年齢別にチェック!

2019.05.28

猫の病気ランキング2019 子猫・成猫・老猫の年齢別にチェック!

猫を飼っていると、気になるのが猫のかかりやすい病気です。猫がかかりやすい病気はいくつかありランキングになっていますので、飼い主さんはよく知っておく必要があるでしょう。さらに子猫の頃、成猫の頃、老猫になってからと、猫の年齢によってもかかりやすい病気が違っています。 アイペット損害保険株式会社が発表した2019年のペットの保険金請求が多い傷病について、猫の世代別にランキングでご紹介します。

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参考:ペットの保険金請求が多い傷病のランキング2019 ┃ アイペット損害保険株式会社

猫の保険金請求が多い病気のランキング(総合)

アイペット損害保険株式会社が発表した、2019年のペットの保険金請求が多い傷病のランキングです。

猫の傷病 総合のランキングでは、

1位 下痢
2位 皮膚炎
3位 腎臓病
4位 膀胱炎
5位 異物誤飲

となっています。

下痢は様々な病気の症状の一つとして現れやすいため、ランキングも高くなり、猫がかかりやすい病気と言えるでしょう。

膀胱炎や腎臓病といった病気は、猫が成猫になってくるとかかりやすい病気となっています。

皮膚炎は、アレルギーが原因の物が多く、アレルギーを引き起こす物質は猫によって違っていて個体差があります。

異物誤飲は、猫が人と暮らしていることで起こりうることだと言えるでしょう。小さなものは猫の遊び道具になり、噛んだりなめたりしているうちに飲み込んでしまうことがあります。


子猫の保険金請求が多い病気のランキング

子猫

生後1歳未満の子猫の保険金請求が多い病気のランキングです。

◆1位 下痢

猫の下痢は、総合の傷病ランキングでも1位となっています。

特に子猫は、新しい家で飼われるようになったりすると、環境の変化によるストレスによって下痢になることもあります。
また、まだ消化器官が発達過程で成熟していないために、下痢で体調を崩すということも考えられます。

他にも、寄生虫や感染症など、病気の初期の症状として下痢が見られることがあります。成猫であれば治るようなものでも、子猫の場合には命にかかわることも多いので、子猫が下痢をした時には注意が必要です。

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猫も人間と同じように、体調や加齢などにより様々な症状が身体に出てきます。中でも人の目にはっきりと分かる異常と言えば、下痢や軟便などのうんちの症状ではないでしょうか。急にこの症状が出てしまったら、飼い主さんとしては驚いてしまうことでしょう。 しっかりと下痢や軟便の原因を突き詰め、症状を軽くしてあげられるように、対処法を見てみましょう。

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◆2位 結膜炎

猫が結膜炎になると、結膜が充血して、目やにがたくさん出て、目のかゆみや痛みのためによく目をこするようになります。

涙もよく出るようになり、目をよく瞬きしてしょぼしょぼとさせることも増えます。ひどい時にはまぶたが目やにでくっついて開かなくなってしまうこともあります。

結膜炎は、猫風邪ウイルスの感染などの病気が原因のほか、目にゴミや異物が入って結膜に傷がつくことが原因になることもあります。

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◆3位 猫カゼ

猫カゼは、鼻水やくしゃみが出て、咳をしたり、目やにが出たりするなど、人間の風邪に似た症状が出る病気です。

猫カゼの原因は感染するウイルスにより様々で、ヘルペスウイルスカリシウイルスクラミジアなどがあげられます。

特に子猫の場合、ヘルペスウイルスが原因の猫カゼは、母猫から受け継いだ抗体がなくなる頃の生後2ヶ月から3ヶ月に多く見られます。
咳やくしゃみ、鼻水が出て、熱を出すこともあり、食欲が落ちて元気がなくなることもあります。

カリシウイルスも同様に、母猫からの抗体がなくなる生後2ヶ月から3ヶ月に多くなっています。ヘルペスウイルスと同様の症状が見られるほか、口の中や舌に潰瘍が出来て、痛みのために食欲がなくなり、口臭がすることがあります。

子猫は猫カゼの症状がひどくなりやすく、二次感染や複合感染を起こした時には、命に関わることもあります。

◆4位 外耳炎

猫の外耳炎は、耳の外耳道というところに炎症が起きて、痛みやかゆみがあり、耳垢や耳だれが出てくることがあります。

耳垢や耳だれは原因によって状態が違い、ぽろぽろと固形の耳垢もあれば、粘り気のある耳垢、悪化した時には膿が混ざった液状の耳だれが出てくることもあります。

耳に違和感があるため、よく頭を振るようになったり、耳を柱や壁などにこすりつけたりするしぐさが見られます。

外耳炎の原因としては、耳ダニの寄生やアレルギー、異物が入り込むなど様々なものがあります。また、耳に水が入った時に、外耳道に湿気を好む細菌が繁殖してしまうことで起こることもあります。

◆5位 皮膚炎

皮膚炎は、子猫、成猫、老猫すべての傷病ランキングに入っており、気をつけたい病気です。

子猫が注意したい皮膚炎としては、ダニやノミによる病気があげられます。特に外で暮らしていて保護された子猫などは、とても高い確率でノミやダニに寄生されています。

ノミやダニに寄生されると強い痒みを引き起こし、皮膚が赤みをおびたりフケが出たりといった様々な症状が現れます。


成猫の保険金請求が多い病気のランキング

成猫2匹

1歳から6歳までの猫の保険金請求が多い病気のランキングです。

◆1位 皮膚炎

猫の皮膚炎には、アレルギー性皮膚炎が多く見られ、ノミが原因であったり、食べ物が原因であったりします。また、ハウスダストや花粉、プラスチックなど、部屋の様々なものが原因になりえます。

アレルギーは、体内に入っていきた異物のせいで過剰に反応することで起こる病気です。症状としては、体の色々な部分を痒がったり、目の周りや背中などの皮膚に発疹ができたり、かゆみのあるところが脱毛したりします。

ノミアレルギーの場合には、腰からお尻にかけてかゆみなどの症状が出る場合が多くなっています。

◆2位 膀胱炎

猫の膀胱炎は、膀胱に炎症が起きて、尿が出にくくなったり、尿の色がおかしくなったり、外陰部から出血したりする病気です。

トイレによく行くようになったり、尿の量が減ったり、トイレの姿勢をするけどおしっこがなかなか出ないなどの症状があります。

原因は、細菌や真菌が膀胱内に侵入して繁殖したり、尿結石で膀胱の膜が傷つけられたことで炎症が起きたりすることが考えられます。

自然に治ることもありますが、再発することも多い病気です。水をよく飲めるようにして、トイレを清潔に保つ必要があります。

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◆3位 下痢

猫の総合傷病ランキングでは、上位に入っているのが下痢です。下痢は、様々な病気の症状のうちのひとつとして現れることもあります。

もちろん、食べているフードが合わない、古くなったものを食べた、または何かストレスを感じているなどが原因となることがあります。

ノミを介して感染する条虫症や、トキソプラズマという寄生虫に観戦する病気、糖尿病、尿毒症、腎不全、リンパ腫など、様々な病気で下痢も起こります。

◆4位 腎臓病

猫の腎臓病という病気が進行すると、腎不全と言われる状態になり、腎不全には急性腎不全と慢性腎不全があります。

慢性腎不全の初期の段階では、飲む水の量が多くなり、尿の量も増えますが、それ以外には目立った症状はありません。
しかし、腎臓の機能が徐々に低下していくと、老廃物や体内に不要なものが尿によって排泄することができず、体内にたまって尿毒症になってしまいます。さらに、水をたくさん飲むのに脱水症状を起こしてしまい、下痢や便秘、嘔吐も見られるようになってきます。

急性腎不全は、急激に腎臓の働きが低下してしまう病気です。元気や食欲がなくなり、下痢や嘔吐をして、尿もほとんど出ないといった状態になります。ひどくなると昏睡状態に陥ったり、尿毒症になってしまったりして、命にかかわることもあります。

しかし急性腎不全は、発症してもすぐに治療に取り掛かることができれば、回復する可能性があります。

◆5位 異物誤飲

異物誤飲は、好奇心旺盛な子猫の時によく起こりますが、成猫になっても起こりうるものです。

子猫の頃とは違い、自分で食べては良いものやダメなものの判断はできますが、小さなもので遊んでいるうちに飲み込んでしまったり、布をかじっているうちに飲み込んでしまったりする場合があります。

また、飼い主さんの食事や残り物、台所にあるものなどを食べてしまうこともあります。さらに、人間の食卓にあるものや保存している食料が誤飲につながることもあります。

子猫の頃と同様に、小さなものや誤飲しそうなものは常にかたづけ、人間の食事などは食卓に出しっ放しにしないなど、飼い主さんが気をつけることで防ぐことができます。


老猫の保険金請求が多い病気のランキング

歳をとってきた猫

高齢の7歳以上の猫の保険金請求が多い病気のランキングです。

◆1位 腎臓病

老猫の最も保険金請求が多い病気は腎臓病です。老猫が腎臓病にかかりやすいはっきりとした理由はわかっていませんが、血液中の老廃物をろ過し尿として排出する役割の「ネフロン」の数が加齢とともに喪失することが関係しているとも言われています。

腎臓は赤血球の生成や血圧の調節などの働きをしているため、貧血や高血圧などの症状が出てきます。そして、失った腎臓の昨日は再び回復することがありません。

猫の腎臓の病気は、早期発見し、重症化する前に対策することが大切です。老猫の年齢になったら半年に一回の動物病院での健康診断を心がけ、普段から何か変化がないかチェックするようにしましょう。

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◆2位 腫瘍

腫瘍は、悪性のものをガンと呼んでいます。猫が高齢になってくると、腫瘍ができることが多くなってきます。

猫の腫瘍ができる病気としては、皮膚腫瘍、消化器の腫瘍、メス猫であれば乳腺腫瘍などが多くなっています。

腫瘍ができると、しこりやこぶのようなものが出来て、進行してくると膿を持ち、破裂して膿がもれてくることもあります。
また、元気がなくなり、食欲不振、下痢、嘔吐なども見られるようになります。

老猫に多いのは、腸管や腸間膜のリンパ節に腫瘍ができるものです。食欲が落ちて体重も低下し、嘔吐や下痢も見られます。

治療しなければ命に関わる病気のため、早期発見と早期の治療が大切です。

◆3位 心臓病

心臓病にも様々な病気があり、老猫がなりやすいものとしては「肥大型心筋症」があげられます。

心筋症は、何らかの理由で心臓の筋肉に異常を発し、心臓の働きが悪くなる病気です。「肥大型」「拡張型」「拘束型」の3つに分けられ、心臓の壁が厚くなってしまう肥大型が猫で最も多く見られます。

肥大型心筋症になると、体を少し動かすだけですぐにハァハァと息切れするようになり、ぐったりとうずくまるようになります。また、血流が悪くなることで血管内に血栓ができ、麻痺や歩行困難、最悪の場合死に至ることもあります。

◆4位 皮膚炎

猫の皮膚炎には、ノミアレルギーや食物性アレルギーなどが原因の場合もありますが、日光に当たることによる日光性皮膚炎もあります。

かゆがったり、皮膚に発疹ができたり、かいたところにかさぶたができたり、脱毛したりします。

老猫は、この日光性皮膚炎に比較的なりやすいとされていて、さらに皮膚炎を起こした部分がガン化することもあります。

◆5位 膀胱炎

膀胱炎は、成猫の傷病ランキングにも入っており、ずっと気をつけたい病気です。

膀胱に炎症が起きて、尿の状態(色)が悪くなったり、尿が出にくくなったり、外陰部から出血したりします。細菌や真菌が原因のこともあれば、膀胱に傷がつくことが原因の場合もあります。

高齢になった猫は、足腰が弱って早く動けず、トイレまでたどりつく前に排尿してしまうこともありますが、膀胱炎で排尿困難で動き回ったすえに粗相している場合もあります。


その他に気を受けたい猫の病気

今回ランキングに入った病気の他に、猫が注意したい病気として以下のようなものがあります。

◆尿石症

猫の尿石症とは、猫下部尿路疾患のうちのひとつで、尿道結石などで尿道が詰まり排尿が少ししかできないか、全くでなくなるといった症状が出る病気です。

猫下部尿路疾患は、膀胱と尿道に関係している疾患を総称した言葉です。これには尿結石のほか、尿道炎や膀胱炎も含まれます。

尿石症になって排尿がほぼできないか、全くできないようになると、急性腎不全を起こして、尿毒症になるおそれもあります。

尿石症の原因ははっきりとわかっていませんが、体内のミネラルバランスが取れていなかったり、尿の値がアルカリ性と酸性のどちらかに偏っていたりする場合に、結石ができてしまうことがあるようです。

◆糖尿病

糖尿病は、インスリンが不足したりうまく活動しなかったりすることで、糖分を体内に取り込めなくなることで全身に色々な症状が出てくる病気です。

食事をとっても体重が増えず、下痢や嘔吐をし、歩行がおかしくなってくる猫もいます。

治療が適切にされないと、昏睡状態に陥ったり、腎臓障害など他の病気を併発したりすることもあり、命にかかわります。

ストレスを感じないようにすることや肥満を防ぐことが、糖尿病の予防につながります。

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まとめ

猫のかかりやすい病気のランキングで特に気をつけたい病気は、子猫であれば下痢、成猫は下部尿路疾患、高齢猫は腎臓病などの内臓の病気です。

また、異物誤飲は飼い主さんが気をつけることで防ぐことができますし、定期的に健康診断を受けさせることで、病気の早期発見ができます。

病気にならないよう、ワクチンで予防できるものはしておき、猫にストレスがかからない環境を整えてあげることが大切です。



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ねこちん

ねこちん

ひろった猫たち、トータル5匹と暮らしています。猫の写真を撮り、猫のイラストを描くのが好きです。

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