キャットタワーをどこに置く?猫が喜ぶ置き場所とおすすめ商品も!

2020.01.25

キャットタワーをどこに置く?猫が喜ぶ置き場所とおすすめ商品も!

猫は、高い所から周囲を見下ろすのが好きな動物です。また、平面運動より、上下運動を好みます。これは、猫が祖先から受け継いだ本能の表れの一つです。これらの欲求を満たしてあげるためには、キャットタワーがピッタリです。しかし、キャットタワーは大きな猫用家具なので、置き場所に悩みますし、愛猫が使ってくれるかも気になります。そこで、愛猫が喜ぶキャットタワーの置き場所について解説します。

キャットタワーを設置したい!

キャットタワーのてっぺんから見下ろす猫

◆猫は高い場所が好き

猫が、高い場所に登って遊んでいたり、くつろいで眠っていたりする写真や動画をよく見ます。
そういう猫の姿は、イキイキしていたり、安心しきっていたりして、飼い主さんの心も満たしてくれます。
猫と暮らす醍醐味の一つと言えるでしょう。
猫は、木に登って生活していたリビアヤマネコを祖先とすると言われています。
猫が高いところを好むのは、その名残とも、高い場所で獲物を待ち伏せしていたり、敵に対して優位を保っていたりしていたためとも考えられています。
いずれにしても、高い場所を好む猫には、安心して過ごせる高い場所を用意してあげたいものです。
この目的にピッタリなのが、キャットタワーです。

◆猫の健康のためのキャットタワー

猫は、高い場所を好むと同時に、上下運動を好みます。
完全室内飼育の多い現在の猫は、運動不足に陥りがちです。
また、外に比べて変化の少ない室内では、刺激が少なく、猫も退屈してしまいます。
運動不足や退屈は、肥満やストレスにつながり、肥満やストレスは病気になるリスクを高める要因です。
猫の健康を維持するためにも、キャットタワーは役に立ちます。

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◆キャットタワーを設置する前に

猫をこれから飼う方も、すでに一緒に暮らしている方も、キャットタワーを設置してあげたいと思っている方が多いのではないでしょうか?
しかし、キャットタワーは大きなものなので、設置する前に考えておきたいことがあります。
一つは、どんなタイプのキャットタワーが愛猫に合っているのかです。
もう一つは、置き場所です。
せっかく設置したキャットタワーを愛猫が気に入ってくれず、使ってくれなかったら、ガッカリしてしまいます。
実は、猫がキャットタワーを気に入ってくれない原因の一つに、置き場所があります。
キャットタワーを選ぶときには、愛猫に合ったタイプを選ぶのと併せて、置き場所に合わせたタイプを選ぶことが大切です。

◆キャットタワーの種類

キャットタワーには、大きく分けて、据え置き型と突っ張り型の2種類があります。
どちらにもメリット・デメリットがあるので、まず、それぞれについて解説します。

据え置き型

据え置き型は、床に置くだけで使えるタイプのキャットタワーです。
組み立て式のものだけではなく、完成品として販売されている商品もあります。
据え置き型の特長は、頑丈で安定性が高いことです。
固定しない分、移動がしやすいので、模様替えや掃除もしやすく、また、愛猫の好みを見ながら移動させることも簡単です。
ただし、据え置き型の中には安定性が低い商品があるので、底板が厚く、支柱の本数が多いものを選びましょう。

突っ張り型

突っ張り型は、突っ張り棒のように、支柱を天井まで伸ばして固定するタイプのキャットタワーです。
多くの商品は、ネジで天井に固定しなくてはならないので、賃貸住宅の場合には、事前に契約書を確認したり、大家さんに相談したりしてください。
また、突っ張り型は組み立て式なので、組み立てる際にある程度の力が必要です。
突っ張り型は、高さがあって天井近くまでステップを設置できるので、特に高いところを好む子や運動量の多い子に向いています。
固定するため、簡単に移動することが難しく、設置する前に置き場所を検討しておきましょう。
さらに、設置後、突っ張り棒が緩んでいないか、たわみがないかなどのチェックが欠かせません。

◆キャットタワーの大きさは?

据え置き型は、小型のものから大型のものまでバリエーションが多いです。
小型なもので、幅30cm、奥行30cm、高さ50~60cm程度、中程度のもので、幅50~60cm、奥行60~70cm、高さ90~100cm程度となっています。
大きいものでは、幅90cm、奥行80cm、高さ170cm程度です。
突っ張り型は、固定して安定させるので、据え置き型よりスリムなタイプが多いです。
高さは200cm以上のものが主ですが、幅は50~80cm、奥行は30cm台のものもたくさんあります。
置き場所に十分な広さがある場合には据え置き型の中程度から大きい商品が、狭いワンルームや単身用の部屋などには突っ張り型がおすすめです。
据え置き型でも小型のものは高さが低く、子猫やシニア猫におすすめです。


キャットタワーの置き場所おすすめポイント

白いリビング

キャットタワーの置き場所を、おすすめポイントとともに解説します。
併せて、置き場所ごとのおすすめ商品もご紹介します。
 

◆窓際

キャットタワーの置き場所として、おすすめなのが窓際です。
窓は、「猫のテレビ」とも言われます。
窓からは、外の景色はもちろん、通る人や猫、鳥など、猫の興味を惹くものを見ることができ、退屈することなく時間を過ごすことができます。
また、晴れた日には、日向ぼっこをしながら寛ぐこともできます。
キャットタワーを窓際に置くと、外を眺めたり、日向ぼっこをしたりと、猫にとってお気に入りの場所になること請け合いです。
置き場所を窓際にするなら、据え置き型のキャットタワーがおすすめです。
腰高窓などなら、背の低い小型のものでもいいでしょう。
一方、ベランダに面した窓では、ベランダの手すりなどに視界を遮られないよう、高さのあるキャットタワーがおすすめです。

Vesper(ヴェスパー) ボックス

Vesper(ヴェスパー) ボックス
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Vesperボックススは、コンパクトサイズのキャットタワーです。
幅37cm、奥行き37cmのスモールと、幅50cm、奥行き40cmのラージがあります。
高さは、どちらも70cm台なので、腰高窓などの窓際におすすめです。
モダンなデザインでインテリア性が高く家具との馴染みがよいので、リビングなどに向いています。

キャットスカイタワーThapNeo グレー

キャットスカイタワーThapNeo グレー
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高さが160cmと程よく、窓際に置いたときに、外がよく眺められます。
また、人の目線と合いやすく、家族のことが大好きな子には嬉しいキャットタワーです。
てっぺんに2か所の居場所があり、耐荷重が8kgなので、3~4kgの子なら2匹で楽しむこともできます。

◆壁際

十分な壁面が確保できるなら、置き場所を壁際にするのも、おすすめです。
猫が、飼い主さんの姿を見ながら過ごせるように、リビングなど家族が過ごす部屋に設置するとよいでしょう。
また、自宅で仕事をしている飼い主さんは、仕事をしている姿を眺められる仕事部屋の壁面もおすすめです。
突っ張り型のキャットタワーは、壁際に設置することを前提にしているものが多いです。

キャットウォーク ブラウン

キャットウォーク ブラウン
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置き場所にスペースがない場合におすすめの、スリムタイプのキャットタワーです。
フレームタイプなので、奥行きが37cmと省スペースとなっています。
ジョイントしてネジで留めるだけなので、組み立ても簡単です。
ステップとハンモックは、お好みの場所に取り付けられるので、愛猫の年齢や運動量に合わせて取り付けてあげましょう。

キャットベース

キャットベース
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ジャングルジムのようなキャットタワーです。
棚板は、フレームに対して横向き、縦向きどちらにも取り付けられるので、部屋の雰囲気やスペースに合わせて設置できます。

◆家具の横

タンスや本棚など、背の高い家具がある部屋なら、キャットタワーの置き場所を家具の横にしてみましょう。
キャットタワーが無くても、背の高さの違う家具があれば、猫は、高いところに上ったり下りたりして、遊んでいます。
しかし、背の高い家具の上から飛び降りてケガをすることが心配です。
そこで、家具の横にキャットタワーを置いてあげると、ステップを伝って安全に上がり降りができるので、飼い主さんも安心できます。
床と家具、家具と家具の中継地点になるような高さのキャットタワーが、おすすめです。

ニャンコのタワー

ニャンコのタワー
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ニャンコのタワーには、高さ50cmのミニ、高さ120cmのハンモック&ベッド、ハンモック&ベッド ミドルの3タイプがあります。
置き場所の横にある家具の高さに合わせて、キャットタワーの高さが選べます。


キャットタワーの置き場所を決める時に気をつけること

◆猫の安全を第一に

一番に考えたいのは、愛猫にとっての安全です。
猫が安全に遊ぶことができるような場所を選びましょう。
窓際に置く場合、窓には脱走防止柵を、網戸にはロックを取り付けて、万一の脱走に備えることが必須です。
家具の横に置く場合には、上がってほしくない家具の横は避け、落とされそうなものは、あらかじめ片付けておきましょう。

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◆猫にとって快適な置き場所を選ぶ

猫にも個性がありますし、運動能力も異なります。
愛猫が快適に過ごせる置き場所を選んであげましょう。
置き場所次第で、猫がキャットタワーを使ってくれるかどうかが決まることもあります。
外に興味のある子には窓際、家族のことが好きな子にはリビングなど家族が集まる場所がおすすめです。
また、人を待ち受けていられる場所も、猫が喜ぶ置き場所の一つです。

◆置き場所の広さを確認する

猫の安全や好みを考えて置き場所を選ぶと言っても、スペースがなければ置くことはできません。
どこに十分な置き場所を確保できるかも、あらかじめ確認しておきましょう。

◆家族みんなが快適な置き場所を選ぶ

猫が快適に過ごせることはもちろん大切ですが、飼い主さんや家族の生活空間を圧迫してしまうのはよくありません。
無理なく置ける場所を選びましょう。
また、インテリアなど部屋の雰囲気に合ったキャットタワーを選ぶと、飼い主さんにも居心地の良い空間を作ることができます。


まとめ

高い場所や上下運動を好む猫には、キャットタワーはおすすめの猫用家具です。
しかし、キャットタワーは、そのものも価格も「大きな買い物」です。
せっかく買って置いてみても、愛猫が使ってくれなければ意味がありません。
愛猫がキャットタワーを気に入るかどうかは、置き場所によるところが大きいです。
猫の性格や運動能力、飼い主さんや家族の生活スタイル、部屋の大きさなどから、置き場所を決め、置き場所に合わせてキャットタワーを選ぶとよいでしょう。



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SHINO

SHINO

保護犬1頭と保護猫3匹が「同居人」。一番の関心事は、犬猫のことという「わんにゃんバカ」。健康に長生きしてもらって、一緒に楽しく暮らしたいと思っています。


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