猫のトイレに新聞紙は使える?猫砂に代用できるかが知りたい!

2020.03.30

猫のトイレに新聞紙は使える?猫砂に代用できるかが知りたい!

猫のトイレに猫砂は必要不可欠ではありますが、猫の中には猫砂が苦手な子も存在します。 猫のトイレに猫砂が使えないとなると、飼い主さんは試行錯誤して代用品を必死に探すことでしょう。 そんなときに思いつく物と言えば、ポピュラーな物でペット用のシートを思い浮かべますが、新聞紙(古紙)はどうでしょうか? 新聞紙が代用できるのなら、シートを購入する必要もありませんし、とても経済的ですよね。 果たして猫のトイレに、新聞紙は代用しても良いのでしょうか?

猫のトイレに新聞紙は使える?

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猫と一緒に生活していく中で、必ず用意しなくてはいけない物と言えば、猫のトイレですよね。

人間のようにトイレで用を足して、水を流すことの出来ない動物である猫には、猫砂を敷き詰めたトイレが必要となってきます。

なぜ猫のトイレには砂が必要なのかと言うと、猫には排泄物に砂をかけるという習性があるからです。

これは遥か昔に、猫の祖先が砂漠で暮らして居た時代に遡りますが、飲水の少ない状況からも、非常にニオイの強い排泄物を出していました。

その排泄物はそのまま放置してしまうと、他の外敵に居場所を勘付かれてしまう上に、細菌が増殖して蔓延し、病気になってしまう可能性もあったのです。

なので猫は砂漠という環境を利用して、排泄物を砂で埋めるようになったのではないかと言われているんですよね。

これは現在の猫にも本能的に受け継がれ、水を飲む量が少なかったり、排泄物に必死に砂をかけたりする行動が見られるのです。

猫にとってトイレで猫砂をかけるという動作は、遺伝子に組み込まれている行動として考えることが出来るのではないでしょうか。

ですので現代では猫たちを本能のまま生活出来るようにと、便利な猫砂が開発され、普通に飼い主さんは購入して使用しているのです。

しかし、中には猫砂が苦手な猫ちゃんが居るのも事実です。

猫砂にも様々な商品があり、砂の粒が小さい物から大きい物、水分を含んで固まる物や崩れてしまう物など様々です。

そのような猫砂の特徴で、何か一つでもお気に召さない点があれば、猫砂に対して嫌悪感を抱き、使用しなくなってしまうのです。

トイレの猫砂が嫌いだけど、排泄物にはフタを被せたい!という本能は働きますので、その辺にある飼い主さんのスリッパやマットなど、色々な物を被せるといった行動に走ってしまうことも。

最悪の場合、飼い主さんのベッドやソファ、そして洗濯物などでも粗相をしてしまうようになってしまうので、早急の対策が必要となってくるのです。

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そんなときに代用品としておすすめしたいのが、新聞紙なのです。

新聞紙は紙なので吸水性も良く、触れた感触もカサカサとしていて、猫が気に入りやすいアイテムでもありますよね!

そして猫砂が苦手な猫ちゃんだけでなく、猫砂が用意出来ない緊急時などの簡易トイレとしても、新聞紙は代用できますので、猫のトイレには新聞紙が向いていることを覚えておくと良いでしょう。


新聞紙を使った猫トイレのメリット

猫のトイレに向いている新聞紙ですが、どんな部分が猫砂の代用に向いているのかも気になるところです。

新聞紙を使った猫のトイレには、どんなメリットがあるのでしょうか?

◆新聞紙を好む子もいる

猫はカサカサとした触り心地や音が大好きなので、新聞紙の質感を好む猫ちゃんはとても多いです。

飼い主さんが新聞を見ていると、すかさずやってきて、新聞紙の真ん中に居座ってしまう…、という経験をされたことのある方も多いことでしょう。

それぐらい猫にとって新聞紙は、魅力的なアイテムであることが分かりますよね。

そして新聞紙の独特な感触とは別に、新聞紙の保温性を好む子も居ますので、猫が好きなアイテムをトイレに利用出来るのなら、再利用するべきなのではないでしょうか。

◆しっかり作れば臭いにくい

新聞紙には、消臭効果があると言われているのをご存知ですか?

新聞紙に使用されているインクには、吸着効果があるんですよね。

そして新聞紙の原料となっているのは木材の繊維となり、さらに新聞紙の強度を強くするために、でんぷんが添加されています。

これらの原料には、湿度が高くなると水分を吸着し、湿度が低くなれば外に放出するという性質を持っているのです。

このようなことからも新聞紙は、猫のトイレにピッタリのアイテムであると言えますよね。

◆安価である

新聞紙は猫砂と違って、一カ月の契約料しかかかりませんのでとても安価です。

読み終わってしまえば古紙としてゴミに出すだけなので、再利用として猫のトイレに使用出来るのなら、とても便利で優れたアイテムとなりますよね。

たとえご家庭で新聞をとっていなくても、どなたかから新聞紙を譲ってもらえば、実質0円で猫のトイレに使用することが可能となるのです。

猫砂やペット用のシートを購入せずとも、猫のトイレ周りにかかるお金を節約出来るのはとても嬉しいことですよね。


新聞紙を使用して猫トイレを作る方法

新聞紙を使用した猫のトイレを作る方法は、とても簡単です。

まずは猫のトイレの土台となる、入れ物を用意しましょう。

商品として売られている猫トイレを、そのまま使用することをおすすめいたしますが、猫用のトイレが用意出来ない場合は、猫の体より1.5倍以上の大きさのある深めの容器を用意してください。

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猫の体と同じぐらいの大きさの容器を用意してしまうと、体の向きを変えることがうまく出来ませんので、不便さを感じてしまえば利用してくれなくなってしまうので注意しましょう。

そしてその容器の底に、まずは新聞紙をそのまま数枚重ねて敷き詰めます。

その上に猫砂の代わりとなる新聞紙を入れるのですが、細めに細かく裂いた新聞紙を入れるようにしましょう。

シュレッダーで細かくした新聞紙が理想ではありますが、シュレッダーが無い場合には、飼い主さんの手で細かく裂いてあげる必要がありますよね。

新聞は印刷されている文字と同じ方向である、縦に裂いていくと簡単に細かくなっていきます。

沢山の量の新聞紙を割いて、猫砂の代わりに入れてあげるのも良いですが、多すぎると新聞紙は猫砂よりも軽いので、猫がかき混ぜて外に落ちてしまいます。

なので一日一回掃除出来る量を心掛けて、新聞1枚から2枚程度を細かく裂いて猫砂の代用として使用すると良いでしょう。

捨てるときは下に敷いてある新聞紙ごとまとめて捨てれば、掃除も簡単に済みますのでおすすめですよ!


新聞紙を使った猫トイレの注意点

新聞紙を使った猫のトイレは利便性も高いですが、使用の際にはいくつかの注意点も存在します。

新聞紙を使っている際の猫のトイレは、どんなことに注意して使用をすれば良いのでしょうか?

◆猫が用を足したら取り替える

新聞紙は消臭と吸水性に長けているとは言えますが、排泄物を全て吸収するには効果が薄いと言えるでしょう。

新聞紙は猫のトイレ向けに開発されているわけではないので、あくまで臨時でのトイレや、猫砂が使えない猫ちゃんのための代理品だと思って使用することをおすすめします。

猫が用を足したものをそのまま放置してしまえば、トイレの中の新聞紙が水浸しの状態となり、ウンチの場合には細かくなった新聞紙と混ざってしまうことによって、猫自身にもウンチが付着してしまうことも。

そうなってしまうと生活空間も汚れてしまいますので、新聞紙のトイレで猫が用をたしたら、すぐに新しい新聞紙に取り換えるようにしましょう。

◆オシッコの変化に気付きにくい

猫の排泄物は健康のバロメーターにもなるので、チェックすることによって健康状態を把握することが出来ますが、新聞紙の場合には排泄物の変化に気付きにくいです。

とくにオシッコは新聞紙が吸収してしまう上に、灰色っぽい色味の新聞紙は、猫のオシッコに異常があるのかないのか、目視で判断するのはとても難しいですよね。

もし尿路結石などの病気を患っている場合には、オシッコのチェックは必要となってくるので、病気を患っている猫ちゃんには新聞紙は不向きなのかもしれません。

◆準備に手間がかかる

猫砂のように粒の形が決まっている商品とは違い、新聞紙は毎回飼い主さんが細かく裂いてあげる必要がありますよね。

そして新聞紙を使用する場合には、こまめに取り換える必要が出てきますので、この細かく裂く作業が億劫に感じてしまう可能性が高いです。

面倒になってきたからといって、途中で新聞紙を裂くことを止めてしまえば、猫がそこをトイレとして認識しなくなり、別の場所で用を足すようになってしまうことも否めません。

新聞紙を使用すると決めた際には、準備に手間がかかることを考慮した上で、使用するようにしましょう。

◆トイレ用以外の新聞紙や雑誌などを放置しない

猫のトイレに新聞紙を使用するようになったら、生活空間の中に新聞紙や雑誌などを放置しないようにしましょう。

猫砂の代わりに古紙を使用しているということは、部屋の中に置かれている古紙もトイレと勘違いされてしまう可能性が高いです。

猫に古紙の違いは分かりませんので、勘違いされてしまう前に、床に置いてある新聞紙や雑誌などは、見終わったら片付けるといった習慣をつけるようにしましょう。

◆「安いから」という理由だけで使用しない

新聞紙は猫砂やペット用のシートのようにお金はかかりませんが、だからといって新聞紙を無理矢理使わせるようなことはおすすめ出来ません。

もし普段から猫砂を使用している猫ちゃんであれば、そのまま猫砂を使わせ続けてあげてください。

新聞紙は猫砂の代用が出来たとしても、猫砂ほどの利便性はありませんので、キレイ好きな猫のためには、やはり猫砂を使用する方が望ましいです。

新聞紙が安いという理由だけで使用するのは、愛猫のためにもやめておきましょう。


まとめ

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古紙として捨てるだけの新聞紙ですが、細かく裂くことによって猫のトイレに使用することが可能です。

愛猫がトイレの猫砂を使用してくれないときや、緊急時に活躍してくれるときなどに使用するのがおすすめですが、もし普段使いをするのなら、飼い主さんにもそれなりの労力が必要となってきます。

猫砂以上に交換や掃除に手間がかかってしまいますので、そのことを踏まえた上で使用するようにしましょう。

猫のトイレは猫と一緒に生活する上で必要不可欠なアイテムとなりますので、愛猫が気持ちよく使用するためにも、常にキレイにすることを心掛けてあげてくださいね!



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たぬ吉

たぬ吉

小学3年生のときから、常に猫と共に暮らす生活をしてきました。現在はメスのキジトラと暮らしています。3度の飯と同じぐらい、猫が大好きです。


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