2匹目の猫を飼いたい!先住猫への負担を減らすための工夫とは

2022.03.17

2匹目の猫を飼いたい!先住猫への負担を減らすための工夫とは

猫は一匹でももちろんかわいいのですが、2匹居ると毎日の暮らしがもっと豊かになりますよね! 2匹目を是非お迎えしたいと思った際に、期待する気持ちが大きくなる反面、先住猫と仲良くできるかなど、不安な気持ちにもなってしまうものです。 2匹目の迎え方や準備、そのほか多頭飼いに向けて気になることをまとめていきます。

2匹目の猫をお迎えしたい!多頭飼いとは

見上げるキジ白の猫

猫をお迎えしてみると、どこの家庭でもその子中心の生活になることでしょう。

一緒に居る時間はかけがえのない時間となりますが、飼い主さんにも生活がありますので、どうしても猫にはお留守番の時間ができてしまいますよね。

猫は人間の生活に混じって一匹だけで暮らしていると、どうしても人に対しての依存度が高くなってしまいます。

そうなってしまうと一緒に居る時間は、とにかく構って欲しいとアピールが続きますので、飼い主さんが普段から忙しい時間を過ごしている方なら、余計に愛猫を寂しくさせてしまうかもしれません。

ですので、せめてお留守番の時間に寂しくならないようにと、2匹目の猫を迎え入れたいと考えるようになることは、ある意味とても自然なこととも言えますよね。

2匹以上の同種のペットを飼育することを「多頭飼い」と言いますが、飼い主さんはかわいい猫が2匹に増える分、それに伴う苦労も倍になることを覚悟しえおかなければいけません。

2匹目の猫を迎え入れる際には、どんなことに気をつけるべきなのでしょうか?


2匹目の猫を迎える時に気をつけるポイント

ほかの猫を見つめる茶トラ猫

猫にもしっかりと感情があるので、2匹目の猫を迎え入れる際には、迎え入れる猫だけでなく先住猫のことも気にかけてあげなくてはいけませんよね。

まずは気をつけるべき、5つのポイントをご紹介いたします。

◆住んでいる環境は多頭飼いに適しているか

一番大切なのは、なんといってもお住いの環境が、多頭飼いに適した物件なのかが重要となります。

ある程度のお部屋の広さや、2匹目の猫が家に慣れるまで隠れることができる場所があるのかなども重要となってきますよね。

先住猫も新入りの猫も成猫の場合、お互いが環境に慣れるまで時間が要りますし、最初は別の部屋にそれぞれ隔離して、少しずつ慣らしていくのが望ましいです。

十分な距離の確保ができない場合は、お互いに相当なストレスや負担がかかってしまいますので、多頭飼いにはある程度の住まいの広さが必要と言えるでしょう。

また、お住まいが賃貸の場合、2匹猫を飼えるかどうかの確認もするようにしてください。

ペット可の物件であっても、「猫は一匹まで」などの規約の賃貸も多いので、後々問題にならないためにも、迎え入れる前に確認しておくと安心です。

◆先住猫の性格も考慮が必要

2匹目の猫を迎えるにあたって、先住猫の性格も考慮しなくてはいけません。

今までその家が自分のテリトリーだったのに、いきなり新入りの猫が来てしまっては、どんなに穏やかな性格の猫ちゃんであっても、びっくりしてしまいますよね。

とくに縄張り意識の強い子や、子猫のときからほかの猫と対面したことの無い子は、新入りの猫が来た瞬間に、急激にストレスを受けてしまう可能性が高いです。

猫同士であれば必ず仲良くなってくれるだろうという考え方は、人間の願望でしかないので、猫それぞれの性格を尊重してあげるようにしましょう。

中には多頭飼いがまったく向かない性格の子も居るので、一人遊びができて構ってちゃんでなければ、多頭飼いではなく、その子一匹に愛情を注ぐと良いかもしれません。

◆年齢や性別による相性にも注意

多頭飼いをする際には、先住猫と新入りとなる2匹目の猫の性格も大事ですが、年齢や性別による相性にも注意をするようにしましょう。

猫は年齢が若ければ若いほど順応性が高いと言われているので、多頭飼いの際もお互いが子猫のうちから始めると、すんなりと環境に馴染んでくれることが多いです。

子猫は縄張り意識も無く、遊び相手として相手を認識するようになるので、とくに心配が要りません。

そして成猫の場合は、メス猫同士や去勢・避妊手術が済んでいるメス猫とオス猫であれば、比較的トラブルが少ないとも言われています。

とくに相性が悪いのが、オスの成猫同士の多頭飼いです。

オス猫は縄張り意識も強く、喧嘩に発展しやすいので注意するようにしましょう。

また、先住猫が高齢の場合に子猫を迎え入れるのも、おすすめはできません。

元気な子猫はお構いなしに高齢猫にじゃれますので、大きな負担がかかってストレスを溜めさせないためにも、年齢や性別の相性を考慮するようにしてあげてくださいね。

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◆健康状態の確認をする

猫を迎え入れるということは、先住猫にも新入りの猫にも、様々なリスクが降りかかってきます。

新しい猫が家にやってくることによって、先住猫はストレスを抱え体調を崩すことがあるかもしれません。

そのようなときには免疫も落ちて病気にかかりやすくもなりますので、二匹目の猫を迎え入れる際には、先住猫の健康診断、ワクチンの接種などを済ませておくようにしましょう。

新入りの猫も同じく、健康チェックが済んだあとに迎え入れることが望ましいですが、難しい場合は新居と先住猫に慣れて、ストレスが軽減したあとに動物病院を受診してあげてください。

◆先住猫優先を心がける

2匹目の猫を迎え入れるときは、どうしても気持ちが新入りの猫ちゃんに行きがちになってしまいますが、ここは期待の気持ちをしっかりと押さえて、いつどんなときでも先住猫優先で考えてあげるようにしましょう。

実際に2匹目の猫を迎え入れた際に、飼い主さんがその猫ばかり構っていたら、自分の家、家族なのに一気に孤独を感じてしまうようになります。

今までは一匹で自由気ままに暮らしていたのに、一気に生活環境が変化してしまえば、誰だってストレスが溜まってしまいますよね?

2匹目の猫が増えたことによって、先住猫には様々な制限が生まれてしまうので、せめて飼い主さんは、先住猫に大好きな気持ちをしっかりと態度で示してあげるようにしましょう。


2匹目の猫を迎えるために準備するもの

2匹目の猫を迎え入れると決まったら、先住猫が窮屈に感じないように、そして新入りの猫が家に馴染めるように、様々な物を準備しなくてはいけません。

新入りの猫に早く馴染んでもらうためには、どんな物を準備しておけば良いのでしょうか。

◆大型のケージ

先住猫が自分のテリトリーに敵が入ってきたと認識しないためにも、最初はある程度の距離をとっての対面が必要となります。

円滑に隔離を行うためにも、大型のケージがあると安心です。

ケージはほかにも様々な使い道がありますので、購入を悩んでいるのならこの機会に準備しておくことをおすすめします。

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◆トイレ

トイレもそれぞれの猫に専用のトイレが必要なので、必ず2匹目を迎える際には新しいトイレも準備しておくようにしましょう。

猫は一匹に対して2個のトイレが理想的とされていますので、2匹の猫に快適に生活してもらうためにも、合計4個のトイレを準備することが望ましいです。

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◆食器や給水器

最初のうちは先住猫と2匹目の猫を隔離して、食事を与えなくてはいけないので、キャットフードを食べる食器はもちろん、お水を飲む食器も別に用意しておかなくてはいけません。

給水器を先住猫が使用している場合は、もう一つ給水器を用意するか、2匹目の猫を隔離している間は、飲み水用の食器を準備するなどの工夫をしましょう。

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◆ベッド

猫は自分の落ち着ける場所を探すのが得意な動物ですが、新入りの猫は家の中を最初は自由に散策できませんので、落ち着けるような場所を飼い主さんが提供してあげなくてはいけませんよね。

先住猫と隔離して過ごす最初の期間でも、落ち着いて眠れるように、ベッドなどのアイテムを準備しておくのもおすすめです。

迎え入れる前に愛用していた毛布やタオルがあるのなら、それを一緒に置いてあげるようにしましょう。

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◆キャリーバッグ

キャリーバッグも猫一匹に対して一つ準備しておくと、何かと便利です。

迎え入れる際もそうですし、動物病院に連れていくときなどにも使用しますので、2匹目を迎え入れる際に、一緒に準備するようにしましょう。

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2匹目の猫の迎え方

すべての準備が整ったら、いよいよ2匹目の猫の迎え入れです。

まずは2匹目の猫を迎え入れた際に、キャリーバッグなどに入れて家に連れてくるかと思いますが、そのままキャリーに入れて先住猫に対面させるようにしましょう。

お互いにニオイを認識し、慣れるまでは数日かかることもあるので、慣れるまではそれぞれ別の部屋で過ごさせ、対面の際にはキャリーを使用する方法か、大型のケージを利用して距離をとるようにしてください。

すぐに慣れさせる必要はないので、お互いの気持ちを尊重しながら徐々に慣れてもらうためにも、最初の対面は短く、徐々に時間を延ばしていくなどの工夫が必要となってきます。

徐々にお互いの距離が縮まり、鼻と鼻で挨拶するなどの行為が見られたら、2匹目の猫をケージやキャリーバッグから出し、飼い主さんは傍で様子を見てあげてください。

そこから一切ケージなどを使用しないのではなく、その対面方法も徐々に時間を延ばしていき、リラックスして2匹で過ごせるまで見守ってあげましょう。


まとめ

椅子の上下でくつろぐ猫たち

2匹目の猫を迎えるということは、飼い主さんにとっては期待が膨らみ喜ばしいことではありますが、猫たちにとっては慣れるまで緊張状態が続くので、どうしても負担をかけてしまうことになってしまいます。

なので飼い主さんはいかに先住猫と新入りの猫が、ストレスを極力受けないように、徐々に慣れてくれるような対策を考えてあげなくてはいけませんよね。

猫はそれぞれ性格も異なりますので、性格を尊重しながら多頭飼いに慣れてもらう必要がありますが、なによりも大切なのは飼い主さんが途中で投げ出さないことではないでしょうか。

多頭飼いはある程度のコツが要りますが、新入り猫の迎え入れを失敗しないためにも、こちらの記事などを参考にして、猫たちが穏やかに暮らせるようにケアをしてあげてくださいね。



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たぬ吉

たぬ吉

小学3年生のときから、常に猫と共に暮らす生活をしてきました。現在はメスのキジトラと暮らしています。3度の飯と同じぐらい、猫が大好きです。


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