折れ耳?立ち耳?長毛?短毛?スコティッシュフォールドのタイプ別特徴をご紹介!

2019.11.15

折れ耳?立ち耳?長毛?短毛?スコティッシュフォールドのタイプ別特徴をご紹介!

折れ耳がチャームポイントのスコティッシュフォールドには立ち耳タイプもいます。それに短毛だけじゃなく、長毛のコまで…!見た目のバリエーションが豊富なスコティッシュフォールドのタイプ別に解説していきます。

スコティッシュフォールドの耳は個性に溢れている

スコティッシュフォールド

スコティッシュフォールドと言えば、耳が前方に倒れている「折れ耳」をイメージする人も多いのではないでしょうか。垂れた耳は丸顔と同化したように丸くなり、帽子を被っているかのように可愛らしい印象を受けますよね。

折れ耳はスコティッシュフォールドの大きな特徴となっていますが、実際には、折れ耳ではないパターンの個体もいます。

◆優秀な猫の聴覚!

犬は、ニオイを嗅ぎ分ける天才と言われています。場所や人のことを「ニオイ」と関連付けて覚えるため、さまざまなものをクンクンと嗅いで安心しているのでしょう。犬の嗅覚は動物界でも際立っていて、その優れた「鼻」を活かして仕事をしている犬までもいますよね。

それに対し、猫は優れた耳の持ち主。人間が聞き逃しそうな小さい音さえも逃さない聴覚が自慢です。
特によく聞こえるのは、高音域の音で、超音波のように人間が聞き取れない音さえも認識できます。小さな虫が羽ばたく音も聞こえているようです。

また、猫が家の外をずっと眺めているのを不思議に思っていると、「子供が帰宅した」「お客さんがやってきた」などという状況に遭遇したことがある飼い主さんも多いのではないでしょうか。
何もない場所をジーっと見つめているのは、何かの音を聞き取っているところかもしれません。ちょっと離れたところの音もしっかりと聞き取れている証拠ですね。

◆スコティッシュフォールドと言えば「折れ耳」

猫と言えば、真っすぐに上を向くようにピンと立った三角耳が大きな特徴ですが、スコティッシュフォールドは「折れ耳」が最大の特徴で、「垂れ耳」とも言います。「スコティッシュ(スコットランドの)+フォールド(折れる)」が名前の由来です。

耳が折れて丸顔の丸さが際立ち、一般的な猫のシュッとした面持ちとは少し違い、丸みを帯びたふんわりした印象です。

スコティッシュフォールドの「丸顔&折れ耳」はたくさんの人を惹きつけるチャームポイントと言えるでしょう。

◆折れ方にも種類がある

折れ耳のパターンによって、若干イメージが変わります。

・折り目が最も緩い「シングルフォールド」
シングルフォールドは、折れ方が緩い感じです。軽く折れているので、ほかの2パターンと比べると耳の穴が見え、通気性はあります。

・耳の先端が顔につく「ダブルフォールド」
シングルフォールドと比べると、耳の折れている感じが分かります。耳全体が折れて垂れているので、耳のなかは見えにくく、通気性はあまりよくありません。

・折れ方がしっかりしている「トリプルフォード」
トリプルフォードは、「これぞスコティッシュフォールドの折れ耳」というくらい、理想的な耳と言えるでしょう。「トリプル」というワードから連想できますが、耳の付け根で折れ曲がり、さらに耳の先端までもがくるりんと頭に折れ曲がっている感じです。

トリプルフォードタイプは、キャットショーなどで大活躍できるほど評価が高いようです。

◆折れていない立ち耳のスコティッシュフォールドも!その割合は?

スコティッシュフォールドの3パターンの「折れ耳」のほか、折れていない「立ち耳」タイプもいます。立ち耳タイプだとしても、スコティッシュフォールドの顔立ちは丸いので、柔らかくフンワリした印象があります。

「スコティッシュフォールド=折れ耳」が代表的な特徴と考えている人が多いので意外に思えますが、約7割は立ち耳となるようです。

残りの約3割は折れ耳ですが、先ほどお伝えしたように折れ方は個体差があります。


スコティッシュフォールドの被毛の長さ~長毛?短毛?

スコティッシュフォールド

スコティッシュフォールドの見た目は、耳の折れ方以外にも被毛の長さにも違いが見られます。

スコティッシュフォールドの毛のタイプは短くサッパリとした短毛が一般的です。しかし、希少ではありますが、なかには長毛のスコティッシュフォールドも存在しています。

◆長毛のスコティッシュフォールドの魅力とは?

長毛のスコティッシュフォールドには、短毛と違った魅力があります。

・豪華な見た目が印象的
体全体に被毛のボリュームが出るのでサラサラ&フワフワで上品な印象があります。特に、胸の周りの被毛も厚く、ゴージャスで、まるで防寒着を着ているかのよう…。冬になると、とても暖かそうに見えることでしょう。

それに、ぬいぐるみを撫でているようなフワフワの触り心地も魅力です。長毛のスコティッシュフォールドを家族に迎えることができたら、ピタッと寄り添ってフワフワした被毛を楽しみたいものですね。

・出会えるとラッキーとまで言われる長毛版スコティッシュ
猫の被毛の長さを決めるのが「長毛になる遺伝子」「短毛になる遺伝子」の強さです。

スコティッシュフォールドに限らず、毛の長さの遺伝子は「短毛になる遺伝子」の方が優勢。つまり、親が長毛遺伝子を持っていても、短毛遺伝子がひとつでもあれば、短毛の方が表れやすいようです。

そのため、長毛スコティッシュフォールドはなかなか生まれません。長毛のスコティッシュフォールドは生まれる確率自体が低いことから、「出会えたらラッキー」とまで言われているレア猫ちゃんのようです。

・「長毛×折れ耳」の組み合わせはさらにレアかも…!?
折れ耳のコも少数派なので、かなりレアと言われている長毛に、折れ耳のスコティッシュフォールドが生まれる確率も少なめと言えるでしょう。

◆短毛のスコティッシュフォールドの魅力とは?

短毛のスコティッシュフォールドにはどんな魅力があるのでしょうか。

・触り心地はビロードのよう
スコティッシュフォールドの短毛タイプは、まるでビロードみたいな触り心地です。洋服の生地でもお馴染みの「ビロード」は、ツヤツヤと光沢があって柔らかな素材として有名ですよね。

短毛のスコティッシュフォールドは、そんなビロードのような上品で上質な被毛を持っています。

・短毛はお手入れしやすい
猫は「体を清潔に保ちたい」との思いから、自分の舌でペロペロと舐めて“毛づくろい”というお手入れを日常的にしています。殺菌効果のある猫の唾液が表面につくので、体はとても綺麗になります。それに、猫のザラザラした舌はクシのような役割で、毛並みも整います。

そんな毛づくろいのときに、大量の抜け毛を飲み込まないように飼い主さんのお手入れが大事ですが、長毛タイプは1本ずつの毛が長いので、短毛タイプよりも少し手間がかかるかもしれません。「お手入れにかかる時間」で考えると、短毛タイプの方が時間は短くて済むでしょう。

ただ、短い毛がギュッと密集しているのが短毛タイプの特徴です。皮膚から抜けているはずなのに、密集した部分に埋まりやすいため、丁寧に取り除いてあげたいものです。

◆長毛か短毛で性格には違いがあるの?

毛の長さによって、目立った性格の違いはないでしょう。

長毛か短毛にかかわらず、スコティッシュフォールドはおっとりと穏やかな性格です。
一緒に遊んでくれるアクティブさも時々見られますが、だからと言って運動量は少なめ。小さなスペースでも飼いやすいのが特徴と言われています。

ただ、「長毛種」自体が、猫のなかでは優しく穏やかと言われています。
スコティッシュフォールドも例外ではなく、長毛タイプの方が全体的に温和な傾向にあるでしょう。短毛よりも「おとなしい」と感じるコも多いかもしれません。

もっとも、性格は個体による差が出るものです。「おとなしいと思っていたのに活発だな」「甘えん坊に見えたけどクールだな」など、その場に応じてマイペースさを見せるケースもあるでしょう。

猫の性格は一言で言えない部分もあり、猫によっては過剰に構われると嫌がることもあります。ふだん穏やかで優しいコでも、しつこいくらい密着すると怒ることもあるかもしれませんよね。

適度な距離感を見極めながら、スコティッシュフォールドとの楽しい時間を過ごしたいものです。


たくさんの毛色がある

スコティッシュフォールド

今の「スコティッシュフォールド」が定着するまでは、他の品種との交配が何度も繰り返されています。
そのため、「白やクリーム、黒、茶、グレー」といった単色だけでなく、「2色の組み合わせ」「部分的に見られるポイント」など、毛色や柄は多種多様です。

白やクリームがベース色になっているスコティッシュフォールドは、優しく柔らかな印象を受けます。

黒や濃い茶色のスコティッシュフォールドなら、「カッコよさ」や「クールさ」が感じられることでしょう。顔や体全体が丸いのに、色が濃いめなのでシュッとスマートに見えるかもしれませんね。

グレー系のスコティッシュフォールドは、知的で上品な雰囲気です。

また、日本の三毛猫のように三色混ざったスコティッシュフォールドもレアですが存在します。クリクリ丸い目、あどけない丸い顔、丸みを帯びた体型…と、どこかヤンチャで元気な雰囲気が感じられるでしょう。

「スコティッシュフォールドを飼いたい!」と言っても、被毛の色や柄によってだいぶ印象が変わるので、実際に店頭で確かめてみるのもいいかもしれませんね。


豊富なタイプのスコティッシュフォールド

このように、スコティッシュフォールドと一口に言っても、かなりのタイプがいます。

・折れ耳or立ち耳?
・折れ耳の程度は?
・長毛or短毛?
・毛色はどんな色?
・どんな被毛の柄がある?

など、組み合わせパターンが多彩。それぞれのタイプのスコティッシュフォールドを見ていると、どの猫も個性的で素敵だと感じそうです。


呼ばれ方がさまざまなスコティッシュ

これまでお話したように、スコティッシュフォールドにはいくつかのタイプがいます。
これを区別するため、全体的には「スコティッシュフォールド」と呼びつつも、そのなかで別の呼ばれ方をすることもあるようです。

スコティッシュフォールドの「フォールド」は“折れる”を表すことから、立ち耳のタイプを分けて「スコティッシュストレート」と言うケースもあります。一般的な猫のように耳は立っていますが、やや小さめの三角耳が特徴です。

スコティッシュフォールドのなか、割合的には「スコティッシュストレート」のタイプが多いと言えるでしょう。ペットショップやブリーダーでも、立ち耳のスコティッシュなら「スコティッシュストレート」としているケースも多いようです。

また、長毛のスコティッシュフォールドを「ロングヘアスコティッシュフォールド」や「ハイランドフォールド」とも言ったりします。名前のなかに、耳の状態を表す「フォールド(折れる)」「ストレート(立っている)」「ロングヘア(長毛)」などが入っていれば、見た目のイメージが沸きますね。


まとめ

折れ耳や立ち耳、長毛や短毛、被毛のカラーや柄などによって、印象の違いを楽しめるのもスコティッシュフォールドの魅力のひとつです。

丸い顔を見ていたいのなら折れ耳タイプ、ビロードみたいな毛質を楽しみたいなら短毛タイプと、「どんなコを迎えようかな?」と考える過程も楽しめそうです。実際に店頭で目にすると、その魅力がより現実的なものになることでしょう。

タイプはさまざまあってバリエーションに富んでいるスコティッシュフォールドは、穏やかで優しい猫ちゃん。たくさんの人から愛されている理由が分かったような気がしますね。



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中岡 早苗

中岡 早苗

可愛い猫ちゃん達に囲まれながら、猫の知識や暮らしを日々学んでいます。 学んだ情報はどんどんお伝えしていきます。楽しいネコライフをおくりましょう。


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