ふわふわで大きな猫ノルウェージャン。メインクーンとの違いは?

2019.10.28

ふわふわで大きな猫ノルウェージャン。メインクーンとの違いは?

“大きな体”と“ふわふわの被毛”という共通点があるノルウェージャンフォレストキャットとメインクーン。並べると「どこが違うの?」と見分けられないほど似ています。それぞれの特徴と違いについてご紹介します!

【目次】

ノルウェージャンフォレストキャットってどんな猫?

ノルウェージャンフォレストキャット

はじめに、ノルウェージャンフォレストキャットの特徴について紹介します。見た目だけでなく、歴史や内面についても迫ってみました。

◆特徴その1:ふわふわの被毛に包まれている

ノルウェージャンフォレストキャットを見たときの第一印象として、「豪華な毛」という被毛の特徴をあげる人が多いでしょう。

ノルウェージャンフォレストキャットの被毛は、かなり厚めの二層構造です。表面を覆っているのは、長くてふわふわのオーバーコートと言われる層。ゴージャスで気品がある雰囲気を醸し出して、見た目の印象を左右していますよね。

その下に、ギッシリと密度の高い毛が生えているアンダーコートと言われる層があります。

このようにオーバーコートとアンダーコートがセットになっている「ダブルコート」という被毛構造がノルウェージャンフォレストキャットの毛の特徴です。

二層の被毛はギッシリ密集し、雪や雨が皮膚に伝わりにくいので、寒いときに役立ちます。ふわふわの被毛が発達したからこそ、雪が深い地方で長らく歴史を刻むことができたのですね。

首から胸元、四本足、シッポと体全体がふわふわの被毛で覆われていて、見た目的にもどこかエレガントで気品ある雰囲気が感じられますね。

◆特徴その2:猫界でトップクラスの巨大猫

ノルウェージャンフォレストキャットの特徴で外せないのが「大きな体」です。

ホルモンの影響もあって、オスの方が大きく育ち、平均で4.5~8キロほどの重さまで成長します。8キロを超えるノルウェージャンフォレストキャットもいますが、これは猫界ではトップクラスに位置するほどの重さと言えるでしょう。

ただ、メスの方は少し小さめで、平均して3~6キロ程度までしか成長しません。

でも、6キロくらいになったとしても、一般的な描種と比べると大きいことが分かるかと思います。

◆特徴その3:しっかりした骨格と筋肉質なボディが魅力的

雪深く、厳寒な季節を乗り越えなければならなかったので、ノルウェージャンフォレストキャットはたくましい体です。積もった雪のうえでも颯爽と動けるような強固な骨格と筋肉が発達しているので体力があり、大型猫のわりにスムーズな動きが見られるでしょう。

単に大柄なだけでなく、スポーツマンタイプの運動神経抜群の猫ちゃんです。

◆特徴その4:イケメン&美女が多い!整った顔立ちをしている

体全体は大柄のノルウェージャンフォレストキャットですが、顔立ちはシュッと引き締まっています。逆三角形の輪郭はカッコよさが感じられますね。

オスはイケメン風で野生的な表情が特徴で、メスの方は神秘的で美しく見惚れる顔立ちです。

◆特徴その5:歴史がとっても神秘的

ノルウェージャンフォレストキャットという名前から分かるように、ノルウェーを代表する猫です。歴史はかなり古く、自然発生によって誕生した猫ということは分かっていますが、詳しい出処は明確にはなっていません。

ただ、北欧に伝わる神話にも登場しています。それによると、女神が乗るソリを引いていたのがノルウェージャンフォレストキャットではないかと言われています。

神話にも登場するなんて、神秘的な歴史ですね。

◆特徴その6:性格が見た目と違ってフレンドリー

お伝えしたように、「巨大な猫」「ゴージャスな被毛」「美しい顔立ち」が大きな特徴のノルウェージャンフォレストキャット。威厳があって神秘的な風貌で、クールな雰囲気が漂っています。

気まぐれそうな印象もありますが、実際には親しみの持てるフレンドリーな猫ちゃんです。

身を切るような厳しい自然界では、生死を分けるような出来事もあるでしょう。そんな状況下で生きられるノルウェージャンフォレストキャットは、その都度環境を受け入れられる寛容さも持ち合わせています。

自分以外の猫との暮らしや子供のいる家族のなかでも、穏やかに生活してくれるようです。クールな印象とはギャップがあって、飼い主さんへも懐きやすいのが魅力的ですね。

また、頭が良いので、いろんなことを吸収してくれる飼いやすい猫と言われています。

◆特徴その7:実は2パターンの系統がいる

出身エリアであるヨーロッパ地方で広まったノルウェージャンフォレストキャットは、その魅力的な姿に世界でも注目されるようになりました。

実は、若干の見た目の違いで、2パターンの系統に分けられています。そもそも自然で生息していたノルウェージャンフォレストキャットの元祖に近いのが「ヨーロッパライン」、アメリカで繁殖されて見た目に変化が表れたのが「アメリカライン」です。

全体的にどちらも大きな体でふわふわの被毛が特徴ですが、アメリカラインの方がややスレンダーな体型です。そして、表情もどこか柔らかな雰囲気に見えるかと思います。

野生的な見た目を残しているのがヨーロッパライン、改良されて柔らかい印象になっているのがアメリカラインとイメージするといいかもしれませんね。


見た目が似ている「メインクーン」ってどんな猫?

メインクーン

メインクーンは、ノルウェージャンフォレストキャットと同じように大型の猫です。長毛でボリュームのある被毛で、一見、見分けられないほど似ています。

それでは、メインクーンの特徴についていくつかピックアップしていきます。

◆特徴その1:被毛がかなりゴージャス

メインクーンの被毛は、長毛で毛量が多く「ふわふわ」です。ノルウェージャンフォレストキャットと同じように、パッと見ると「毛の量が多い」という感想を持つでしょう。

ダブルコートのノルウェージャンフォレストキャットと違い、メインクーンは毛の構造がシングルコートです。とは言え、1本1本が長く、生え方も密集しているので、ボリューム感はノルウェージャンフォレストキャットと同じようなイメージですね。

また、撥水できる毛質なので、寒さにも耐性があります。

◆特徴その2:最大級とも言われるほどの大型猫

メインクーンも猫界ではトップレベルの大きな体格で、描種のなかでは最大級とも言われています。成猫になったオスは6キロ超えが普通で9キロになる個体もいます。

一般的な猫の2倍以上とも言える10キロを超えるメインクーンのオスも見られるようです。

メインクーンのような大型猫は、1歳を過ぎても数年間成長期が続きます。そのため、じっくり時間をかけて大きな体を作り上げていくイメージです。

◆特徴その3:広くて厚い胸板、がっしり体型

メインクーンの体型もノルウェージャンフォレストキャットのように、「たくましさ」が感じられます。骨が太くがっしりしていて、筋肉質なボディです。

描種の体型の分類のうち、ロングアンドサブスタンシャルという体型に属しているメインクーン。座っていると分かりにくいかもしれませんが、体全体を伸ばすと100㎝を超えるほどの体長です。

シッポもかなり長いのが特徴で、世界一の記録を持ったメインクーンもいました。

◆特徴その4:ノルウェージャンフォレストキャットとも関わる歴史

メインクーンは北アメリカが原産の猫です。地図上でも離れている北欧生まれのノルウェージャンフォレストキャットとこれほどまでに似ているのはどうしてでしょうか。

実は、メインクーンの歴史にノルウェージャンフォレストキャットが関わっていた説もあります。なんらかのルートからノルウェージャンフォレストキャットが北欧から北アメリカへと渡り、すでに士着していた自然猫と交配されて現在のメインクーンとなった…が歴史の説として考えられています。

◆特徴その5:人間に友好的で温和な猫

メインクーンは、攻撃性がほとんどありません。人間との交流は好きなので、一緒に暮らすと慕ってくれる様子が見られます。

家族に対して好意的な態度を見せ、程良い距離をキープしてくれる謙虚さも感じられます。孤立が苦手なので、家のなかでは飼い主さんの後ろをトコトコとついていくこともあるでしょう。

ただ、だからと言ってむやみやたらに密着してくることもありません。飼い主さんの行動を観察し、じゃまにならないように接してくれる賢い猫と言えるでしょう。

ほかに仲間がいても、自分からトラブルを起こそうとすることはなく、多頭飼いもスムーズと言われています。


ノルウェージャンフォレストキャットとメインクーの違いは何?

ノルウェージャンフォレストキャットとメインクーンの横顔

ノルウェージャンフォレストキャットとメインクーン、2種の猫の特徴を見ても分かる通り、外見から性格まで本当に似ていますよね。

細かく掘り下げていくと、いくつかの違いがあります。1匹1匹の猫には個体差があるのですべての猫に当てはまるとは言えませんが、見分けるときの目安のひとつ、そして全体的な傾向として参考までに捉えてもらえると幸いです。

◆鼻筋に注目!顔立ちが少し違う

正面からでは分かりにくいですが、鼻筋にちょっと違いが見られます。

ノルウェージャンフォレストキャットを横から見ると、スーッと一直線で凸凹があまりありません。一方、メインクーンは鼻の部分が高く盛り上がっています。このメインクーンの特徴的な鼻筋のカーブは「ジェントルカーブ」と呼ばれています。

◆三角?四角?輪郭が少し違う

ノルウェージャンフォレストキャットは、アゴにかけてほっそりしている逆三角形の個体が多く見られます。一方、メインクーンの輪郭は、面長で四角形、少し角ばっています。

顔周辺の毛量も多いのですが、ちょっとほっそりしているのがノルウェージャンフォレストキャット、ちょっと丸い曲線でぷっくりしているのがメインクーン…といった感じかもしれませんね。

◆耳の飾り毛が少し違う

ノルウェージャンフォレストキャットもメインクーンも、体全体にふわふわした被毛が生えています。

どちらも耳付近に毛は見られるものの、メインクーンの方がかなり豪華な飾り毛です。この立派な耳の飾り毛は「リンクスティップ」とも言われ、耳の先端からスーッと真っすぐに長く伸びて、入口を毛で塞いでいるかのようにも見えます。

◆被毛の構造が違う

どちらもふわふわの被毛が特徴なのですが、毛の構造が違います。

ノルウェージャンフォレストキャットは2層の厚みがあるダブルコート、メインクーンはシングルコートです。どちらも寒い地方出身で寒さに耐えられる被毛ですが、毛の構造の違いからメインクーンの方がやや毛量は少ないと言えるかもしれません。

◆原産地が違う

外見からは区別がつきませんが、原産地が違います。ノルウェージャンフォレストキャットはノルウェー、メインクーンは北アメリカのメイン州です。


まとめ

それぞれの特徴を詳しくお伝えしてみました。

ふわふわした長い毛、巨大な体、筋肉質で骨太体型、優しい穏やかな性格…と共通点がいっぱいのノルウェージャンフォレストキャットとメインクーン。全体的な印象は、ほとんど同じように見えますよね。

両者を並べてじっくり見ないと区別がつかない、間違い探しをしなければ分からないくらい似ている猫ちゃん達のようです。今回紹介した違いに注目して両者を比較してみるのも面白いかもしれませんね。

ちょっとした違いはありますが、どちらも猫にしては大型で堂々たる風貌が魅力です。頭の良い猫ちゃん達なので、家族に迎えたら、穏やかで幸せな日々が過ごせそうですね。



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中岡 早苗

中岡 早苗

可愛い猫ちゃん達に囲まれながら、猫の知識や暮らしを日々学んでいます。 学んだ情報はどんどんお伝えしていきます。楽しいネコライフをおくりましょう。


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